婚姻届とか戸籍謄本とか結婚とか

事実婚に近い状態(住民票が分かれているので書類上は別世帯)から、法律婚に移行しました。

婚姻届

京都市のサイトでPDFをダウンロードして印刷することもできたけど、普通に区役所で書類をもらってきた。
婚姻届2枚(恐らく書き損じに備えて2枚)+記入例が載ったわら半紙1枚を折りたたんでセットにしたものが置いてありました。

それまで婚姻届を見たことがなかったから、けっこういろいろ書く場所があるんやなって思った…。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 住民票を置いてる住所
  • 本籍
  • 父母の氏名と続柄(例:長女)
  • 婚姻後の氏(夫の氏 or 妻の氏のどちらかにチェックを入れる)
  • 婚姻後の新本籍(好きな場所を選べるが、夫婦の新居の住所にしておくと便利)
  • 同居を始めた時期(生活をともにすることが重視されてるんだなと思った)
  • 初婚 or 再婚(どちらかにチェックを入れる。本籍の関係で必要っぽい)

他にも職業欄があったけど、国勢調査がない年は書かなくてよかった。
あとは直筆の署名と、婚姻届に不備があった場合の連絡先(ケータイの番号)、それから押印が2ヶ所。

後半は証人になる人の欄。
証人の署名・押印・生年月日・住所・本籍をふたり分。
たいていの場合、夫婦それぞれの親のどちらかを書くことが多いんじゃないかなと。
うちの場合もそれぞれの母親が書いてました(ただし母親ではなく父親の名前を書いてた)

いかにも役所の書類らしい、薄くてぺらっぺらのつるっつるの紙だったんですよ。婚姻届。
こんなに薄くて大丈夫かな…薄いほうが管理しやすいのかな…とか思った。

しかし、最後にハンコを押してみたら、めっちゃくちゃ押しやすくてびっくりしました。
ハンコを押すのが苦手で、いつも力いっぱい押し続けないといけないのに、婚姻届は少しの力でキレイに押印できた。

普段まったく意識していない本籍地

去年、水谷さるころさんの『結婚さえできればいいと思っていたけど』を読むまで知らなかったんですが、「結婚イコール入籍ではない」のね…。

結婚するまでは夫婦それぞれが実家の戸籍(両親と同じ戸籍)に入っているので、結婚すると初めてそこから籍を抜いて、夫婦ふたりだけの新しい戸籍をつくることになる。
だから結婚しても籍を「入れる」わけではない。むしろ「つくる」。
(区役所に行ったら婚姻届と入籍届が別々の書類として存在してました)

で、婚姻届を出す時は、戸籍謄本を一緒に出さないといけない。

「婚姻届は提出前に1度、区役所の窓口で見てもらって下さい」と言われていたので、書きかけの婚姻届を持ってって見てもらったんですよ。
その時に聞いたところ、「本籍地が京都市内にある場合は、戸籍謄本はいりません」と言われました。
というわけで私は出さなくて済んだ。夫は本籍地が他府県なので出す必要がある。

戸籍制度なんて今では中国と日本にしか存在しないし(韓国や台湾は廃止)、何かと面倒だからやめちゃえばいいのに…と思いつつ、義母さんにお願いして夫の戸籍謄本をとってきてもらいました。

おかげで夫の戸籍謄本を見る機会に恵まれたんですが、けっこう面白かったです。
義姉さんたちは結婚してるから除籍マークがついてるんだけど、ちゃんと除籍後の義姉さんたちの情報も全部載ってるのね。新本籍とか夫の氏名とか全部。
一方、義父母の出生時の本籍地を見ると、昔の地名なので「そっか!あの頃の行政区分は村だったんだ!」みたいな驚きが。

改姓

名前が変わるの嫌だなー面倒くさいなー、事実婚でもいいんじゃないの?って思ってたんですけどね。
夫が事実婚を望んでいなくて、おまけに長男なので、じゃあ私が改姓するしかないな…と。
(私の旧姓がもっとかっこいい名前だったら俺が改姓してもよかった!とは夫の談)

区役所で婚姻届の事前チェックを受けた際、「奥さんが改姓される場合、奥さんのマイナンバー通知カードも一緒にお持ち下さい」と言われました。
あと、我々は同居してはいたものの、住民票(世帯)はそれぞれ独立していたので、結婚にともなって世帯合併の手続きが必要だったため、その書類ももらった。
夫が世帯主になり、そこに私が入るという形をとる。

そんなこんなで私のほうが手続きは多くなります。

婚姻届そのものは、午前0時すぎの区役所の時間外窓口に提出してサクサクと終了。
(本人確認のために夫婦ふたりの身分証を提示する必要があった)

朝になってから、出勤前に私ひとりで区役所に行って、改姓にともなう諸手続き。

まず住民票の世帯合併の書類と、マイナンバー通知カードの氏名変更。
私は国保だったので、その後、国保の窓口に行って、保険証の再発行をしてもらいます。
さらに国民年金の窓口に行ってみたところ、わざわざ年金事務所まで行かなくても、その場で年金手帳の名前を(手書きで)書き換えてくれました。

面倒くさいな!って思ってたけど、役所の人は慣れてるので、てきぱきと教えてスムーズに進めてくれましたよ。

あとは本籍地入りの住民票を申請し、それを警察署もしくは免許証更新センターに持っていって、免許証の裏側に新しい名前を入れてもらい、免許証内蔵のICチップに新本籍地を入れてもらう。
(この時、持っていった住民票は返却してもらえませんでした)

公の書類はこれで済んだけど、民間のサービスの改姓手続きはこれからです…。改姓後のハンコが必要だってことを完全に忘れていた…つくらなきゃ…。

仕事は旧姓のままなので、今のところあまり名前変わった実感がない。

結婚に至るまでのあれこれ

面倒なことは極力避けたけど、それでも面倒ではあった。
実家がもっと遠い人たちに比べたら、かなりラクだったとは思いますが。

両家の顔合わせとかさ…。
お互いの両親の予定を何度も確認してから、ホテルのレストランの個室を予約して挑んだんですよ。
んで、そういう場所って、ランチだけで3000円以上するし、個室はチャージ代金がかかるのね。知らんかったよ…。
お高いだけあって、めっちゃサービスが丁寧でした。

結婚式は絶対にしたくなかったので、「しません!」とはっきり伝えたら、あっさり通った。それが1番うれしかった。

結婚指輪も買ってません。もともとペアリングをしていたので、このままでいいよねーって。

婚姻届を書きながら「あー!住所とか本籍地とか書くの面倒くさーい!」って叫んでたら、母に「銀行なんてもっと面倒くさいでー?」などと言われてしまった。ショートカットでコピペしたい気分です。

このあとは民間サービスの改姓手続きに加えて、夫が職場でいただいた結婚祝いのお返しを用意するというミッションが…。
おおおおおお気持ちだけで!お気持ちだけで充分です!結婚式もしないんで!!

雑感

彼氏ができた時「うかつに死ねなくなったな」と思ったけど、結婚したので「ますます死ねなくなったな」と思った。

顔合わせの前日、夫に「あなたの親御さんのお名前、何やっけ?」と聞かれた時、とっさに「母の名前はA子。おばあちゃんはAちゃんって呼んでた」と答えた。
そういえば、おばあちゃんはそう呼んでたんだよな、と思って、祖母が自宅で亡くなった時のことをやたらと思い出してしまった。
祖母が息を荒げて、赤茶色の痰みたいなものを何度も吐いて、その痰で汚れたタオルを手洗いするために席をはずしたほんの10分かそこらのうちに祖母は息を引き取ってしまったな、とか。
(うちの家は大雑把なので、赤茶色の痰がとりきれなくてシミになったタオルをその後も平然と使い続けた。「あーこれおばあちゃんが亡くなった時の」ってシミを見て思い出しながら普通に使ってた)

祖母が亡くなる少し前には、母が倒れて入院してた。
心配した友達が「何か手伝えることないか?」ってわざわざ家まで来てくれたけど、まさか「母の下着を一緒に探してくれ」とは言えず…。
なるほどなー、こういう時は夫がいると心強いのかもな、なんて思ったのね。家族が病気になるのって怖いんだなって。
その時の私は病んで無職になってて、再び働ける自信も、ましてや誰かと恋愛して結婚する自信もなかった。

結婚した直後は、特に何の感慨もなかったんやけど、なんとなく祖母の最期の様子や、母が入院した時の様子を思い出してる。

結婚したおかげで、これからは私や夫のどちらかに何かあった時、法的な家族としてちゃんとその場に立ち会えるな、と思ってる。