Kindle書評『歯はみがいてはいけない』『BANANA FISH』『カラーレシピ』ほか

Pixivで二次創作を読みあさっているため、Kindleでの読書ペースが一気に落ちました。
そんな中でもちょくちょく読んだ本があるし、感想いってみよー。

最近読んだ本

森昭『歯はみがいてはいけない』


歯医者さんが、日本の歯みがき・虫歯対策は時代遅れもいいところだよ!と指摘する1冊。
タイトルは出版社の都合で相当あおりまくってますが、内容は普通です。

  • 食後すぐに歯ブラシを使うと、歯の表面が傷ついて逆効果
  • 唾液の殺菌効果を活かすべく、デンタルフロスで歯と歯のすきまを掃除して唾液の通り道をつくるべし
  • 通常の3列歯ブラシはおすすめしない。ワンタフトブラシのほうがいい
  • 歯ブラシにも雑菌が繁殖するため、月に1回は買い替えよう
  • 起床時は口の中が雑菌だらけ。朝起きてすぐデンタルフロスを使おう

起床時の雑菌の話は私も知っていたので、20歳前後のあたりから朝起きてすぐに口をゆすいでます。
この本を読んだあと、何日か「朝起きてすぐデンタルフロス」も試してみたんですが、難しいんですよねデンタルフロス…。
今はゆすいでるだけです。

私の場合、2015年に歯医者で40万吹っ飛ぶという手痛い経験をして以来、現在は寝る前にワンタフトブラシと歯間フロスピックを使って歯みがきしてます。

デンタルフロスが苦手な人も、歯間フロスピックなら簡単だよー。デンタルフロスよりお金かかるけど。

あと、2ヶ月に1度のペースで歯医者さんに通って歯のクリーニングと定期チェックしてもらってる。
ただね、この定期クリーニングって、普通に虫歯を削ってもらうよりもお金かかるんですよ。
予防を重視して、制度を見直したほうがいいのでは…と思います。セラミックも保険対象にしてほしい。

そんな感じで、ふむふむと思いながら読んだんですけど、スウェーデンの話はちょっと疑いながら読んでしまった。
というのも(この本の著者とはまた別なのですが)スウェーデンの医療事情を紹介した記事に対して、スウェーデン在住の人が「それはまちがっている」と指摘するコメントも見かけるので。

吉田秋生『BANANA FISH』1〜11巻


いつかは読もうと思っていた名作。全19巻かな?
しかし思ったより長かったため、まだ途中までしか読んでません。
アッシュが死ぬと知っているから、最後まで読まないかもしれない…。

舞台は1980年代かそこらのアメリカ。設定は古いけど、やっぱ面白い。
こういう「BLじゃないけど、BL以上に深いきずなのあるふたり」っていいなぁ。

「絆」が「ほだし」でもあるように、英二はアッシュの弱点になってしまうんですよね。
初めて会った時からなんとなく心を許してて無警戒になってしまう特別な相手。
だからこそ、アッシュを傷めつけたい相手は英二を狙うことになるし、アッシュは英二のためにためらいもなく命を投げようとする。

個人的にはディノも面白い。だんだん好きになってきた。

ディノは、自分を裏切ったアッシュを殺してやると怒り狂いながらも、他の人間の手で死ぬことは許さないんですよ。
むしろ、危機に陥ったアッシュに発破をかけて再び立ち上がらせようとするし、アッシュが見事に逃げ出すと「さすがは俺が育てただけある」みたいな感じで満足そうに笑う。
自分以外の手で殺されるのは嫌だから助ける、でも自分の手で殺したい。

江口夏実『鬼灯の冷徹』壱


知り合いがこの作品の同人沼に落ちたため、興味を持って読んでみた。

地獄を舞台にしながらも、そこで働く獄卒たちが仕事に追われてキレながら人事配置に悩んだり、他部署や同僚と対立したり、上司と部下の関係に悩んだり、休暇をもぎとろうと画策したりするお話。
おや…これって地獄絵巻というよりオフィスを舞台にした日常系漫画…?

しかし、地獄で働くのってしんどそうですね。人間関係がね。
たまに異動はあっても、転職とかほとんどなさそうだもん。流動性のない人間関係って病むわ。

はらだ『カラーレシピ』1巻


BL漫画。
前から存在は知ってたんだけど、もっと早く読めばよかった。これ好きなやつだー。

主人公は、技術はあるけど接客がからきしで、いまいち指名客がつかない美容師の。
そこに、有名店から引き抜かれてきた、自分とは真逆のタイプの美容師がやってくる。

反発し合いながらも、危ない客との攻防があったりして、ふたりの距離は近づいていく、が…。

りくちゃんが何気に1番怖いキャラなんじゃなかろうか。
普通に考えたら、主人公を着々と落としにかかる攻めが怖いんだけどさ、その本性に気づきながらも怖い笑顔を裏に隠して、高みの見物してるりくちゃんのほうが怖いよね?!

2巻が楽しみです。

余談:続きものの漫画

菅野文『薔薇王の葬列』7巻


今までで1番の鬱展開。大好きな主要キャラが容赦なく殺されて死ぬ。
ほんっと、史実モノはつらい…!
「だって歴史の流れはこうだと決まってるから」って感じで、どんなに人気のあるキャラでも凄惨な死に方する!

つらさを彼氏に訴えたところ、「そんなん、三国志なんてどんな人気キャラでもバンバン死ぬで」と歯牙にもかけない答えが返ってきました。
これだから三国志クラスタは嫌だよ。

しかし、王妃マーガレットの存在感はずば抜けてますね。
彼女の台詞だけ、名言のオンパレードですよ。激しい気性と剛胆な性格。まさに王者。

一方、同じ王妃でも主人公の母親セシリーは、病的なまでの思いこみが恐ろしい。
主人公を悪魔だと信じて、「私が産んでしまった悪魔から、私の大切な家族を守るために」と彼女がとる行動は、主人公の心をずたずたに引き裂く。

あとは初登場時から気になっていたバッキンガムが、やばい本性を開花させつつあったり。
子どもの頃から一貫して主人公に忠実な従者ケイツビーが、必死で主人公の心を守ろうとしたり(でも果たされない)

この巻で第1部が完結だそうです。