「ユーリ!!! on ICE」10話で爆撃を食らってまだ正気に戻れない

※ネタバレしてるので注意。

木曜の夜、フィギュアスケートアニメ「ユーリ!!! on ICE」(以下YOI)の10話を見ました。
テレビ放送は水曜の深夜だけど、うちはテレビがないから木曜の夜のAbemaTVで見て、さらに日付変わってからのAmazonプライムで見返した。

…7話で爆破され、9話で不穏な先行きを予想して泣いたあとの10話は、7話を超える爆撃を食らってファンダムが阿鼻叫喚。お祝いの絵が乱舞。
まさにそんな感じです。

友達が「やばいしか言えない」「これ夢?」って言ってた。

冒頭のヴィクトル

今までずっと勇利視点で語られていたのが、10話では冒頭からヴィクトルの視点で始まってさ。
グランプリファイナルに出場した選手を紹介していくんだ、け、ど。

長らく同じ舞台で闘ってきたクリスには、親しみをこめていろいろ言ってる。
他の選手についてもあれこれコメントしてる。

ピチットくんがInstagramに上げてる自撮り画像、いっぱい出てきてうれしかったです。

#phichit_chu

「ユーリ!!! on ICE」公式さん(@yurionice_pr)が投稿した写真 –


YOIの公式アカウント見てると、ピチットくんに対して「Master selfie(自撮りマスター)」ってコメントしてる人がいた!

ただ、そんなヴィクトルもJJに対してだけは反応が薄い。
名前を呼ぶところからして「ジャン・ジャック・ルロワ…だったかなぁ」と興味なさげ。
「ま、他の選手にはない近寄りがたさがあるよね、うんうん」くらいの感じであっさり流しちゃう。

他の人の感想を読んでたら、9話が放送された時点で「ヴィクトルってJJには塩対応だよね」って指摘してる人がいたけど、10話でそれがはっきり出てるよなぁ。

「俺が俺が!」って勢いで我が強くて自信家で、勝ちたくて勝ちたくてヴィクトルを絶対的にライバル視してるJJ。
でも昔から圧倒的な強さで勝ち続けてリビングレジェンドと呼ばれたヴィクトルは、JJのことが最初から視界に入ってないんだろうな。「なんかうるさいなぁ」くらいの…。

そして最後に勇利のことを「時差ボケ・スリーピングビューティー」と紹介。
なんだそのリズムのいいキャッチコピーは!

てなわけで10話はいい感じに始まったんだけど、そんなものは中盤から来る爆撃の前の静けさにすぎなかった。

指輪と教会

試合が始まる前日、練習を終えて仲良くバルセロナ観光をする勇利とヴィクトル。

そこで「お守りがほしい」と言って、なぜか金色の指輪を買う勇利。
マジ?!?!なんで指輪?!?!

一瞬だけ映ったレシートを判読した人たちによれば、ひとつ10万円近いお値段の指輪だそうです。
(僕の気持ちだから!って言ってヴィクトルの分もまとめて分割で買ってたぞ勇利)

先週、9話の最後で次回予告の時に「丸くて金色のものがほしい」って勇利が言ってるんよね。
てっきり金メダルがほしいってことだと思ってたのに、そ、そ、そっちー?!?!

その後、クリスマス仕様の聖歌隊(トナカイの角をつけてる人もいたりする)が賛美歌を歌う荘厳な教会の片隅で、お互いの右手の薬指に指輪をはめるのであった。
なんでや。なんでそんな場所におるんや…!

指輪については、勇利は一貫して「これはお守りだから」とか「今までのヴィクトルへのお礼の気持ち」とか言い続けてる。
だから単純に、余計な邪魔が入らないところで落ち着いて指輪を渡したかったというだけの理由で、教会を選んだんだろう、け、ど。

それ、勇利以外の人にとっては別の意味にしかとれないよ…!
実際、このあとにそれが判明する。

しかし、勇利がヴィクトルに指輪をはめたあと、ヴィクトルがそれを受け入れて、今度は勇利に指輪をはめてあげるじゃないですか。
そのあとのヴィクトルのやさしげな横顔、目がふるふるとゆれてるのね。
これはどういう感情を表現しているのか…。

とんでもない爆撃を食らって、この時点で私は「えぇぇええ?!」ってなってる。
二次創作でありがちな結婚ネタ(にしか見えない展開)を公式がやってのけたわけですよ。最初の爆撃。

指輪と宣戦布告

その後、ひょんなことから勇利とヴィクトル、クリス、ピチットくん、友達になったユリオとオタベック、日本から足を運んだ真利姉ちゃんとミナコ先生の8人で食事をすることに。
グランプリファイナルに出る男子フィギュアスケーターは、JJ以外が全員揃った格好です。

ここでサラッと「去年のグランプリファイナルの際、試合後のバンケット(パーティー)で勇利がとんでもないことをやらかした」ことが暴露される。

他の選手とうまく話せない勇利は、ひたすらシャンパンをあおり(映像を見る分には16杯くらい飲んでる)、酔っぱらってしまった。
だから自分が何をしたのか完全に忘れてるのね。

でも、その場にいた人たちは全員覚えてるし、スマホに写真や動画も残ってる。
どうやら勇利は他の選手に絡みまくって踊っていたらしい、ということがわかったあたりで、クリスがふたりの指輪に気づく。

とたんにびびって隠そうとする勇利と、いつもの能天気そうなノリで「おそろいだよー」と見せつけるヴィクトル。
どう見てもそういう指輪にしか見えない。

それをまじまじと見たあとのピチットくんが最高でしたね。
パッて目を輝かせて、「結婚おめでとー!」と拍手を送り、お店中に響き渡る声で「皆ー!僕の親友が結婚しましたー!」と叫ぶ。めっちゃいいやつ。

何も知らない他のお客さんたちが「オオー」と拍手。
呆然とする真利姉ちゃんとミナコ先生、そのままヒュー♪と口笛でも吹きそうな顔で面白そうに見てるクリス、ワナワナしてるユリオ、真顔で拍手してるオタベック

勇利が「ちがうんだ、これはお守りで、お礼の気持ちで…」ってあたふたと言い訳してるけど、多分誰も聞いてない。というか耳に入ってない。

ようやくヴィクトルが「結婚じゃないよ」とツッコミを入れる…と見せかけて、これがまた全然ちがう方向に突き抜けていく。
「これはエンゲージリングだから、結婚は金メダルだよ」

「結婚じゃなくて婚約だよ」ってお前、ツッコミ入れるべきはそこじゃねえよ!!

2回目の爆撃でこっちは青息吐息ですが、その場にいた勇利以外の選手一同はもはや「結婚」という言葉など聞いちゃいない。
「金メダルだと…?」って感じで一気に勝負スイッチ入っちゃって、全員の目に炎が宿ってる感じ。

緊張が高まった次の瞬間、すべてをぶち壊す空気読まないJJの登場。
「金メダルをとって結婚するのは、この俺に決まってるー!」

とたんに全員しらけてしまって、「明日早いから帰ろ」とJJを置いたまま店を出ていく。
この全員のJJに対するそっけなさが笑える。

「え、ちょっとちょっと…冗談だっつーのー!」というJJの叫びが夜のバルセロナに響くのであった。

ふたつのLを手に入れて過去の自分(ヴィクトル)は死んだ、のか?

翌日、朝の海辺で、右手を朝日にかざして指輪を眺めてるヴィクトル。何考えてるんだろう。

そこへ激しい蹴りとともに登場し、「ヴィクトル・ニキフォロフは死んだ」と強烈な宣戦布告をかますユリオ。
愛だのなんだのふざけんな、俺はそんな生ぬるい相手は認めねえぞ!って感じですよね。

ヴィクトルの対応が怖かった…いつもみたいにへらへら笑って流すんじゃなくて、ユリオの顔をガッとつかんで見下ろしてた。
うっすら口元だけで笑ってるのがまた怖い。

最後にヴィクトルが「勇利にふたつのLをもらった人はたくさんいるんだよ」ってなことを、ここにいない勇利に向かって心の中で言ってるね。
ここ、「ふたつのエール」って言ってるのかな?それにしては短いなーと思ったけど、Lだったのか。

ふたつのLというのは、冒頭でヴィクトルがぼんやりと語っていたLIFEとLOVEのことです。
自分は今までの人生で、このふたつをおろそかにしてきた、とさりげなく語ってるのが悲しい。

その後、いよいよグランプリファイナルが開幕して、戦う者の顔つきになった選手とコーチ陣がリンクに向かっていくところで本編は終わる。

伏線を回収する衝撃のED

問題はそのあとのEDだった。
10話だけの特別仕様のEDになっているという話は聞いてたんですよ。
やばかった。

去年のグランプリファイナルのバンケットで、酔っぱらった勇利が何をやらかしたのか、それがEDで明らかになったわけです。
選手たちのスマホのアプリから、その時の写真を呼び出すという演出で、次々にいろんなカットが出てくる。
(この時のカットは、YOI原案の漫画家・久保ミツロウが原画を担当している)

なんと酔った勇利はジャケットを脱いで踊り狂ってるんですね。

ひとりで踊り、ユリオにダンスバトルを挑んで踊り、ヴィクトルとも仲良くペアになって踊り、さらにはズボンも脱ぎ捨てて半裸でポールダンスをしている。
ポールダンスに至っては、パンツ一丁になったクリスと一緒に見事な合わせ技を決めている。

ユリオのものと思われるスマホ(壁紙がピロシキ)には、他の選手のスマホよりもたくさん写真が入ってた。ユリオ、お前…!

んで写真の紹介が終わった最後、通常のアニメに戻るの。
去年のグランプリファイナルのバンケットで、酔った勇利がヴィクトルに抱きついて図々しくも大胆に絡んでる。
「俺のコーチになって!」と。

そして、ヴィクトルが少し頬を染めてハッとするところで終わる。
日本でも海外でも「これは男が落ちる瞬間の目だ」「これは恋に落ちる音だ」という感想が出てた。
恋かどうかは知らないけど、ヴィクトルが落ちた瞬間ではあるよな。

このEDで、今までの謎が解けたんですよ。

トップスター、誰も追いつけない天才、リビングレジェンドであったヴィクトルが、ヴィクトルのプログラムを完コピした勇利の動画をたまたま見ただけで、すべてを捨てて日本に来て勇利の押しかけコーチになるなんて。
どんな少女漫画?って感じじゃないですか。

少女漫画っぽい都合の良さだなと思ってたんですよ。
でもこれ、去年のバンケットで勇利が「Be my coach!」ってヴィクトルに迫ってたからじゃねえか!

あと、ヴィクトルは誰にでもにこやかに同じような対応するくせに、勇利に対してはやたらとスキンシップ激しかったじゃないですか。
一緒に寝ようって誘ったり、妙に顔が近かったり、人前で平然と抱きしめたり抱きついたり。

これはヴィクトルのことを変な外国人として描きながら腐女子受けを狙ってるのか…と思ってたけど、去年のバンケットであれだけ一緒に踊り狂ってたらそりゃ距離も近くなるわ!

ユリオだって、1話のシニアデビュー前から勇利のあとをつけてトイレに入ってきて、個室のドアを蹴飛ばして宣戦布告とか、めっちゃ勇利のこと意識してたけどさ。
去年のバンケットでダンスバトルした相手だから、そりゃライバル視するよな!

あれが全部、伏線だったなんて…。

「メンタル弱くて自分からは積極的に動けない巻き込まれ型の主人公です」みたいな顔してるけど勇利、全部お前が元凶やないか!
どころか積極的に自分から動いとるやんけ!

でもこれ、9話で感じた不穏な先行き(勇利の引退の決意)は解決してないんだよな。
どうするんだろう。

余談

完結してないアニメ、原作のないアニメをリアルタイムで追いかけながら見るのは、これが初めてでした。
だから本当に先が読めなくて怖い。

でも、だからこそ見ていて感情があふれるというか、面白いですね。

10話で伏線が回収されて、「あぁ!そういうことだったのか!もっぺん1話から見なきゃ!」ってなるじゃない。
きっとこれ、完結後に見てたら私はそこまで驚かなかったと思うのね。
「おぉ、そうきたか」程度だったかもしれない。

じりじり1週間待ってからの、この展開だったから、「うわーやられた!」ってすごく感情が動いてしまったんよ。
リアルタイムってすごいな。こんなに感じ方が変わるなんて知らなかった。

しかし、実家の両親にもメールで布教してしまったから、10話をどんな顔して両親が見てるのか想像すると怖い。
このあと彼氏と一緒に見る時も反応が怖い。私まじでどんな顔すればいいかわからないの…!

アニメージュも本屋さんで昨日買ってしまった。YOI特集の別冊がついてるっていうから、つい…!
自分の好きなカットが収録されててうれしいです。

余談その2:面白かったツイートの皆さん

※ブログに載せられたくないよーってかたはご連絡下さい。


公式サイトではないので、恐らく海外のファンダムのWikiではないかと。
10話を見る前に見つけてしまったので、何があったのかと朝から激しく動揺した。

さすがにロシア語やタイ語のツイートは読めないんだけど、英語はけっこう読める、気がする。
ツイート程度の短さで、好きなアニメの話題だと読みやすいんだなぁ…。