Kindle書評『天冥の標Ⅸ PART2 ヒトであるヒトとないヒトと』『弱虫ペダル』その他

自分の記憶とか思い出とか信用できないから、そういう日記めいた内容はブログに書くのをやめよう。
ブログに書くのは、本の感想くらいにしよう。

と思ってたら、大人買いした『弱虫ペダル』の読破に時間かかってしまった。
ようやく読み終えたので感想いってみよー。

小川一水『天冥の標Ⅸ PART2 ヒトであるヒトとないヒトと』


全10部で完結予定のSF小説、ついに9部(Ⅸ)が終わった。

惑星セレスは、ついにカルミアンの母星にたどりつこうとしている。
一方、カドム・セアキなどの主人公たちは、ノルルスカイン経由でミスチフの存在を知ることに。
セアキとアクリラの関係にも変化が生まれる(BL展開)

エフェーミアの話が、個人的には1番好きでした。「ものを持てないの」という話。
彼女が最初に出てきたのは、もうずっとずっと前だという気がする。救世群が硬殻化した頃だったし…何巻だったっけ。

カルミアンの母星で何が起こっているのか。
争い合う救世群とシーピアンをのせた惑星セレスが、そこに突っこんでどんな手洗い歓迎を受けるのか。
救世群内部の反乱によって姿を消したミヒルたちは今後どう絡んでくるのか。
救世群と闘うために進んでくる太陽系人類はどう動くのか。
ミスチフは何を企んでいるのか。

まだ完結していないけど、本当に、遠くまで来てしまった。
始まりは2015年の地球だったのが、今やすでに2800年代の惑星セレス(しかも移動中)。
時間的にも距離的にも、とてもとても遠い。

立花晶『すぴすぴ事情 ~白文鳥偏愛日記~』


文鳥エッセイ漫画。絵は少し昔風です。

文鳥かわいいなぁ、いつか飼いたいなぁと思いながら、こういう漫画を読んで満足している。
実際に飼うとなると大変ですものね…。

渡辺航『弱虫ペダル』1〜47巻


dTVやHuluでアニメを何度も見て、劇場版は映画館に足を運んで見た弱虫ペダル。
(アニメのOPやEDで流れていた「弱虫の炎」と「Glory Road」もiTunesで買った)

あまりにも原作の巻数が多くて、読むのをためらっていたのですが、とうとう大人買いしました。

キャラ濃すぎだろ!設定が極端すぎだろ!とは思うのですが、やっぱり面白い。
アニメでは最初から長髪だった巻ちゃんですが、原作だとそうでもないですね。最初は肩あたりまでの長さなのに、気がつけばだんだん長くなっている…。

そんな巻ちゃんに強く影響されている主人公・小野田坂道。
今泉が「お前、たまに授業中も『ショ』って言ってるぞ」と坂道に指摘しているシーンは、めっちゃ笑ってしまった。

47巻もめっちゃ気になるところで終わってる…!

最初は高校1年生の春からスタートしたのが、現在は2年生の夏。
「弱虫ペダルって、話がサクサク進むなぁ」と思ってしまうのは多分、おお振りがいまだに1年生のままだからです。

左京亜也『クロネコ彼氏のあふれ方』3巻


クロネコシリーズの「あふれ方」も完結。

「アソビ方」「甘え方」「愛し方」「あふれ方」ときて、また新しいの始まるかな?
著者のブログによれば、今後もショートを描く予定があるので、まだ終わらないかも、とのこと。

イラスト集も出たのね。さすがにこれは紙の本だけだろうなぁ。

ストーリーとしては、2巻で最大の危機に陥ったカップル(いったん破局)が無事に再びくっついてハッピーエンドです。
リオが幼児の特権で乱入してくる番外編も載ってる。番外編だけど前後編に分かれててけっこう長い。

このシリーズ、けっこう好きなんだけど、「あふれ方」は正直なところ共感しづらかった。

だって、もしこれが男女のカップルで、私が男の立場だったらめっちゃ傷つくし怒るし、気持ちが冷めると思うのね。

「こいつ、自分が傷つきたくないからウダウダ言って、すぐ『自分はもともと恋愛なんて駄目だったんだ』とか言って保身に走るし、ろくに愛情表現もしてくれない。そうやって、相手が自分を見捨てないかどうか試してるんだろうけど、気持ちを試すようなことされたら普通に傷つくわ」
って思う。

ただ、これはBLや少女漫画だけでなく、海外のハーレクインでも似たような展開をよく見るので、

「こんな素敵な人に、私なんかが愛されるなんて信じられない」

ヤケクソに走って相手の愛を試そうとする

相手が「俺の愛を疑うの?」とか言ってゆるがないのを見てようやく求愛を受け入れる

という設定は、女性にウケがいいのだろうなと思います。

でも実際の恋愛で似たようなことをやらかすと、相手に「これだけ好きだって言ってるのに、自分を試すようなことされたら、冷めます」と言われてフラれたりするけどね!
あくまでもファンタジーはファンタジー。

とはいえ、本編が無事ハッピーエンドでよかったです。
リオは今後どんな男の子や青年に育つのかなぁ。
そのうち、リオを主人公にしたシリーズが始まるかもしれないね。