ポケモンGO配信から5日:何歳から始めてもポケモンはかわいい、かわいいは正義

今年に入るまで、私はほとんどゲームと縁のない人生を送ってきた。
だから、ポケモンGOは、「生まれて初めて発売日(配信日)に入手して始めたゲーム」になった。

とても新鮮です。

ポケモンリリース時の思い出

1996年2月。ポケモンがこの世に生まれた時、私は中学生になろうという頃だった。
我が家ではゲームもアニメも禁止されていたため、私はポケモンをまったく知らなかった。

中学で仲良くなった友達には、5歳ほど下の弟がいた。小学2年生だっただろうか。
弟の友達がよく遊びに来るため、彼女は彼らと一緒になってポケモンや「ぷよぷよ通」「星のカービィ スーパーデラックス」などをプレイしていた。

もちろん私はまったく知らない。
彼女の家でプレステだかスーファミだかの操作方法を教えてもらい、生まれて初めてぷよぷよや星のカービィを遊んだのだった。

ポケモンはやったことがなかった。自分のゲームボーイがなかったから。
でも、彼女が弟と一緒にポケモンのアニメを見ていて、アニメのCDもよく流していたから、「めざせポケモンマスター」はちょっとだけ歌えるようになった。

中学生女子でポケモンに熱心な人は、あまりいなかったと思う。
オタクっぽい友達も多かったけど、弟がいる例の友達以外からはポケモンの話題をついぞ聞かなかった。

ゲーム好きの彼氏と同居して、32歳でバーチャルコンソール版の「ポケットモンスター ピカチュウ」をプレイするまで、本当にやったことがなかった。
アニメも今年になってからHuluで見始めたくらい。

ぶっちゃけ、つい最近まで私は「めざせポケモンマスター」の歌の一部と、ピカチュウの姿と名前しか知らなかったのだ。
ピカチュウかわいいですね…なんであんなにかわいいんですか…。

ポケモンリリース時の思い出 彼氏の場合

一方、5歳年下の彼氏は、私がぷよぷよで遊ばせてもらっていた友達の弟と同世代である。
まさにポケモンがドンピシャの世代。

小学1年か2年でポケモンがリリースされ、めっちゃくちゃプレイしまくったという。最初に選んだのはヒトカゲ。
初代アニメの第1話は、録画してしつこく何度も見ていたそうだ。

そのため、今でも初代ポケモンの話には異様に詳しい。
私がコンソール版をプレイしていた時も、「次はこのへんでこういうのが出てくる」とか、「これは必要ないから捨てたほうがいい」とか即座に答えが返ってくるという、Googleいらずのアドバイザーっぷりだった。

ポケモンGOリリース当日

2016年7月22日(金)、10時20分頃。
Twitterを見たら、ついにポケモンGOが日本でも配信されたよ!とツイートが流れてきた。

急いでアプリをダウンロード。しかし、ログインのためにはGmail(Googleアカウント)が必要だ。

ポケモン専用のGmailを取得していると、ちょうどそこへ別の人が出勤してきた。
(フレックスタイム制の職場なので、出勤時間は皆バラバラ)

私「ポケモンGO、出ましたね」
職「えっ、出ました?!」
私「えぇ、ついさっき」

職場の人もあわててアプリをダウンロードし始める。
そこへ他の人が打ち合わせから戻ってきたので、その人にも声をかけると、やはりあわててダウンロードし始める。

「うわ、めっちゃ遅い!職場のWi-Fi使ってるのに、なかなかダウンロードできひん!」
「きっと今、一斉に皆がポケモン入れようとしてるんやろな」

しばらくすると、最初のピカチュウを手に入れるため、他の人がiPhone片手にふらっと職場を出ていってしまった。

お昼休憩に出た時、私も最初のピカチュウを求めて5分ほど歩いた。信号待ちの時に捕まえた。
名前はもちろん「ピヨ」で。

my first #pokemongo #pikachu his name is Piyo.

ToLiさん(@tolitorey)が投稿した写真 –

見慣れた街の景色が変わる。ガソリンスタンドの前でポッポが出る。

うわぁ、すごいぞ。あんなところにジムがある。ジムのてっぺんにギャラドスが君臨してる。えっ、もうギャラドス?

あっ、これがポケストップか。へぇ、こんなところにお地蔵さんがあったんだ。

使い方がよくわかってなかったのと、昼間の暑さにやられたのとで、あまりポケモンを捕まえられなかった。
帰りにがんばるぜ!と思っていたら、同じこと考えてた人が多すぎてサーバ落ちた。

ポケモンGOリリース当日 彼氏の場合

彼氏は友達とピクニックの予定だった。
ちょうど家を出る直前にポケモンGO配信を知り、いざ集合場所に着いてみたら他のメンバーは軒並みポケモンGOのせいで遅刻したという。

私とちがって時間をふんだんに使うことができた上に、けっこうポケモンの出やすい場所にいたらしく、捕まえまくる彼氏。
しかし、何の準備もしていなかったため、ほどなく充電が切れてスマホ死亡。

そのため、帰宅の際は無料Wi-Fiがある駅まで来てから、ようやくタブレットをWi-Fiにつなぎ、TwitterのDM経由で「今から帰るよ」と連絡してきた。
(普段はLINEで連絡する)

週末のポケモンGO

休みの日は、私も彼氏もひきこもり気味だ。
彼氏はPS4でGTAやパワプロやスカイリムをプレイして、私はKindleアプリで本を読んでいる。

ところが、ポケモンGOリリース直後の先週末は、それどころではなかった。

「家のこっち側のほうがポケモンいっぱい出る感じやな。行ってみよう」
「ポケストップを効率的につぶすにはどうすれば」
と言い合って、ふたりで1日に何度も外へ出たのである。

日頃の運動不足がたたって、足は痛いけれども、ポケモンはかわいい。
それに、普段のそのへんの街を歩くだけでゲームになるなんて面白い。宝探しっぽい。

Ingressはなんだか難しそうに見えて手を出さなかったくせに、ポケモンがそのへんに出てくるとわかったとたん、熱心に外へ出て歩いてしまう。

ゲーム好きの彼氏は「Ingress?俺、歩きたくないから興味ない」なんて言ってたくせに、ポケモンのためなら何度でも外へ出ようとする。

週明けのポケモンGO

そして月曜になった。
ある程度わかっていたことだが、家の周辺よりも、職場の周辺のほうがポケモンは出やすいし、ポケストップも多い。

いつもより早い電車で出勤したのに、いつもより職場に着くのが遅くなってしまった。
通勤ルートの中に、やたらとポケモンの出る(そしてポケストップも多い)エリアがあるのだ。

彼氏は彼氏で、家事を手早く終わらせてチャリでポケモンを探しに出かけた。
スマホ片手にチャリを運転するのは危ないので、ジョギング用のバッグにイヤホンを挿したスマホを入れて、ポケモンが出たら音でわかるようにしたらしい。

こうして各々ポケモンを捕まえ、ポケストップを回り、家に帰る。
夕飯のあとはポケモンを整理しながら、マンションの最寄りのポケモンジムにバトルを挑む。

私と彼氏はチーム・インスティンクト(黄)を選んだ。
黄色はあまり人気がないみたいだけど、黄色はサンダーの色だし(彼氏が選んだ理由)、ピカチュウの色だし!(私が選んだ理由)

※インスティンクトって何かと思ったら、本能とか直感とかいう意味だった。
(赤のヴァーラーは勇気、青のミスティックは神秘的…)

スマホの振動が鳴ると、私も彼氏も一斉にスマホへ飛びつく。
「なんだ、そっちのLINEか」と離れる時もあれば、
「イーブイ出た!」と叫ぶ時もある。

彼氏のスマホはGPSがしばしば誤作動して、勝手に動いてマンションから離れた場所まで行ってしまう。
彼氏はこれを「荒ぶるGPS」と呼んで、うまいこと歩行距離を稼いだりポケモンを捕まえたりしようとしている。

ふたりともトレーナーのレベル上げを優先してやっているので、毎日お互いのレベルを確認して対抗意識を燃やしている。

面白い。
何より、自分のスマホの中で、ピカチュウをタップするたびに、ピカチュウが動いて「ピカチュウ!」と鳴くのがかわいい。

かわいいは正義。
しばらく楽しめそうです。