Kindle書評『彼女は一人で歩くのか?』と『応天の門』

Twitterに流れてくる画像ツイートを見て、「そういえば祇園祭だったな」と気づく日々です。

職場が祇園祭のエリアから離れてると、とたんに縁のないものになってしまう。
人が多いし、暑いし、率先して行こうとは思わないでござる。通勤の邪魔なんですよね…。

そんなわけで京都らしい季節感とか完全に無視して、本の感想いってみよー。

『彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?』


『女王の百年密室』シリーズよりも、さらに未来を描くSF小説のシリーズ1冊目。

人間って何?

一応、最初は「何者かに命を狙われている?!」というミステリっぽい始まり方なんですけど、どちらかといえば、これはSFです。

もちろん謎という意味でのミステリは存在するんですよ。
「この先、人類はどうなるのか?」とか、「主人公を狙っている組織は?」とか。

でも、話のメインとなるのは、
「人工知能や人工細胞が当たり前になった未来の世界で、限りなく人間に近づいたウォーカロンと、人間とのちがいは何なのか」
「そもそも、ちがいを見分ける必要とか、ある?」
というあたりです。SFだ!

こういうSFが読みたかったので大歓迎ですよ。
殺人事件の謎解きとか、まったく興味ないから…。
(ミステリが好きだった中高生の時も、トリックとか全然考えずに読んでた)

個人的には真賀田四季にもあまり興味がなく(というか完璧超人には興味がなく)、母に借りて読んだ四季シリーズは「なんだこれ…ポエム…?」と思って1冊目で読むのをやめてしまったクチでして。

だから、カスタマーレビューに目を通した時は、こんな未来のSFでも四季シリーズが絡んでくると知って、一瞬ぽちるのをやめようかと思ったほどでした。
読んでみたら大丈夫だったけど。

謎は解決しないまま終わります。
すでに2〜3冊目もぽちって読んでるよ。

『応天の門』1〜4巻


前から面白そうだと思っていた漫画。
そういえば5巻も出てたんだった。あとで読もう。

怪異の謎の裏に暗躍する権謀術数

舞台は平安時代。
まだ若かりし頃(むしろ子どもの頃)の菅原道真と、モテ男の在原業平が組んで、鬼の正体などの怪しげな謎を解き明かすお話です。

道真のほうは「面倒なことはごめんですよ。そんな暇があったら本が読みたい」と嫌がってるんですけど、業平の影響で「知識だけでは、実際のことはわからんな」と認識を改める場面も。

しかし、ただの謎解きバディ漫画ではありません。
藤原氏が次第に威力を増していく中で、藤原氏にくみしない側の貴族たちはどう生き残るのか。
怪しげなあの人は何をたくらんでいるのか、裏で誰がどう動いているのか…。

死後の道真が北野天満宮にまつられた経緯を知っているだけに、続きが気になりますねー。
漫画ではどこまで描くのかな…。