Kindle書評『トクシュー!』と『春を抱いていた ALIVE』

本を読みたいし、ブログ書きたいんだけど、本当は原稿も進めたい(4冊分を積んでる)
けど、私がそのどれかをやっていると、ほぼ確実に彼氏が「なんで俺と遊んでくれへんのや」という顔で不機嫌になる…。

そんな日々がずっと続いておりますが、読書はまだスキマ時間に進めやすいです。
感想いってみよー。

吉野茉莉『トクシュー! ‐特殊債権回収室‐』


弟も読んでいることが判明した1冊。
KDPから商業デビューした吉野茉莉さん(本業は財務関係)の新刊です。

お金が絡むと犯罪も回る回るいたちごっこ

テーマはマネーロンダリング!!

主人公の男性が、身に覚えがない巨額の横領事件の犯人として突然逮捕され、あまりにも証拠がそろいすぎていて自分ではないと証明することも難しい…という八方ふさがりの状況に置かれたところからスタートです。

その状況から抜け出すため、新たな戸籍を与えられて別の人間となり、国家によって設立された民間企業で働き始めます。
脱税・振込詐欺などによって消えたお金の行方を突き止め、お金を回収してくるお仕事です。

同じ職場で働くメンツも、似たような状況で第2の人生を与えられた人々。
それぞれ過去に犯罪歴がある反面、特殊な能力や高いスキルを持っている。主人公も同様です。

この手の話には疎いので、新鮮だったし、大変面白かったです。
キャラクター自体もキャッチーで楽しい。ドラマ化が向いてそう。ドラマ化されないかな。

そうして不当に奪われたお金を探しては回収する主人公たちですが、彼らの存在をけむたがっている裏社会の人々も黙ってはいない。
一方、「そもそもなんで俺ら、このチームに集められたんだ?」「俺を冤罪に陥れた事件の首謀者は誰だ?」という方面からもストーリーが動き始め…。

もっと読みたいので、続編、出ないかなぁ。

新田祐克『春を抱いていた ALIVE』1~3巻


『春を抱いていた』の新シリーズ。先日、3巻が出たところです。

夫婦になってからも日々は続く

前シリーズはまだKindle版が全巻出ていないため、知らない人が読むとネタバレ多数です。あしからず。

すっかり芸能界で俳優・タレントとしての地位を確立した「ゲイのおしどり夫婦」ですが、彼らの人生はまだまだ終わらない。

BLであれ、少女漫画であれ、少女小説であれ、主人公カップルが結ばれると、ほとんどの話はそこで終わってしまいます。
だからこうして(特に子どもの産まれない男同士のカップルで)実質的な夫婦となったあとも話が続いていくのって、なかなか貴重だし、仕事面でのステップアップや健康面での衰えなども描かれるから面白いんですよね。

新たな仕事をかかえこんで体を壊してしまったり、そのことで周囲の人々が俳優という仕事の厳しさやマネジメントの役割を実感したり、彼らの子ども世代にあたる10代の新人たちを育てたり…。

しかしこのカップル、これだけ夫婦同然になっていても、いまだにお互いを名字で呼びあうんですよね。なんでかな。

余談:今読んでいる本

『地球を「売り物」にする人たち』


フィクションをおいしく食べたあとは、1000円以上のノンフィクションがっつりいくぜー!

余談:最近予約注文した本

文善やよひ『鴆-ジェン-』


「とりちゃんに今1番読んでほしいBL漫画」と友達に言われていた1冊。
Kindle化したので予約ぽちっとな!