谷山浩子系女子にありがちなこと(かもしれない)

谷山浩子系男子の記事を書いた時、次は谷山浩子系女子の話も書こう!と思いました。

そしたら、弟にこんなことを言われた。
「つまり谷山浩子の歌詞に出てくる登場人物って、男女問わず全員おかしいってこと?男女で分ける必要ないんじゃない?」

いやいやそんなことないですよ!
ちゃんと、まっとうな人もいますから!地味すぎて目立たないだけで…。

ただ、今回探したら、いくつか「ドロドロした歌」で紹介したものと重複していたため、その歌は取り上げていません。

村を焼きそうな滅亡系の歌も、今回は除外。

男子の歌だとすっ飛んだ方向に変なんだけど、女子の歌だと妙な重さや生々しさがあってドロドロしやすいですね。難しいな。
そんなわけで、谷山浩子系男子に比べたら、えらくマイルドな歌ばかりになってしまいました。

いってみよー。

谷山浩子系女子の(変な)皆さん

影しか愛してくれない

ランチタイムに食事でも…と声をかけると怒り、連絡先は聞きたくないと言いはり、そのくせ「こんな出会いを夢見ていたの」とほざいて相手を翻弄しつつ、実は彼の影だけを愛していて、彼自身のことはどうでもいい系女子。
from「影ふみ」。

女に免疫のない、うぶな(あるいは非モテ・童貞などと呼ばれる)男たちが、「これは駄目な女だ」と気づいて切り捨てることもできず、「えっ、どういうこと?どういうこと?」ってふり回されてるうちに死ぬやつです。

地雷だー!地雷が来たぞー!

人類がいなくて快適だぜこの野郎

人類滅亡後、「あたしはテングサ(だから滅亡した人類とはちがう)」と主張して、岩代駅のホームで「誰もいなくて気持ちいいやー」とうそぶく系女子。
from「テングサの歌」。

谷山浩子の歌に慣れていると、別に変じゃないよねという気持ちになるのですが…この人、本当にテングサですか?
なんで岩代駅の路線名までそんなに詳しいの?

実はテングサになりきってるだけの女の子で、フワフワなのも天パか何かで、単に田舎すぎて人がいないのを「人間のいない地球…」とうそぶいているのかもしれない。
そう考えると、とたんに別の面白さが生まれてしまいます。

一歩まちがえると痛い人ですけど、自分のそういう部分を隠さず、うまいこと話せるようになれば、「おもろい子や!」「ギャップ萌え!」などとウケてモテることでしょう。
(ただし、ギャップ萌えを狙うためには外見も重要だけど)

百年単位で迷子になってデートが始まらない

彼と図書館で待ち合わせたのに、なぜか雑木林で迷子になり、そのまま幾百年も森の奥をさまよう系女子。
from「図書館はどこですか」。

方向音痴なんていう次元じゃないですよこれ。
だってまずデートが始まらない。合流できてない。

「図書館はどこですか」ってお前、雑木林の中に図書館があるの?どんだけ田舎なの?それとも田舎ではそういう図書館が当たり前なの?嘘でしょ?
(我こそは田舎の暮らしを知っている!という皆さん、メッセージお待ちしてます)

しかし、迷子になっても帰ろうとせず、「図書館どこー?」って言いながら迷い続けてしまうあたりは、まさに方向音痴の面目躍如。
そう、方向音痴の中でも特にやばい人は、周りの人に道を聞かないんですよね!聞けよ!

とうとう、彼女は図書館にたどりつけないまま、幾百年もの時を過ごしてしまいました…って過ごさないで下さい。
あなたの捜索願が出たのち、行方不明のまま死亡届が出されてるでしょうね。
待ち合わせてた彼も、とっくに死んでると思います。

殺されたことを歌う亡骸

さかさま言葉で「お母さんがたくさん男の子を殺して、私も殺されたのよ」と、かわいらしく歌う系女子。
from「COTTON COLOR」。

以前、私も絵にしてましたね…。

確実に死んでいる。
ママはシリアルキラー。歌っているのは亡骸です。

誰かFBIを呼んで下さい。

顔が思い出せない相手に襲われる

目の前の相手に向かって「あなたの顔が思い出せない」と言い放ち、雨の夜に相手の冷たい指で皮膚を破られる系女子。
from「鬼ごこめ」。

もしかしてこれ、殺されてる…?
皮膚を破られて流血してそうな歌詞ですよね…。
うがった見方をすれば、犯されているようにもとれる。

しかし、目の前の相手に「顔が思い出せない」ってすごい台詞だよ。
ひょっとすると彼女は病気やケガで目がほとんど見えなくなってしまったのかもしれません。
でも、「目の前にいるのに なぜ」って言ってるから本当は見えるはずだよね?

顔が思い出せないと言わしめるほど風貌が豹変してしまった相手に、恐らく殺されてしまった。
しかも、夢を語りあうような関係だった相手に。

なんでしょう、講談社ノベルスあたりから、こういうミステリが出てそうですね。

そういえば、谷山浩子は綾辻行人や竹本健治と交流があったような…。
(アルバム『歪んだ王国』で綾辻行人とコラボしてる)
(竹本健治が実在の作家などを登場させる『ウロボロス』シリーズには、谷山浩子も出てきたはず)

2016年5月11日8:50追記
「マギー」と同じく楠桂さん関連の歌だった。

体からたんぽぽが生えてくる

たんぽぽを食べたら自分の目やひざなどから次々にいろんな色のたんぽぽが生えてきて、周りにも「たんぽぽ食べて」と迫ってくる系女子。
from「たんぽぽ食べて」。

たんぽぽが生えているだけで充分に猟奇的ですし、大変怖いのですが、さらに怖いのは彼女が「たんぽぽ食べて」と歌いながら迫ってくることです。

たんぽぽを目玉から生やした女の子が、
「たんぽぽ、抜けない」
「でもたんぽぽ食べたら、やさしくなれるし、なんか軽くなるし」
「食べて食べて、愛して」
って近づいてくるの。

どんな悪夢だよ!
これ、あれでしょ、彼女に捕まったら自分の体からもたんぽぽが生えてきて、たんぽぽに全身寄生されたゾンビみたいになっちゃうんでしょ、わたししってる。

恋を失い、月に向かってナイフを求める

失恋して、相手の名前や恋の呪文をつづった窓辺で「ナイフを下さい」と三日月に願う系女子。
from「LUNA」。

てっきり「そのナイフで相手を刺すつもり…?」と恐れおののいてしまうのですが、髪を切るだけです。
失恋で髪を切るとか、なんて手垢のついたベタっぷり!と笑い飛ばしたいけどできない。

だってこの子、かなり思いつめてて怖いもん。
たかが髪を切るだけでナイフをほしがるなんて、かなりの情念こもってそうじゃないですか。その髪。

それとも「失恋の痛みをナイフに変える」的な魔法を使うのでしょうか。
だからそのナイフで何をするつもりだよ。

もしかして髪を切った時、何かが発動するんじゃ…。

番外編:彼氏がハト時計→自分もハト時計に

兄さんは信じてくれないけど、彼氏がハト時計なのよ…と言ってるうちに、自分もハト時計になってしまった系女子。お前は何を言っているんだ。
from「悲しみの時計少女」。

これ、谷山浩子系男子で番外編に入れてたから、こっちにも入れてみたんですけど、やっぱり意味がわかりませんね。

おわりに

なんかね、谷山浩子系男子のような、かっ飛んだ歌があんまりなかったんですよ…。
ドロドロしてる歌とか、ただ単に変な歌とかはいっぱいあるんですけど、偏執的なにおいのする歌の主語は「ぼく」になってることが多かった。
女子だと直球で殺されてる歌とかありますしね!

そんなわけで、男子に比べると変化球のようなラインナップになってしまいました。
他にも何曲か入れようとしたんだけど、変化球が増えるばっかりだったわ。

しかし、こうしてツッコミを入れること自体は楽しかったし、また別のくくりで書きたいです。