Kindle書評『坊主DAYS』と『白昼堂々』

今週末にやろうと思っていたことがすべて終わって、すっきりしたでござる。

デスクの引き出しの整理も。
Windowsを処分する準備(解体)も。
使用済み乾電池の処分も。
キッチンの流しの掃除も。

あとはiPhone 4Sを処分するかどうか、ちょっと迷ってるくらい。

そんなこんなで心おきなく読書も進んでるよー。
感想いってみよー。

杜康潤『坊主DAYS』1巻


三国志が大好きで(同人誌もつくってたらしい)、荒川弘と組んで三国志ダイジェスト本も手がけている杜康潤。
以前から存在を知ってたんですが、今回初めてぽちっとな。
2巻も出てます。

作務(家事的業務)と勉強漬けの修行ライフ

この作品は、お寺の娘として生まれた著者が、家の寺を継ぐこととなった兄にあれこれ取材をして、お坊さんになるには?とか、どんな修行してるの?とか、そのへんを紹介するエッセイ漫画。

お寺といっても臨済宗のお話なので、信者数の多い浄土宗とはまた雰囲気が異なります。
軽快に読めて、なかなか楽しい。

お坊さんの托鉢、地元ではよくありましたよ!
漫画では「ほーう」と呼びながら歩くのだと書いてありましたが、実際には「おーーーーーっ」という声に聞こえます。
うまい人は本当にいい声してて聞き惚れるんよねぇ。朗々と深いところから響く声。
逆に、無理やり大声を出してるなぁと感じる人もいる。

修行に向かうお兄さんの荷物がとっても少なくて(そのまま身につけて行ける量だし、実際その格好で修行に出る)、「あぁ、これぞ宗教者…」という感じがしますね。
だいたいどこの宗教でも、質素や無欲が推奨されてるもんなぁ。

長野まゆみ『白昼堂々』


凛一シリーズの1巻目。
長野まゆみは何冊もKindle化されてるんだけど、なぜか河出文庫の本はリフロー型ではなく固定レイアウトらしいので買う気になれない…。

華道の次期家元(病弱)と、フットボールをやっている健康的な男の子と

1970年代後半を舞台に展開するお話。

中高一貫の男子校に通う主人公の凛一は、のっけから体調不良で高校への進級試験を受けそこねてしまう。
その窮地を救うべく、華道の家元である祖母の命令によって、凛一と顔の似ているいとこの省子が髪を切り、凛一のふりをして試験を受ける。
具合が悪くて動けない凛一は、それを止める手立てもなく…。

それがきっかけで凛一はやっかいごとに巻きこまれ、省子の同級生である氷川という男の子と知り合って、彼のことを好きになってしまう、というお話。

いやー、古風で美しい文章なんだけど、この登場人物の皆さんが、そろいもそろって面倒くさいというか、ねちっこいよねー。
でも風情のある文章で、さらーっとごまかされてしまう。

個人的には、後半で登場する正午(まひる)という男の子がどうなっていくのか気になるよ。

あとは、昔の時代だからこそ雰囲気が出る話でもあるよなと思います。
ネットとかスマホとかSNSとか出てきたら、この独特のたたずまいが全然活きない…。

京都のことをdisられているお話でもありました。
うん、まぁそうね、外から来た人にとっては、そう見えるのかもしれないね。
K大というのは京大で、明倫館は立命館のことだろうな。

このシリーズ、あと2冊続くけど買わないかもしれない。うーん。

余談:ポイント還元セールで新たに買い足した本

竹内薫『自分はバカかもしれないと思ったときに読む本』


サイエンス系の本の翻訳などでおなじみ、竹内薫のエッセイだそうで。

島田裕巳『創価学会』


創価学会がどういう経緯で成立して、どういう時代の波に乗って拡大してきたのか、そういうのをざっくりと読んだことはあるんですけど、ここらでまとめて読んでおこうと思いました。
私は学会員じゃないけど、京都にも創価学会関連の立派な建物があちこちにあって、さらに書店で大々的なキャンペーンポスターを見ることもあるのでな…。

山折哲雄『日本の仏教を築いた名僧たち』


ポイント50%還元対象で、仏教と関連のある本を探していて、その中で1番面白そうだと思った本がこちら。