Kindle書評『彼女になる日』と『彼女になる日 another』

Kindleストアで、まとめ買い50%OFFのセールが開催中ですね!
といっても限られた作品だけのようですが。

ざっと眺めて、前から気になってた少女漫画をぽちりました。
感想いってみよー。

小椋アカネ『彼女になる日』1〜2巻


この漫画、1話ずつのバラ売りと、コミックス1巻ずつと、まとめ買いの3種類がありました。
まとめ買いはコミックスをセットで買える設定です。

恋愛相手としての彼女と、性別としての彼女と、二重の意味で「彼女になる」

舞台は現代日本ですが、世界の人口の男女比を保つため、人類の中から時折、自動的に性転換する個体が出てくるというSF設定になっています。
性転換してしまう現象は、「羽化」と呼ばれてる(性転換中は繭に包まれる)

たいていは子どもの頃(二次性徴前)に起こるものなんだけど、珍しく高校生の時に羽化してしまった人がいて…というのが、このシリーズのお話。

『彼女になる日』では、高校生男子である主人公のライバル(もちろん高校生男子)が、羽化して美少女になってしまいます。

ずっと同性の友達だったのに、外見が変わっただけで周りの反応も、どころか自分の感情も変化してしまう。
羽化した本人も、彼(彼女)のことを恋愛対象として見るようになってしまった主人公も、自分の感情に悩み、性別が変わるという一大事にとまどい、あるいは今までの自分や人間関係を改めて省みる…。

とはいえ、基本的に穏やかな展開だし、ハッピーエンドです。
ちょっとだけエロシーンもあるけど、花とゆめなので見事にごまかされているw
人前で読んでても大丈夫です。多分。

3巻出るのかな?それとも完結なのかな?わかんない。

小椋アカネ『彼女になる日 another』1〜2巻


こっちは『彼女になる日』から少し未来の設定。主人公も異なります。

BLにも百合にも見える三角関係

漫画のタイトルが「彼女になる日」なので、今回も男から女に羽化します。今度は羽化するのは主人公です。
またしても10代で羽化するというパターン。中学生です。ちょうど二次性徴まっさかり。

ただ、この主人公の相楽は自分が女になったことを受け入れず、学校の先生にも口止めして、男として生きていこうとする。
しかし、自分が羽化してしまったことを、恋のライバル的な立ち位置だった男子・成海に知られてしまい、おまけに片想いの相手だった女子・黒川にも気づかれてしまう。

ところが、この黒川も実は幼い頃に羽化していたので、昔は男だったという。
そして「私は男から女になったけど、今でも女の子が好きなの。あなたが女になってくれてうれしい」というアプローチが…。

というわけで、まるでBLと百合を両方体験するような、ほんのりとした三角関係が始まります。
相楽は女になることを拒んで男の格好をしているから、その羽化を知っている成海との絡みはBLみたいになってしまうし、一方で羽化を経験している黒川とのやりとりは百合のにおいが漂う…。
(今のところは3人仲良しだけど)

まだ中学生だから、相楽も成海も「お、俺、男だし!」「お、おう、でもお前、なんか女子みたいにやわらかいし…」みたいな感じでリアクションが初々しくて、かわいい。

一方、羽化する前は単純な男らしさにこだわって、やたらとケンカしていた相楽が、「わざとケンカしたり乱暴にしたりするのが男らしいってわけでもないんだな」と気づく描写もあったりして。

あと、個人的には、相楽が不良に絡まれていろいろあったあとで、
「絡まれた時は相手にせず すぐ通報すればいいの!(中略)何の為に私達は税金を払っているの!」
って怒る黒川がツボでした。黒川、好きだわ。

この三角関係が崩れるぞ!っていうところで2巻が終わってました。続きが気になりますねー。

余談:今読んでいる本

上下巻の下巻に突入。

Kindle本にしてはお高い部類なのですが、ぽちってしまった。
セール対象でもないのに…でもすごく面白いから…!めっちゃ皆におすすめしたい…!
2000円を超えるKindle本、初めて買った気がします。