Kindle書評『Matilda』と『七月、きみのとなりに』

最近、英語の文章は単語と単語のあいだにスペースがあいてるから読みやすいな…という感覚が芽生えてきました。

中国語とかね、漢字がひたすらずらずらと並んでいるので、単語をある程度知ってないと、どこからどこまでがひとつの単語なのか、わからなかったりするんですよ。
日本語も、句読点が少ないと読みづらい文章、あったりしますよね。特に会話文などの口語表現。

そんなこんなで、英語と日本語の本の感想いってみよー。

Roald Dahl『Matilda』


邦題『マチルダはちいさな大天才』。子どもの頃に読みました。
洋書(原書)は学生時代、ペーパーバックで読んだことある。

かなり前にKindle本を買ったのですが、その後なぜかKindle版がストアから消えてしまいました。
というわけで、上記のリンクは紙の本です。

日本とだいぶちがうよね

私が昔、この本を読んだ時の感想を、改めて思い出しながら読みました。

たとえば「イギリスの小学校の先生って、家に帰るのがめっちゃ早いんやな!」とか。
だって普通に、教え子である5歳のマチルダと一緒に帰って、おうちでお茶してますからね。なんと優雅な…。

よその国だと、日本みたいに「全員なんかしら放課後に学校で部活をするのが当たり前」なんて文化はないですもんね。
(各自、家に帰ってからそれぞれ地域のボランティアとか習い事とかやるらしい)

先生方も、授業を教えることに専念してて雑務があまりないとか、いろいろ日本とのちがいはあるのでしょうが。

あと、イギリスのお茶の時間ってトーストを食べるのがデフォルトなのかな、とか。
(ナルニア国ものがたりでも、お茶の時間にトーストを食べてる)

レリゴー

今回、原書を読んで気づいた点がひとつ。

「アナと雪の女王」ですっかり人口に膾炙した感のあるフレーズ、「Let it go(レリゴー)」。
これが実際に、『Matilda』にも出てきました。ミス・ハニーの台詞。

(前略)but, let it go.

日本語版では「でも、もういいです」と訳してあったの。

けっこうなげやりというか、「もう知らんわ」と会話を終わらせる感じです。

くみた柑『七月、きみのとなりに』


くみたさんのKDP本ですよー。恋愛小説のオムニバス、かな?

やさしい世界

高校を舞台にして、主に2組の男女の行く末を追っていく展開です。
女の子を好きな女の子、そんな彼女に片思いし続けている男の子。
年上の幼なじみを好きな女の子、彼女のことを大事にするからこそ手を出さない男の子(というか男の人)…。

短編ごとに主人公が変わっていくけど、最後はハッピーエンドなので安心して読めるよ!

くみたさんの本を読むのは2冊目なのですが、予想以上に文体の癖というのは出るものだなと思いました。
『記憶の森の魔女』と同じ著者だ!ってすぐわかる感じ。びっくりした。

きゃあきゃあ騒ぐ女の子たちの会話のノリとか、台詞の中で句読点をあまり入れずに続けて書くところとか(恐らく見やすさよりも実際の会話のテンポに合わせる方を重視したんじゃないかと思う)

あとね、とてもやさしいお話だった。
もちろん、やさしくない展開もあったりするんですけど(いじめとか)、登場人物たちが皆、やさしい。

そして皆さん、ピュアです。
好きな人と両思いになれて一緒にいられるだけで、世界がキラキラになるって感じ。
エロい話とか出てこないし、嫉妬で束縛みたいな展開もないし、照れるほどピュアピュアしてて、皆いい子たちで、な、なんてさわやかなんだ…。
私こういうの書けないです。

くみたさんが今後、ダークな恋愛の話を書いたら、いったいどんな風になるのかなーって、ちょっと興味ある。

余談:今読んでいる本

『The Lion, the Witch and the Wardrobe: The Chronicles of Narnia』

『ナルニア国ものがたり』の1冊目、『ライオンと魔女』。

余談:最近ぽちった本

牛乃あゆみさんが無料キャンペーンをしておられたので、ダウンロードしたよ!