Kindle書評『13匹目のバナナフィッシュ』と『「相対性理論」を楽しむ本』

せっかく時間があるんだから、積ん読を全部片づけよう!と意気込んで、スマホでもタブレットでもせっせと読み続けております。
リフロー型はスマホ、固定レイアウト型はタブレットで読んでる。

※リフロー型…通常の活字の本。文字サイズ、背景色と文字色の組み合わせ、行間などを読者の側で変更できる。
固定レイアウト型…漫画、雜誌、大判の技術書など、ページ全体を画像化している本。スマホだと画面が小さくて読みづらい。

ちなみに、活字の本を読む時は、背景色と文字色の組み合わせ(カラー)を「セピア」に設定しています。背景色がベージュ色、文字色も真っ黒じゃなくて少し濃いブラウンかな?って感じに変わるので、目にやさしいです。
ブログの下書きや原稿やコーディングに使ってるSublime Textも、カラースキームを「Solarized(Light)」にしてるよー。背景色がベージュ、文字色がグレーです。

文字サイズや背景色を変更できるのは、電子書籍の強みだなぁ。
読書は目を使う趣味ですから、なるべく目に負担をかけないようにしたいですね。
(本当に気にするならKindle Paperwhiteを使うべきなんだろうけど)

そんなわけで読み終わった本の感想いってみよー。

丸木戸サキ『13匹目のバナナフィッシュ』


KDP本の短編集です。
新刊でもないのに、なぜ急に丸木戸サキさん?と思った方は下記を参照下さい。

あなたはどの話がお好き?

思ったよりたくさんのお話が収録されてたー。なるほど、だからこのお値段だったのか。

目次で、【奇譚】【彼氏と彼女】【彼女と彼女】【彼氏と彼氏】っていう風にジャンル分けがされているのを見た時、「あっもしかして百合やBLっぽい展開があるのかなー」なんて余計なことを考えてしまいました。すみません。

うーん、どの話が1番好きだったかなぁ?

ぱっと思い出せるのは最初の「haco.」っていうお話。
読みながら、ちょうどお昼を食べてたので、冷蔵庫の話が印象に残ってしまったようです。
私も一時期しょっちゅう最終バスで帰宅してました…時給3桁の非正規雇用なのに毎晩22時までの残業が常態化していたあの頃…お腹すいてつらかった。

「うらがわ」も好き。子どもとエスカレーターのお話。

「リノリウム」は、自分の小学校のことを思い出した。
最初の学校は新しい校舎だったので、廊下はタイル張りでした。でも教室は木の床だったなぁ。
転校後は非常に古い歴史のある校舎だったので、廊下も階段も木製でした。昔の子どもは袴や着物だから、階段も1段1段かなり低くなってるんですよ。んで長年の使用で変形して、べこべこしてました。
ワックスがけは業者の人が担当してた。

あと、リノリウムといえば、私の中ではArtekのStool60のリノリウム…。
正規品ではリノリウム使ってるバージョンってあんまりないんですけど、北欧の有名メーカーやデザイナーと直接取引しちゃう大手ネットショップのscopeさんでは、自分たちが使いたいカラーをリノリウムで発注して販売してますね。
ネットショップなのに、自社限定販売の高額アイテムを数百単位で発注できるなんて、まじ恐ろしい。

話がそれた。
あとがきも短編小説みたいになってましたね。丸木戸サキさんの1日を追う的な。どこまでが実話なんやろう。
東京の都会っぽさがすごく漂ってました(地方出身者っぽさ丸出しの発言)

個人的に、1番気に入ったのは、この部分。

ケータイこそ、パーソナルコンピューターの名を与えられてしかるべきものだと思っている。

PCが登場した頃は、まさかこんなことになるなんて思ってなかったよね!
こちとら、父の仕事の関係で、デスクトップやアイコンといった概念が登場する前のPCを知ってるもんだから(小学校に入った頃はまだWindowsがなかった)、時代の変化の激しさに改めて驚きますよ。

佐藤勝彦『「相対性理論」を楽しむ本 よくわかるアインシュタインの不思議な世界』


こ、これ…ぽちったの2012年12月下旬やんか…!
(Kindleストアが日本に上陸した2ヶ月後。ちょうど初代のKindle Paperwhiteが日本で発売される頃)

だいぶ前にぽちって、読み始めて、途中でもっと読みやすい本に浮気してしまって長らく積ん読になっていた1冊。
ようやく読み終わりました。

この世に絶対のものなんて、ないんだよ

こういう本を読むたびに、懐かしさを覚えてしまう。

私が初めて天文学とか物理学とか、そのへんの学問が発展してきた歴史にふれたのは、10歳かそこらの頃でした。
父が「読むか?」って渡してくれたカール・セーガンの『COSMOS』上下巻。

だからニュートンとか、ハッブルとか、アインシュタインとか、そういう人たちが出てくると、懐かしくなってしまうの。

Kindle版は、なぜか各章や各節の見出しを緑やピンクで色づけしてあったのですが、基本的に読みやすかったです。
(読者側が読みやすい色に変更できるよう、文字の色を指定するのはKDPでは禁じられている)
(見出しは文字サイズを変えればいいのに…と思ったけど、初期のKindle本だからそのへん手さぐりだったんだろうな)

個人的に面白かった部分を紹介。

光が曲がるということは、光の見え方つまり視線が曲がるということも意味します。

巨大な質量を持つ太陽の近くでは空間がゆがみ、その影響で水星の軌道が曲がってしまう

水星、1年(太陽のまわりを1周する公転周期)はわずか58日だし、地面の最高温度は700K(摂氏426.85度)だし、その上に軌道まで…!

ビッグバン理論では「宇宙がなぜ、どのように始まったのか」ということは説明できませんでした。これは、キリスト教にとっては好都合でした。「最初の宇宙の卵は、神が作った」と言えるからです。

確か、ビッグバン理論そのものに対しても、「キリスト教圏の科学者が提唱した理論なので、実は無意識のうちにキリスト教の影響を受けているのでは?」っていう指摘があったよなぁ。
しかし、ローマ教皇がビッグバン理論を支持すると表明したために、かえって科学者のあいだではビッグバン理論に冷めた態度をとる人が多かったという。その後いろんな証拠が出てきて、今ではビッグバン理論が最有力となってるわけですが。

秋の積ん読消化祭

積ん読を着々と消化してるけど、英語の本はいつ読み終われるか、ちょっと自信ない…。
子ども向けの本だけで4冊ある。
(ムーミン、ロアルド・ダール、ナルニア国、ピーターラビット)
(Kindleストア日本上陸当初、日本語訳がまだKindle化されてなかったのと、洋書限定のセールがあったりしたので、ついぽちってしまった)