Kindle書評『脳を鍛えるには運動しかない!』と『わたしのマトカ』

もうすぐKindle書評の記事が100本に届きますねー。
100本目の記事に書く本はすでに決まってるけど。
(ブログを書く前に次の本を読んでしまうので、順番待ちの状態になってる)

LPサイトをひとまずリリースできたので、心おきなく読書してブログに書いてやるぜ!って気分です。
ではでは99本目のKindle書評、いってみよー。

ジョンJ.レイティ、エリック・ヘイガーマン『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』


先月の月替わりセールでぽちったんだっけ。
昨今の出版業界の流行りを受けて、説明的な長いタイトルですが、原題は『SPARK』だそうです。超短い…別の本にしか思えない。

運動で脳を管理する方法

「運動が体にいいのはわかってるんだけど、でもなかなか」
という人のために、これでもかと豊富な実話やデータを次々に出してきて、理詰めで「運動すべきだよ!」と説得してくる本です。

本当にいっぱい、いろんなデータや、著者が目にしたさまざまな学生やクライアントやトレーナーたちの話が出てくるから、それを読むだけでも面白い。

子どもたちが楽しみながら自発的に運動を続けられる画期的なゲームとして、DDR(Dance Dance Revolution)も紹介されてました。
アメリカには、DDRを据えつけている学校もあるらしい。何年も前にニュースで見たことあるなー。

運動は体にいいというよりも、脳に効くのだ、と著者は言います。
運動しているあいだは余計なことを考えないので、鬱々とした考えに取り憑かれそうになったら走った方がいいと。
そして、運動すると血行がよくなるので、運動後は頭がよく働いて、学業の成績も伸びるらしい。

これ、わかるなぁ。
運動ではないけど、掃除も似たような効果があるよなって最近思ってるんですよ。

私は平日も休日も、毎朝、起きたら布団とすのこベッドをどけて、床にコロコロかけてるんですよね。
コロコロをかけること自体は大した負担じゃないし、すっごくラクな作業なんだけど、しゃがみこんで無心にコロコロし続けてると、終わった頃にはちょっと体が温かくなってるの。
寝起きの状態から、ちょっと目が覚める。

それと、自分が嫌になった時とか、落ちこんだ時も、やっぱり掃除してる。
もうねー、「こんな自分は嫌だ」とか考え続けてると、何ひとついいことないんですよ。じっと座りこんで、うつむいてても、ロクなことにならない。

目の前のタスクに集中して、手足を動かしてると、気分も変わるし、ちょっとした運動になるから体温も上がるし、部屋がきれいになれば自尊心もちょっと回復するんですよね。
そういうの、大事です。

だから、運動するとこんな効果があるんだよ!っていう話も、すんなり納得できた。

運動すると体の筋肉の張力が緩むので、脳に不安をフィードバックする流れが断ち切られる。体の方が落ち着いていれば、脳は心配しにくくなるのだ

運動は、何もしないより、少しでもした方がマシだ、と著者は何度も書いている。家の中でダラダラすごすより、ちょっと散歩に出かける方が、はるかにいい。
ただ、もしできることなら、負荷をかけた方がいい、その方がもっと効果的である、と。

できれば最大心拍数の七五パーセントの負荷で二〇分から三〇分つづけるのが望ましい。

基本は、二二〇から年齢を引いた数字が理論上の最大心拍数だ。

ちなみに、この本を読んだあと、運動する時間を増やそうと思ったとりさんは、仕事帰りの電車を徒歩に変えて、30分歩いてみました。
…見事に低血糖の状態を起こして、帰宅後は倒れこんでしまいました。

運動は、無理のない範囲で始めましょう!
あと、私のようにやせすぎていて低血糖になりやすい人は、エネルギーを摂取してから動いてね!

ちゃんと本の最後の方にも、こう書いてありましたよ。

統計によると、運動を習慣にしようとした人の約半分は、半年から一年以内にあきらめてしまうようだ。意外でもないが、最大の理由は、いきなり高強度の運動を始めてしまうところにある。体にも心にも無理がいき、結局、投げ出してしまうのだ。

すみません、まさかあれが私にとっての高強度だとは思ってませんでした。
(普段は平気なんだけど、空腹の状態では危険だったらしい)

片桐はいり『わたしのマトカ』


個性派女優、片桐はいりのエッセイ。
映画「かもめ食堂」のロケでフィンランドに行った時のことをつづった内容です。「マトカ」はフィンランド語で「旅」という意味だし。

ゆっくり動くフィンランドの日々

フィンランドと日本、それぞれの映画撮影の現場がどのように異なるのかは、実際に読んでみて下さい。
多分、皆さんの予想通りだと思います。
休みはちゃんと休む!人間らしく生きるために、せかせか動いたりしないのだ!というメッセージを受け取った、気がする。

さて、片桐はいりさん、実は食べることが大好きなんだそうで。
フィンランド人の大好物でありながら、フィンランド人じゃない人たちにとっては死ぬほどまずいという名物、サルミアッキにも挑戦しています(というよりも最初は正体を知らずに、なかばそそのかされる形で食べている)

未だかつて味わったことのないまずさだった。
あまりに得体の知れないものに出会うと、喜びすら湧きあがる。狭く思えた地球が果てしなく広く感じられる。この世にはまだわたしが知らない味がある!
そう思ったら、なにやら胸がときめいた。

サルミアッキのあまりのまずさに、驚愕や嫌悪を通り越してときめきすら覚えている片桐さん。
ここ読んでめっちゃ笑った。どんだけ食べることが好きなんだ…!

また、夜になってフィンランドのクラブに潜入してみたら、プライバシーを重んじて他人とあまり関わらず静かに暮らしているはずのフィンランド人たちが、そこでは別人のように酔っぱらってくだを巻いていたという。

昼間はあれほどおとなしく内気で無口な人たちが、なぜ夜になりお酒を口にしたとたん、酒瓶を割りグラスを放り出してとぐろを巻くのだろう。

誰がいつどうやって、あの町中に散らばる大量のガラス片をかたづけるのだろう。月曜の朝のヘルシンキときたら、お酒? なんですかそれ? みたいなとぼけ方なのだ。これは、今もってわたしのフィンランド七不思議のひとつである。

この手の話は初めて聞いた。
静かにおとなしーく暮らしていると、やっぱ鬱憤が溜まるんですかね…。

あと、もうひとつ爆笑したのが、遊園地での話。

乗り物狂のわたしでも初体験の、胃袋が裏返るような新種のアトラクションもあったが、恐ろしかったのはその乗り物ではなかった。どれほどこわいのだろうと、先に乗る人たちの反応をつぶさに観察していたのだが、フィンランドの人たちはみごとにみんな無表情なのだ。お面のような顔のままで、たてにななめに振り回されている。

笑わない喜劇王バスター・キートンにちなんで、片桐さんはそんなフィンランド人のことを「バスター・キートンの子孫」と表現している。
ちなみに、実際にやってみると、無言で無表情のままアトラクションに乗り続けることは相当難しかったそうです。

鳥好きとして見逃せない話も。

ヘルシンキのカラスは小さかった。日本の鳩くらいの大きさで、色も微妙にすすけている。詳しくは知らないが、種類が違うのだろう。団体でいる様子もなかったので、ほとんど存在感がない。むしろ、日本のカラスの位置にいたのは、かもめだった。

そういう鳥って、国ごとに変わるよねー。
中国の大連にいる時は、カラスを全然見なくて、かわりにカササギをよく見かけた。
けっこう大きかったなぁ。黒っぽい色なんだけど、近づいてみると紫か青が混じっていて、お腹と羽の一部が白い。特に羽と尾は青っぽかった…らしい。
(学生時代のブログのログを確認したら、そう書いてあった)

余談:最近ぽちった本


前から存在は知っていた本。試しに1冊目をぽちって読んでみた。
うーむ。両思いのふたりがなかなか結ばれないからこそ、少女漫画・少女小説はお話が続くんだよなぁ…。


4コマ漫画。ギャグとして割と王道な感じ。
本当に学校を舞台にした漫画って多いよなぁ…最近ちょっと飽きてる。学校ってあんまり好きじゃない。


まさかの100円セールだったので、ぽちっとな。


これも100円セール。
最近は整体師さんから「体幹を鍛えましょう」と言われているので、ぽちってみた。