谷山浩子 ソロライブツアー2014 神戸 お酒に釣られた彼氏とともに

谷山浩子ソロライブツアー、今年は京都の他に、10月18日(土)の神戸も参加しました。
酒好きの人が小躍りする会場、神戸酒心館。
職場の人に頼まれて、「あわ咲き」というシャンパン風の日本酒を何本か買いましたよっと。

また、今回は、谷山浩子とか興味ねーよという彼氏(音楽の趣味まったく合わない)も一緒でした。
ファンクラブ先行でチケットを申しこむ際、
「この会場、きき酒ができるんですよ!あなた、お酒好きでしょ?せっかくなので一緒に行きませんか。神戸でデートできるし!チケット代は私が出すから!」
と誘って、なんとかライブ初参加にこぎつけたのです。

しかし、ちょうど灘の酒蔵をめぐるバスツアーの団体客が来ていて、販売コーナーは大混雑…。
あまりお酒が飲めなかったので、ライブ開始直前の彼氏は不機嫌そうでした。ひやひやしたぜ…。

ちなみに、当日は私の誕生日でした。31歳になったよ!
ジャストサー(30歳)から、再びアラサー(30歳前後)へ。
たいして大人にならないまま、人はただ年をとる。

ライブレポのブログ書くたびに思うんだけど、本当にメモとらなくて正解だわ。
以前、神戸ライブに行った時(確か2010年)、試しに曲目だけをメモしてみたんだけど、集中力が細切れになってライブの一体感が薄れちゃうなーと思ったんで、それからは一切メモしないと決めたのです。
感覚的にのめりこんだ方が、記憶も定着しやすい感じ。忘れちゃっても、ブログに書いたあとで思い出して再び忘れちゃっても、それはそれでいい。

今回も、谷山浩子スタッフのセットリストのツイートを参考にしながら、覚えてる範囲でいってみよー。

第一部

神戸酒心館は、チケットに書かれた整理番号順に入って、好きな場所に座る自由席方式。
6列目くらいの、真ん中あたりに座れました。

本日の浩子さんは、黒地?にいろんな模様が入ったワンピース。右胸のところにお花みたいなものがついてた。
京都ライブの時とちがって、髪型ちょっと変わってたというか、手が入ってた気がする。パーマかけはったんかもしれんね。

カントリーガール

1曲目は割とベタな歌からスタート。
この時点では内心、となりの彼氏の反応が気になって仕方ありません。

その後、浩子さんから、恒例のあいさつがありました、が…。

浩子さん「ツイートを見ていたら、『彼氏を初めてライブに連れていくのに成功した。神戸酒心館なので、お酒が飲めるよって言って、酒で釣った』という人がいました」

それは私だー!!!!(驚愕のあまり真顔)

浩子さん「今日、ここに来られてるかわかりませんけど…」

一瞬、手を挙げるかどうか迷った。真ん中の席だから、手を挙げれば、きっと見つけてもらえる。
…しかし、彼氏が嫌がるかもしれないと思って、あきらめてしまいました。

帰宅後、「全然気にせーへんから、手ぇ挙げてくれてよかったで」と彼氏に言われて超くやしかった。
浩子さんと見つめ合えるかもしれないチャンスだったのに…。

余談:その件に関する横島奈月さんの感想


Twitterのフォロワーさんには、だいたいバレてる模様。

闇に走れば、SEAGULL

前日の名古屋ライブでは、「今日は何の日」にもとづいて選曲していた浩子さん。
神戸でも同じ方式でまいります。

「10月18日は、ドライバー(運転者)の日」ということで、この2曲。

「歌詞に直接、車とかは出てこないですけど」と言いつつ、どこからどのへんを通って走っていくイメージなのかを説明しておられました。
首都圏の地名だったので、忘れちゃったけど。

「SEAGULL」について、どこからどこらへんの海辺に向かって車を走らせたあとで、車からSEAGULLというレストランへと走っていく感じです、と。
説明しながらも、「あれ、もしかしてこれ、ドライバーの歌にはふさわしくない?」みたいな感じで首をかしげておられましたが。

キャロットスープの歌、カイの迷宮

浩子さん「昨日の名古屋は、おおむね好評だったんですけど、9歳の女の子のアンケートに『重い曲が多かったので、私は眠くなりました』って書いてあったんです」

浩子さん「だいたいその年頃のお客さんって、『ピアノがじょうずでした』『私もピアノをがんばります』って書いて下さることが多かったんですが、初めて苦情をいただき…(会場、笑い)」

浩子さん「『猫の歌をたくさん歌って下さい』と指示が書いてあったので、来年の名古屋は、猫です。誰がなんと言おうと猫」

浩子さん「でも確かにね、昨日の名古屋は、重いというか、切ない曲が多かったんです。狙ったわけじゃないのにそうなっちゃう日ってあるんですよね。ちょっと反省したので、9歳の女の子が眠くならないような、かわいい曲を…というわけで、『キャロットスープの歌』を」

ちなみに、「カイの迷宮」は、「10月18日は、冷凍食品の日」にちなんだ選曲。

浩子さん「もう、曲が終わる頃には、カッチンコッチンに!」

OYASUMI、ひとりになりたい、今日は雨降り、窓

さて、ソロツアー恒例のリクエストコーナーです。
じゃんけんでリクエストする人を決めます。

浩子さん「勝ち残り、負け残り、あいこ残りの3種類あるんですが、神戸はー…ハイカラで、外に向かって開けているので、あいこ残りのイメージがあるんですが、どうでしょう?『だからあいこ残りって、なんでなんだ』って感じですけども」

というわけで、あいこ残り(テレパシーじゃんけん)を採用。

浩子さん「じゃんけん、楽しいので、曲を知らない人も参加して下さいね。もし当たっちゃったら、適当に何か言って下さい。それっぽい曲を探します!」

さすがやで。

OYASUMI

「おやすみ」と「OYASUMI」の2種類があるので、タイトルを耳だけで聞くと、どちらかわかりません。
今回も、「ひらがなの方ですか?アルファベットの方ですか?」と確認する浩子さん。アルファベットの方でした。

浩子さん「ちなみに、ひらがなの方は『♪おーやーすーみーぼくーの だーいーすーきーなーひとー』で、アルファベットの方は『♪おーやすみー あーしーたーはぁ きーぃっとー』って歌です。…どっちも似てますね」

両方とも「おやすみ」で始まるからね…。

ひとりになりたい

ほげなすさんのリクエスト。

ちなみに、ほげなすさんは最初、「私の心はハンバーグ」をリクエストしておられたのですが、
「歌詞カード持ってます?ごめんなさい、歌詞カードないんで歌えません」
という事情で変わりました。よくある展開…。
(関西のソロツアーを見ていると、歌詞カード持ってない歌をリクエストする人が毎回ひとりは入ってくる印象)

10代の頃につくった歌なので、いろいろと思うところがある模様。

浩子さん「曲は明るいのに、歌詞がねぇ…。曲をつくり直したいです」

浩子さん「『夜は素敵な世界 わたしだけを包んでる だけど何にも始まりはしない』とか、言っちゃうんだ。そういうこと、思ってもいないくせに」

歌い終えてからも、歌詞カードをにらんで、ジャーン、ジャーンと暗めの和音を弾いてみて、
「こういう曲の方が合いますよね」
などと終始、納得がいっていない様子でした。

デビューが早いと、年をとってからも若気の至り的な作品に直面せねばならないのだなと思いました。

今日は雨降り

音楽劇『アタゴオルは猫の森』で使われた「雨の国・雨の舟」の原型になった歌だそうです。

浩子さん「この歌詞、『あなた』のことを『誰にも逢わず ひとりの部屋で』って決めつけてますけど、ひきこもりの人なのかもしれないですね」

浩子さん「『誰にも逢わず ひとりの部屋で 何を想っているのかしら』…何を思って…ネトゲ…?

リクエストした人「昨日の名古屋で歌われた『窓』をお願いします!」
浩子さん「はい、『窓』ですね。名古屋で歌っておきながら、神戸で歌わないとはなんたることか…。わかりました!」

別にそこまでは言ってないw

第二部

京都と同じく、今回の休憩も、浩子さんが適当な歌を弾きながらお客さんの帰りを待ってくるという展開はありませんでした。

前に神戸へ来た時は、浩子さんが休憩中に、まねきねこダックの歌を改変して歌っておられて、めっちゃ笑った思い出がある。
(「♪飛行機 空から落ちてくるー まねきねこダック」とか、保険が必要になるであろうさまざまな災難を歌い続ける歌詞だった)

このへんからは「彼氏の反応を気にするのはやめて、ただライブを楽しもう。その方が私の機嫌もよくなるし、彼氏も私の機嫌が悪くなるのは嫌だろうし」と思って、となりをほとんど見なくなりました。

無限マトリョーシカ

上坂すみれさんに歌詞を提供した曲。
今年のソロツアーでは毎回これを歌うと決めているそうです。

テンポが速すぎるので、相当落として歌っているという話は、京都でも聞いた。

しかし、ソロツアーでずっと弾き続けているうちに「慣れてきた気がします。ちょっとだけテンポ速くなりました」と、終わってから少しうれしそうな浩子さん。

即座に客席から「まだ遅い」と声が上がって、「知ってます!」と言い返しておられました。

仇、アトカタモナイノ国

「10月18日は、木造住宅の日」というわけで、思いついたのがこの2曲らしい。な、なぜ。

浩子さん「『仇』は夢で見た内容を歌にしたんです。で、壁とかなくなって、柱とか梁とか、そういう残骸だけになってしまった家が出てくるので。『残骸だけのこの家に』という部分なんですけど、なぜかこれを『三階建』と聞きまちがえて、歌詞カードを見て驚いたという人が何人もいたんです」

浩子さん「じゃあ、この歌詞で三階建の家って、なんでなんだって逆に聞きたいですけど」

浩子さん「なので、『三階建』が出てくる歌をつくろうと思って、つくったのが『アトカタモナイノ国』です」
(「三階建の古い郵便局」という歌詞が出てくる)

うそーん…!

浩子さん「重い曲ばかりですね。名古屋の9歳がいたら、爆睡してると思います(会場、爆笑)」

三日月の女神、満月ポトフー、MOON SONG

神戸酒心館といえば、お酒です。

浩子さん「お酒といえば、月かな?というイメージがあるので、月の歌を3曲選びました。月の歌、いっぱいあるんですけど、よりすぐりの歌を」

「満月ポトフー」が聞けたの、うれしかったなぁ。
私にとっては、大学時代の後輩(♂)が、
「とり先輩が好きな谷山浩子、ニコニコ動画で知ったんすけど、いいっすね!『満月ポトフー』でハマりましたよ。谷山浩子、超面白いっすー!」
と言っていた思い出の歌です。

個人的には、「月と恋人」がくるかなーと思ってました。
ほら、あの歌のサビは、なんとなく酔っぱらいのテンションに近いなーと思ってて…。

あとは、浩子さんの趣味のひとつであるドラマ鑑賞の話題も。

浩子さん「大河ドラマの『軍師官兵衛』を見てるんですけど、すごくつらいんですよね。つらいことばっかり続くんで、見ていてちょっと…史実だから仕方ないのかもしれないけど、もうちょっと…」

浩子さん「その点、朝ドラはつらいことがあっても、ちゃんと楽しいことが出てくるので、見ていてラクです」

浩子さん「私は子どもの頃に、『太閤記』とか『三国志』とか『水滸伝』とか(あともうひとつあった気がする)を愛読していたんですね。特に軍師が好きで、だから黒田官兵衛とか、三国志でいえば孔明先生とか好きなんですけど」

浩子さん「子ども向けの『水滸伝』って、梁山泊で皆が集まってわいわいやってる楽しいところで終わってるんですけど、原作はそのあとにつらい展開が待ってるんですよ。中国中央電視台がドラマ化した『水滸伝』を見た時は、最後の3分の1くらいがつらい展開で、私はどうしてこんなつらいものをわざわざ見続けているんだろうって思いました」

浩子さん「信長も光秀も皆死んじゃうんだよねー。でも、つらい展開があっても、あとで『実は生きてました』とかなら楽しいんですけど。大河ドラマでそんなことしたらNHKに苦情の電話が殺到しそうですよね」

浩子さん「月9なら、いけるんじゃないかなー。『実は生きてました』シリーズ。きっと最後は生きてましたって感じで終わると、そう思いながらドラマを見ようと思います。もしそうならなかったら、皆でフジテレビに電話。嘘です

浩子さん「朝ドラの『マッサン』の主題歌は、まだ覚えていません。覚えてきます…って誰に言ってるんだ。来年までに覚えます…!」

海の時間

ラストの1曲となりました。

浩子さん「神戸は、谷山浩子のライブに慣れているお客さんが多いので、あんまりメジャーな歌をやらない方がいいかなと思ってたんですけど、メジャーな歌を聞きたい人もいっぱいいるんだなと思って」

というわけで、数年前の人気投票で1位になったこの歌です。
谷山浩子を知らない人に一言で説明すると、三葉虫が出てくるラブソングです。
※三葉虫が愛をささやくわけではなく、三葉虫が生きている太古の地球にタイムスリップしていくイメージ。

激しく関係ないけど、ずっと前に弟から、なぜか三葉虫の化石を誕生日にもらったことがあって、今も持ってます。三葉虫、すんげー小さいです。親指の爪くらいしかない。

アンコール

春のさけび

BSプレミアムで放映中のアニメ「山賊の娘ローニャ」にて、作詞は宮崎吾朗、作曲は谷山浩子、歌は手嶌葵で流れているこの歌。

浩子さん「いつもの組み合わせです。『またかトリオ』って言っちゃって、それはまずいと思ったんで、黄金のトライアングルで…」

猫森Aプロの時、当時のブログには書き忘れてたけど、これは初めてDTMを使って作曲したので、
「おかげで、いっぱい音を入れちゃって、ピアノだと弾きにくいです」
「中田ヤスタカさんと同じDTMを使ってます。だからなんだって話ですが」
とおっしゃってた気がする。

浩子さん「歌いにくい曲にしちゃったなーと思ったんですけど、手嶌さん、がんばって歌ってくれてます」

鳥は鳥に

ダブルアンコールだー!

歌詞カードのファイルを持って現れた浩子さん、
「マネジャーのゆかりんが、『短い曲なら大丈夫です!』って言ってたんで」
と言って、急いでファイルを開きます。

客席「『道草を食ったジャック』!」
浩子さん「短すぎない?!」

他にも「おひるねしましょう」とか、客席から短い曲のタイトルが上がったんですが、結局「鳥は鳥に」に決まりました。
大島弓子の漫画『綿の国星』をアニメ化した時の歌だったはず。

浩子さん「歌いたい人は一緒に歌ってOKです。なので、アンケートに『となりの人が歌ってました』とか書かないように」

私も歌いました。
中学生の頃に聞いてた歌なので、歌詞は全部覚えてた。短い歌だしね。

浩子さんと一緒に歌うと、向こうはマイクを使ってるから、私の声は完全にかき消えて同調してしまうので、自分が歌ってるはずなのに浩子さんの声しか聞こえないという、なかなか面白い感覚を味わえましたよ。

彼氏の感想

ファンの人の目の前では、余計なことを言うまいと静かにしていた彼氏。
ふたりだけになってから、感想を聞いてみました。

♂「つまらんとか、そんなことはなかったよ。面倒くさいからアンケートは書かんかったけど」
(かわりに、私が自分のアンケートに「彼氏が三国志で好きなのは袁紹です」と書いた)

♂「(浩子さんについて)面白いおばちゃんやな」
(関西人にとっては褒め言葉です)

♂「俺、浮いてたやんな。若い人自体がほとんどいーひんかったし、服装も、そのー…地味な人が多かったやん」

私も初めて浩子さんのライブに行った時(大学生だった)、
「いかにもオタクっぽいファッションの人ばっかりや!しかも30代とか40代ばっかりやし!エスニック系の私もしかして浮いてる?」
って思ったので、気持ちはわかる。

♂「浩子さん、会場を見渡したら、俺が例の『お酒に釣られてきた彼氏』って一発でわかったんちゃうの?ホンマに俺、浮いてたもん」

いやいや、お酒に釣られてきた彼氏がどういうファッションをしているかなんて、浩子さんは知るよしもないからね…。

♂「なんで皆あんなに小刻みに拍手できるの?」

どのタイミングで拍手するか、慣れているからです。慣れてなくても、周りの人に合わせて拍手しとけばオッケーです。

♂「アンコールの1曲目(『春のさけび』)は、明るい歌だったのでよかった」

♂「ライブそのものに行ったのが生まれて初めてやったから、アンコール2回もやるとか思ってなかった。びっくりした」

♂「『今日は何の日』っていう設定で曲が選べるってすごいな」

ひとまず、私が普段聞いている歌の人が、どういう人なのかは伝わったので、よかったと思います。
相手が生身の、生きてる人間だってわかると、認識が変わるもんね。

これで私のライブ参加予定は終わりました。
今のところ、12月の大阪に行く予定はないので、恐らく次は来年の猫森になるかと思います。