谷山浩子 ソロライブツアー2014 京都1日目 サスペンス劇場の開幕です

谷山浩子ソロライブツアー2014、京都からスタートです。
今年は狭い会場(120人くらいしか入らない)なので、2日間連続の開催でした。
私は初日の10月4日のみ参加。

会場は、四条大宮にあるアマデウスサロン。
大宮阪急ビル(1階にブックファーストが入ってる例のビル)の3階です。

めっちゃ場所わかりにくかった。
まず、階段がビルの外にしかない。そして階段を登ると2階には喫茶店しかない…ように見える。喫茶店に入ってすぐ左奥に進むと、実はそっちに3階へと続く階段がある…という構造です。
さらに、3階へ出たら出たで、ヤマハの音楽教室があって、習いにきた子どもやら、つきそいのお母さんやらがいて、「会場はどこ?!」状態。ここでも左奥へ進むと、実はそっちにアマデウスサロンが隠れています。

ちなみに、母に話すと、この会場を知っていたらしく、
「えっ、あそこでやんの?!あれ、子どものピアノ教室が発表会をやるような会場やん!」
ってdisられました。

谷山浩子がここでライブをするのは17年ぶりで、古参のファンにはなじみのある会場だそうです。
私は2列目で、浩子さんが斜め後ろから見える位置でした。ピアノを弾いてる手元が両方とも見えたよー。

ではでは、いつものように谷山浩子スタッフがツイートしたセットリストを参照しながら、思い出して書いてみよーう。

第一部

今日の浩子さんは、猫森2014のAプロと同じワンピースでした。水色の…小花柄?

足元は黒のブーツです。
髪の毛は特にセットされてなかった感じ。

ピアノのそばに置いてあるマグカップの中身は、カフェインレスのコーヒー(紅茶だったかな?)と無調整豆乳だそうです。

毎度ながら、谷山浩子のソロライブは、その日に演目が決まるので、毎日ちがう歌を聞くことができます。トークもその時その時で思いついたことをしゃべってるから、バラバラ。
アーティストの中には、ソロツアーの演目がどの会場でも同じで、トークの内容まで脚本が決まってて毎回同じことしゃべってる人も珍しくないそうですね。
浩子さんのライブに慣れている私たちは、とても贅沢なのかもしれません。
…だからこそ全日程を制覇したくなるんですがね…!

見えない小鳥

ソロツアーの皮切りとなる1曲目。
おお、私がライブでこの曲を聞くのは珍しいかも。

浩子さん「この会場は、JEUGIA(ヤマハって言ってたかも)の会場なので音もいいです。けっこう好きな会場です」

ずっと京都ライブをやっていた「アートコンプレックス1928」は、ここ何年かは演劇で予定が埋まっていて会場がとれず。
去年おととしにライブをやっていた宝ヶ池の「京都FAN J」は、アンケートで「遠い」と苦情を受け…。
17年ぶりとなるアマデウスサロンが、今年の京都会場になったそうです。

浩子さん「昔はアマデウスサロンじゃなくて、大宮サロンと呼んでいたと思うんですが、ある時、突然、アマデウスサロンに格上げになりました」

催眠レインコート、不眠の力、穀物の雨が降る

昔、京都ライブをやった時に、AQさんが「京都っぽい」という理由で選んだ3曲。
それが妙に忘れられなかった浩子さん、今回も演奏することにしたそうです。

「京都っぽい」の理由がひどい。

  • 「催眠レインコート」は、「西院レインコート
  • 「不眠の力」は、「府民の力
  • 「穀物の雨が降る」は「お供物の雨が降る」(合ってるかな?)

西院(さいいん)は、京都の地名です。西大路四条のあたりです。阪急の京都線では、会場のある四条大宮(大宮駅)の次が西院駅です。
府民の力については、「これ、大阪府も入るよね」と浩子さんがコメント。

浩子さん「京都というか、災害の歌ですよね…。いや、でもちがいますよ、これはイメージですから。ほら、テレビで『映像はイメージです』ってテロップが出る奴ね。だから大丈夫です!」

「催眠レインコート」では豪雨で街が滝壺と化し、「不眠の力」では世界が砂漠となって人々も死に絶え、「穀物の雨が降る」では穀物の雨で街が機能停止して地球が終わる…。全然大丈夫じゃない。
狙ったとしか思えない選曲。でも浩子さんいわく「AQさんのせいです」。

どれも好きな歌なので、災害の歌だろうが無問題ですよ(・ω・)

DESERT MOON

ドラマ大好きな浩子さん、NHKの朝ドラについて、「朝ドラの『マッサン』が始まりましたね!」と唐突に語り出します。

浩子さん「どう考えても、あれはあの人が悪いよね。だって根回しとか全然してないんだもん…って、見てない人にはわからないですよね」

マッサンを見ていると、昔、「DESERT MOON」を提供したドラマのことを思い出すんだとか。

浩子さん「『マッサン』が始まったことを記念して、次の歌は『DESERT MOON』です」

たずねる、ラ・ラ・ルウ、風になれ、鳥籠姫

ここで、ソロツアー恒例のリクエストコーナー。4曲歌います。

浩子さん「以前は誕生日とか、名前がどの文字から始まるか…とかでリクエストする人を決めてたんですけど、何をやってもアンケートに『不公平だ』って書かれるので、じゃんけんで決めたいと思います。じゃんけんでも『不公平だ』って書く人いるんですけどね。『私はじゃんけんが弱いんです』って……でも、知りません

全員が納得するのは無理やもんね。

浩子さん「じゃんけんは、勝ち残り、負け残り、あいこ残りの3種類できるんですけど、どれにします?…なんとなく偏見なんですけど、京都は負け残りかな…」

というわけで、浩子さんとじゃんけんをして、浩子さんに負けた人が勝ち残る形式に。
私は初回で、浩子さんと同じパーを出してしまい、敗退しました。無念。

じゃんけんを続けて、5人が残ったところで、試しにひとりずつリクエスト曲を聞いていく浩子さん。

ドボン扱いになった人

ひとり目が、いきなり「白い帽子」をリクエスト。

ところが、昔、演劇か何かのために書き下ろした曲のひとつなので、全然覚えてないから無理です!と浩子さん。
「譜面も書いてないから無理です」って言ってました。
あとで、近くにいた知り合いが「昔は演奏してたんだから、その時は譜面も歌詞カードもあったはずなんだけどね」ってツッコミ入れてた。浩子さん、よっぽど動揺しておられたようです。

浩子さん「ごめんなさい。『白い帽子』は歌えないので、自分の中で、『ぼくの白い帽子』を歌って下さい」
(ぼくがかんがえたさいきょうのちょうじん的なノリで言ってた)

他の人のリクエストは、すべてOKが出ました。
「歌いにくい歌から先にやっつけるのが鉄則です」と言って、新マネジャーのゆかりんが出してきてくれたリクエスト曲の歌詞カードを、苦手な順に並べ替える。

たずねる

浩子さん「『たずねる』って、最初は『世界にたずねる』ってタイトルだったんですよ。でも、その時すごくお世話になってた詩人の吉原幸子(よしはらさちこ)さんに、『ダサい』って。『たずねる、だけにした方がいい』って言われて」

浩子さん「その時は、そんなものかと思ってタイトルを変えたんですけど、今思えば『たずねる』だけにしてよかったです。『世界にたずねる』だったら、もっと歌いにくくなってたと思います」

若い頃に書いた、けっこう内省的な感じの歌なので、年をとると歌いにくいんだろうな…。

最初はぽつぽつと単語をささやき、そのあとで歌が始まるという構成の歌だったんですが、いざ歌い出しで音をど忘れしてしまう浩子さん。
「せっかくいい雰囲気で始まったのに…!すみませんー!」と謝ったあと、両手をハサミの形に変えて、カットする仕草をしたのち、再び最初から演奏し直しておられました。

ラ・ラ・ルウ

浩子さん「これは、ネパールで教えてもらった、向こうの民謡の歌詞をモチーフにしました。サリーをつばさに変えて、あの山を越えてあなたに会いに行きたい…みたいな歌だったと思います。ただ、英語で説明してもらったので、もしかしたら、ちがうかもしれません」

風になれ

リクエストされた瞬間、浩子さんの反応。
「わかりました。今日はのどがカスカスなので、それなりの『風になれ』をお聞かせできると思います……。嘘です!サイッコーの『風になれ』をお届けします!」

これが大人になるということか。

鳥籠姫

「1番安心してできそうな歌を、1番最後に」という理由で、リクエストコーナーのラストを飾ったこの歌。
歌う前は「終わりよければすべてよし」と言っていた浩子さんでしたが…。

演奏後、「終わりよければすべてよし、なんて言わなきゃよかったー!」と嘆いておられました。お察し下さい。

第二部

トイレ休憩を挟んで、第二部スタート。
今回は、休憩中に浩子さんがステージに出てきて、適当に歌いながら遊ぶ…という光景は見られませんでした。

無限マトリョーシカ

声優の上坂すみれさん(割と個性派)に歌詞を提供した歌。

浩子さんいわく、
「この曲がものすごく速くて、最初にデモを聞いた時、椅子からずり落ちました。ボカロの、多分初音ミクがメロディーの音を歌ってたんですけど、ボカロだからこそ歌える歌、みたいな…」
「んで歌詞をつけて返す時、どんな感じになるのかわかるように、自分で歌をつけて返すんですけど、速すぎて歌えないんですよ。ひどい場所だと半拍も遅れてるんです」
「でも、上坂すみれさんが歌ったシングルを聞いてみたら、ちゃんと歌えてたので、お会いした時に『すごいですね』って言ったんです。そしたら、上坂さんが『すごいのは機械です〜♪』って…そういうの、タブーじゃないらしいです」

しかし、浩子さんが歌うには、当然ながら速すぎる。

浩子さん「前にAQさんと歌った時は、テンポを26遅くしたんです。26って相当落としてるんですよ。テンポの速い歌をバラードにする時だってせいぜい6程度ですから。それでも歌いにくかったんで、今日は正確には計ってないけど、30くらい落として歌います」

で、実際に30落としたテンポの歌を聞いてみた。
……じゅーーーぶん速かったよ?!
これ、原曲の速さだと、ピアノ弾く方だって指が追いつかないんじゃ…。

浩子さん「とにかくテンポが速いので、上坂さんが歌ってる原曲の方を聞いてる人は多分、どういう歌詞なのかまったくわからないと思います」

浩子さん「また自分でもカバーしたいんですけど、するとしたら、からくり人形楽団の方だろうなって。すでに頭の中で、ROLLY坊っちゃんが『♪ああ むーげんよー ヘイ!』とか歌ってるのがすごく想像できます。『ヘイだけじゃなくて、ちゃんと歌ってー!』って言ってる自分が想像できる」

アトカタモナイノ国、洗濯かご

さて、京都にちなんだ曲を再びお届けするコーナー。

浩子さん「京都といえば、サスペンスですよね。本当に京都を舞台にしたサスペンス、多いですよねー。70%くらいは山村美紗さんのせいだと思いますが…」

というわけで、サスペンスっぽい内容の歌です。

浩子さん「『アトカタモナイノ国』は、実現しようと思うとかなり大変そうですよね。1番現実的なのは『きみというのは、そもそも実在する人物だったんですか?あなたの妄想の中の人ではありませんか?』っていう解釈なんですけど。そうじゃなかったとしたら、街を大改造する勢いで、『きみ』の痕跡を消さないと」

浩子さん「『洗濯かご』はグリム童話っぽいイメージで書いたんですが、この歌のあとで殺人が起こりそうですよね」

歌い終わったあとも、「アトカタモナイノ国」の実現性について語る。

浩子さん「1番難しいのは、きみの家があったはずの場所に建ってる古い郵便局をどうするかってことですよね。更地になってるとかなら簡単だけど…。というわけで、どうやって実現するのか、是非アンケートに書いて下さい」

浩子さん「きっと公安が夜中に忍びこんで、日記に砂消しとかかけてるんですよね」

私の後ろの方にいた人が、「『メン・イン・ブラック』くらいの規模なら可能です」って浩子さんに言ってた。

あとで、となりにいた横島奈月さんたちは、
「NHKの美術班に頼めば、2週間で古い郵便局をつくってくれるよ!」
と言ってました。

赤い靴、カイの迷宮、電波塔の少年

サスペンスに関係ある…というか、サスペンスにこじつけた歌のコーナー。
AQさんの「京都っぽい」に近いノリです。ただのダジャレです。

「赤い霊柩車シリーズ」にちなんで、「赤い靴」。赤くて移動手段だし…。
「京都迷宮案内」にちなんで、「カイの迷宮」。

そして、「科捜研の女」と「京都地検の女」は、こじつけできる歌が見つからず…。

浩子さん「『科捜研の女』って、いくつかシリーズがあるんですけど、初期の方で、調べ物をしてる時に勇ましい曲がBGMで流れるんですよ。プレパラート調べたり、証拠品の泥を落としたり、そういう辛気くさい作業をしてる時に、勇ましい曲が。…その曲に似ているので、『電波塔の少年』をやります」

浩子さん「似てない?!イントロのあたりとか、私は沢口靖子さんが思い浮かぶんですけど」

思い浮かべてみたんだけど、まったく別の歌になりそうな予感。
少なくとも、沢口靖子は電波塔の少年にもならないし、少年の電波を受信する少女にもならないし、どっちかっつーと少年の電波を証拠品として押収する立場…!

ねこの森には帰れない

お別れの時間がやってまいりましたというわけで、最後くらいは明るい曲を。

浩子さん「全体的に不穏な、辛気くさい歌が多かったので、最後は明るい曲を…でも、この曲も歌詞をよく読んでみたら、そんなに明るいわけではないですよね」

浩子さん「アマデウスサロンといえば『ねこの森には帰れない』、という経緯があるのです。昔のことを知らなくて『なんでだろう?』って思った人は、『なんでだろう?』って思ったまま帰って下さい」

解説ないのかよ!ww

ところが、何度も何度もやり慣れた曲だったのに、最後の最後でまちがえる浩子さん。
ラストの「ジャーン、ジャジャジャジャジャジャジャン、ジャンッ」と弾くべきところ、「ジャーン」と弾いたところでなぜかフリーズしてしまった。
しばらくそのまま固まっていて、ようやく思い出してジャジャジャジャンと弾き終える浩子さん。場内は爆笑に包まれる。
浩子さんは、すみません!って謝りながらあいさつして、ステージを去っていきました。

ひとりでお帰り

ラストにあんなことがあったので、アンコールの拍手は普段よりもテンション高めです。

出てきた浩子さんも、「盛大な拍手をありがとうございます。なんか、いつもよりテンションの高い…。何かがあったんでしょうね……すみません本当に…!」とコメント。

「今日は励まし成分が少なかったので、お礼の歌は励ましソングを」ということで、アンコール曲は「ひとりでお帰り」。

おやすみ

ダブルアンコールが出ました。

歌詞カードの分厚いファイルを持って登場した浩子さん、さて、どの歌をやりましょうか?
そういえば、リクエストコーナーで、浩子さんが歌えない歌をリクエストして断られちゃった人がいますよねー。

というわけで、その人に「何か、ふさわしい歌は…」とリクエストを聞く浩子さん。

リクエストする人「『おやすみ』を」
浩子さん「ひらがなの方と、ローマ字の方とありますが、どっちにしましょうかねー」

ひらがなの方になりました。

浩子さん「遠くにいる大事な人、恋人とか、家族とか、友達とか、親戚とか、会ったことないけど大事な人とか(例:俳優)、その人のことを思い浮かべながら聞いて下さい」

2日目の本日はオールリクエストだそうです

今日は京都ライブの2日目。もうすぐ始まりますね(現在16:20)
私は行けないのですが、今日はオールリクエストだそうです。く、くやしい…!

いいなー。座席数も少ないから、その分、当たる確率も高そうだなー。うらやましい。
関西でオールリクエストをやるのは初めてだそうですよ。

昨日のラストで浩子さんが、「台風も来てるので心配ですよね。もしかしたら明日は、私と、どうなってもいい30人くらいの人とでやるかもしれないです。普通に開催できたらいいですね」なんておっしゃってました。

京都はめったに台風が直撃しないので、案外平気かもしんない。どうだろう。

私の次のライブ参加は、10月18日の神戸です。