Kindle書評『魔女の宅急便』『BAD END』その他、漫画多数

先週末は下痢と発熱で寝こんでいたとりさんです、こんばんは。

布団とトイレの間を行き来する他にやることがないので、ひたすらKindleで漫画やら小説やら読んでました。
読みすぎて、最後の方は嫌になってた。「仕事行きたい…」とすら思った。

だって、健康体だったらいろんなことができるけど、水を飲むだけで下痢するような状態じゃあ栄養不足でフラフラしちゃって、何もできませんがな。

下痢が止まって出勤している今も、まだ回復途中なので満足にものを食べられず、栄養は絶賛不足中です。
栄養不足のあまり、胃液が上がってきて口の中が苦い苦い。
早く肉が食べられるようになりたいわぁ。

ではでは、溜めこんだKindle本の感想いってみよー。

角野栄子『魔女の宅急便』


ジブリの映画とは全然ちがうらしい、と以前から聞いていた原作。
角川のポイント還元セールでぽちっとな。

いい子なんかじゃない、13歳の女の子

確かに全然ちがった。おい、冒頭から全然ちがうよ!

読んでいて感じたのは、
「映画版のキキは、原作よりもずっと『いい子』に描かれているんやな」
ということ。

この原作では、子どものキキから見て嫌な感じの大人たちもたくさん出てくるし(でもお客様だから面と向かって物申すわけにはいかない)、そんな相手に対してキキは13歳の対応をする。
つまり、わざと返事をせずに飛び立ったりする。あるいは誘惑に負けて、見てはいけないものを見てしまったりする。
黒猫のジジも、自分のいたずらでキキを窮地に陥らせたりしてしまう。

そして、トンボ(原作ではひらがな表記)の存在感が映画よりもはるかに小さい。
1巻目では、まだそこまで前面に出てきてない感じ。
とはいえ、キキは微妙に相手を意識したりしてるんだけど。

著者はジブリの映画版を見た時、相当お怒りだったらしいですが、気持ちはわからんでもない。

木原音瀬、和泉桂『BAD END』


プロのBL小説家による、同人誌のKindle版(つまりKDP)
「2015年3月31日までの配信」と書いてあるので、期間限定での販売みたいです。

誤記を見つけてAmazonに報告した際は、とても迅速に対応して下さいました。

どちらも救いはありません

木原音瀬(このはらなりせ)の短編「消える」は、エロ描写がないお話。
これは夏目漱石の『こころ』をイメージしてはるのかな、と思いながら読んだ。

和泉桂(いずみかつら)の短編『夢魔』は、一転してエロだらけのお話。
男性向けのエロ漫画に、こういう設定ありそう…って思いながら読んだ。

タイトル通り「BAD END」なので、カップルがくっついて幸せに…的な展開はありません。相手を殺すことで成就する恋…みたいな話でもありません。あの世で結ばれようと誓う悲劇…でもありません。ただ普通に、報われなくて救われないお話です。
こういう、本当にただ単に救われないお話って、商業誌ではあまり見かけない気がする(売れないから?)

その他、読み終わった漫画

おおひなたごう『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』


身近な食べ物の食べ方について、やたら真剣に暑苦しくぶつかり合い、語り合う、アホなグルメ漫画(褒め言葉です)

榎本ナリコ『時間の歩き方』


榎本ナリコが、ファンタジー漫画を描いてた!
いわゆるタイムスリップの話ですが、こういう設定は初めてだなぁ。
絵もうまくなってて、あぁ、まだ活躍しておられた、よかったなぁって思った。
(中学の頃に『センチメントの季節』を読んでました)

榎本ナリコ『榎本ナリコ+野火ノビタ』



その榎本ナリコが、野火ノビタ名義で出していた同人誌を収録したシリーズ。
紙の漫画の1巻目が、Kindle版の1〜2巻。
紙の2巻目が、Kindle版の3〜4巻。
紙の3巻目が、Kindle版の5〜6巻になってます。
分冊化されちゃってるけど、そういうの一切書いてないし、コンテンツにも特にそういう奥付とか一切ついてないし、商品紹介は帯に書いてあるキャッチコピーの一部をそのまま流用しただけで、収録作品もわからない。
いささか不親切だけど、出版社側はあまり大々的に売りたくないのかも。

Kindle版の3〜4巻は、幽白の同人誌です。ものごっつSF展開です。

池田理代子『ベルサイユのばら』


懐かしくてぽちったんだけど、『女帝エカテリーナ』の方がもっと面白かったなぁ、なんて思ってしまった。
早く『女帝エカテリーナ』もKindle化していただきとうございます。

高橋由佳利『トルコで私も考えた』


これ、Kindle化するのずっと待ってたよ!うれしい!
トルコの魅力にハマり、トルコ人男性と結婚した著者によるエッセイ漫画。

羽海野チカ『3月のライオン』


弟が紙の漫画を買ってくるので、家族全員それを回し読みしてたんですが、実家を出たら読めなくなってしまった。
ちょうどいいから、彼氏に布教するという理由をつけて、ぽちっちゃいました。
ポイント還元がついてたので、全巻ぽちっとな。
毎晩、私のKindleを借りた彼氏が、1巻ずつ読み進めてる。

SHOOWA『新装版 Nobody Knows』、『新装版 NON Tea Room』



新装版になる前のものを紙で持っていた漫画。
今回、新装版がKindle化されたので、ぽちっちゃいました。シリアスで切ない話も、恐ろしくしょーもないギャグも、どっちも好きなので。

その他、新たにぽちった本

榎田尤利『夏の塩』、『夏の子供』



伝説の「魚住くんシリーズ」が、分厚いハードカバー2冊組で復刻されたのは何年前のことだったか…。
その復刻版が、Kindle化されました。
最初は1冊1400円だったんでためらってたんですけど、今日見たら40%OFFの840円になってたので、迷わずぽちった。

ちなみに、このシリーズはまた新たな動きを見せており、今度は角川文庫(つまり非BLレーベル)から、非BL用のペンネーム(榎田ユウリ)を使って、さらに『町でうわさの天狗の子』の岩本ナオをイラストに起用して新しくリリースされました。
ま、まじでか…!

ジャンルは「青春群像劇」ってことになってる模様。