Kindle本の誤記を報告する方法:Amazonからクーポンが付与されました

以前、大原まり子の昔の著作をクリーク・アンド・リバー社がKindle化した本を読んだところ、30ヶ所近くの誤記があって、Amazonカスタマーサービスに連絡したことがありました。
ブログを読んだ人から「OCR処理を未校正のまま本にしたのでは?」というコメントを何件かいただいた、あれです。

しかし、Amazon側からは特に(文面以外での)お礼やお詫びはなかった。
もちろん、著者や出版代行者(クリーク・アンド・リバー)からも何のリアクションもなかった。そりゃそうだ。検索しないと、私が読みながら校正して誤記を報告したことはわからなかっただろうし。

そして最近読んだ本に、また誤記を見つけたので、またもやAmazonに報告しました。

誤記を報告しようと思ったきっかけ

今までは誤字脱字やら、明らかな改行ミス(不自然に全角スペースがあいてたりとか)を見つけても、スルーしてたんですよ。面倒くさいから。

KDP本の場合は、たまにネットで著者とやりとりをするから、その延長線上で気軽に「ここ誤字ありましたよー」って連絡してるんですけど。
(特に犬子蓮木さんとは、もはや専属の校正かというほど)

でも、『戦争を演じた神々たち』の誤記をAmazonに報告したら、すぐに本の販売が一時停止になって、「修正が終わるまで販売再開しないよ」って状態になったので、考えが変わったのです。
あぁ、やっぱり報告した方がいいんだなって。
面倒くさがって放置してたら、いつまでたってもミスの残った本が売られ続けるんだなって。

確かに、ただの読者である私が校正する必要なんて、どこにもないんだけど。
しかも私、プロの校正でもないし、校正の資格を持ってるわけでもないんだけど。

誤字脱字や表記ゆれを発見するのが得意だから、職場でもデザインの校正とか、他の人のライティングのチェックとかしてるけど、別にそれが本職ってわけじゃない。
他人のミスばっかり指摘する役回りになっちゃうから、あんまりいい気分ではない。
だって嫌じゃないですか。細かいミスばっかりうるさく指摘してくる人って…。

でも、彼氏に、
「なんで引け目を感じる必要があるのか。誤植のあるデザインを納品してしまったら会社に損害が出る。事前に防げるのはいいことだ」
と言われてからは、言い方に気をつけて指摘すればいいやーと思うようになりました。

メールでAmazonカスタマーサービスに報告

2日連続で、誤記を報告しました。

誤記の報告をする時は、電話でもチャットでもなく、メールを使ってます。
Amazonのヘルプからカスタマーサービスに連絡。選択肢はKindleを選んで、さらに該当する細かい選択肢(お問い合せ内容はどんなことですか?みたいな)を選んで、メールフォームから送信。

Kindle本の場合、ロケーションナンバー(位置No.)が、ページ番号のかわりになります。
「問題の発生している箇所の位置No.」に入力しましょう。
(Kindleの「メモ」に出てくるハイライトの一覧や、ハイライトをまとめてチェックできる「Your Highlights」で確認できるよ!)

実際に送信した内容

以下のKindleコンテンツに、電子書籍化の際のミスと思われる誤記が複数ありましたので、ご連絡いたします。

注文番号:(該当する本の注文番号を、注文履歴から調べてコピペ)
使用している端末:Kindle Fire HD(自分が読んでいた端末)

「問題の詳細」には、誤記があった本文を記載しております。

・問題の発生している箇所の位置No.:1721
・問題の詳細:あの連中のほ女王と道化とんど

・問題の発生している箇所の位置No.:1877
・問題の詳細:彼が最後に読んで いたのは
→余計な全角スペースが入っています。

・問題の発生している箇所の位置No.:1886
・問題の詳細:雲に向かっ妖精の友達て飛んで

私が気づいた箇所は、以上です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

他にもこんなことを聞かれます

翌日に再び別の本の誤記を報告した際は、さっそくメールフォームの仕様が変更されていて、自動で以下の文言が入るようになっていました。

問い合わせに対応させていただくために、お手数ですが以下の情報をお知らせください:
1. 端末のシリアルナンバー (端末の「設定」から確認できます)

2. Kindle端末を登録していたアカウントからお問い合わせいただいているかどうか

報告したら、お詫びのクーポンもらった

最初は27日の夜に、『ケルトの薄明』の誤記を報告。

翌朝には、お返事のメールが来ていました。

問い合わせいただいた商品『ケルトの薄明 (ちくま文庫)』については、カスタマーサービスでも同様の問題が確認できた為、当サイトで問題の原因を調査し、問題の修正に努めます。

なお、誠に申し訳ございませんが、コンテンツの修正にはお時間がかかりますため、修正完了までの具体的なお時間などはご案内ができませんことを、何卒ご了承いただきますようお願いいたします。

問題が解決された場合は、My Kindleのページで表示または、Wi-Fi経由で最新バージョンのコンテンツが配信されますので、ご確認ください。

このたびの件で、ご迷惑をおかけしたお詫びとしてはささやかですが、300円分のクーポンをお客様のアカウントに登録させていただきました。
このクーポンは、Amazon.co.jpが販売する商品のご注文にご利用いただけます。
(一部例外の商品がありますので、ご確認のうえご利用くださいますようお願いいたします。)

ご利用の際には、お支払い方法選択画面でギフト券のチェックボックスにチェックをいれ、注文を確定する画面で300円分が差し引かれていることをご確認のうえ、注文を確定してください(Kindle本をご注文いただいた際は自動的に適用となります)。

えっ…クーポン300円を付与…?
こないだ30ヶ所も報告した時は何もなかったのに、今回は付与…?!
(よくわかんなくてポイント付与なのかと誤解してたけど、読み返してみたらクーポンだった)

この時点では、
「なんで今回は300円分もらえたんやろう。前回のクリーク・アンド・リバーは出版代行業者やったけど、今回はれっきとした出版社が出してる本やったから?」
と疑ってました。

個人出版の本でも、クーポンもらった

そして2日連続で、今度は28日の夜に『BAD END』の誤記を報告。
これは、ともにプロのBL小説家である木原音瀬・和泉桂両氏が、紙の同人誌をKindle化されたもの。プロの作家によるKDP、つまり出版社を通していない本です。
(牛乃あゆみさん以降、BLの同人誌がなかなか出ないなーと思ってたけど、ついに出てたよ!)

わずか2時間後に、「確認がとれたので、お詫びに300円分のクーポンをどうぞ」とメールが届いた。
早っ!
ていうか、この本の場合もお詫びクーポン付与されるんや。出版社がどうとか関係なかったのか…。

クリーク・アンド・リバー(しつこい)の本の時には何もなかったのに、なぜ??
もしかすると、Amazonの対応の方針が変わったのかもしれません。ごくまれにAmazonのKindle担当の人が、このブログ見てるっぽいし…(おびえながら)

余談:著者ご本人に発見される

本日のお昼休みにTwitter見たら、『BAD END』の著者のひとりである和泉桂先生から、メンション来てた。
あばばー!

あわてて先生の直前のツイートを確認したら、Amazonから誤字脱字あるぞーと連絡が来て、さっそく修正して下さってた模様。対応が速い!

私、お名前などは書かずに、同人誌の誤記を見つけたので報告したーとツイートしてたんですが、すぐに気づかれてしまいました。Twitterを使いこなしておられるわ…。

でも、わざわざそんな風に言っていただけてうれしかったので、同人誌をKindle化して下さってありがとう!ってお返事しました。
BLだろうが百合だろうが、同居してる彼氏の視線を気にせず読めるよ。だってKindleだから!

2014年7月30日22:18追記

朝、Amazonからメールが届きました。

以前ご購入いただいた木原音瀬著 BAD ENDの Kindle本について、最新版が利用可能になりました。

著者の方がすぐに修正して下さったおかげで、販売再開しましたよ!
ありがとうございます。
こういう時は、やっぱ個人のKDPの方が速いんだなぁ。出版代行業者が入ってると時間食いそうだもんね。

2014年10月19日18:50追記

お詫びクーポンについて、Amazonに問い合わせてわかったことがあったので、下記に載せてます。

2015年3月4日21:15追記

クーポンは、必ずしも発行されるわけではありません。あしからず。


気づいた分はなるべく報告してるんだけど(KDPの場合は著者に直接連絡してる)、300円クーポンが出るかどうかは本当にランダム。すでに他の人が報告してたら、クーポン出ないんじゃないかなって気がしてる。