谷山浩子 猫森集会2014 オールリクエスト2日目、最初で最後の青山円形劇場

イベント名:猫森集会2014 オールリクエストin青山円形劇場 2日目
日時:2014年6月27日(金)
ゲスト:石井AQ(シンセサイザー)、斎藤ネコ(バイオリン)
会場:青山円形劇場

引っ越しの前日に休みをとって東京へ行き、ライブに参加する…という強気の日程だったため、だいぶ遅れてしまいましたが、先月末のライブレポです。
もうあんまり覚えてへんなー。

会場は、来年3月の取り壊しがほぼ確定しているらしい青山円形劇場。
実を言うと、私がここへ来るのは初めてでした。
初めてなのに、これが恐らく最後の青山円形劇場です…。

ホールが完全にまん丸で、中央のステージもまん丸、それを階段状の客席がまぁるく囲んでいる劇場。色は全体的にグレー。
ステージに近い客席ほど直径が小さくなるため、前方の列ほど客席の席と席の間が狭くなっていて、全体的にこじんまりとした印象です。その分、1番後ろの席もステージからそんなに遠くない。

では、谷山浩子スタッフのアカウントによるセットリストを参考に、ライブの感想いってみよー。

セットリスト

  • 裸足のきみを僕が知ってる
  • アトカタモナイノ国
  • SHADOWLESS
  • 遺跡散歩
  • てんぷら☆さんらいず
  • ねこ曜日
  • 約束の海
  • 銀河通信
  • 黄昏
  • 絵はがきの町
  • パジャマの樹
  • 渚のライムソーダ(歌詞は河合奈保子バージョン)
  • 漂流楽団
  • 会いたくて
  • 影ふみ
  • 月のかたち
  • 人がたくさんいる
  • 悪魔の絵本の歌
  • ウサギ穴

座席抽選(チケットの半券を入れた箱から浩子さんが引く)、このライブの関係者(浩子さん、AQさん、ネコさん、マネジャーなど)が作成した○✕クイズ、全員じゃんけん(片手で0~5までの数字を出して、浩子さんと同じ数字を出した人が勝ち)などで、リクエストする人を決めていきます。

1曲目から、アンコールの曲まで、本当に全部、その場で当たったお客さんのリクエストで決まりました。そして、その場で浩子さんが照明さんと音響さんに10秒くらいで曲の説明をして、ぶっつけ本番で演奏。浩子さんだけでなく、AQさんもネコさんも基本的にぶっつけ本番。
話には聞いてたけど、やっぱりすごかった。あと、ハプニングだらけで面白かった。

サクサク進んだ結果、オールリクエスト史上最大の曲数をこなしたようです。わーい!
※最後の2曲は、アンコール曲でした。
そのあとも拍手が止まらなかったんだけど、ホールの時間制限が厳しくてダブルアンコールは無理だった。かわりに浩子さんが出てきて、お礼のあいさつをしてくれました。

面白かった場面の数々

記憶に残っているものを適当に書き残しておくでござる。

のっけから友達が当たる

1曲目の座席抽選で、なんと、ゆいちゃんが当たりました!
ゆいちゃん、あとで「心臓が止まるかと思ったよ」って興奮してた。
そして、「1曲目だったから、けっこう長いこと浩子さんと見つめ合ってたよね」って他の人にうらやましがられてたw

実はゆいちゃん、ライブ前に「コンタクトレンズじゃなくてメガネで行こうかな。浩子さんの御前だし、よく見えるように」と言ってたんですが…メガネにしといてよかったねー。

ゆいちゃんのリクエストは「裸足のきみを僕が知ってる」。
…いい歌を選んだなーって最初は思ったんですが、よくよく考えてみるとこれ、腐男子であるゆいちゃんがBLな妄想をしていた歌じゃないのか…?

昔の自分が書いた歌詞にセルフツッコミ

中盤の座席抽選では、MaKOさんが当たりました。
この人、もともとは河合奈保子ファンだったらしく、浩子さんが河合奈保子さんに提供した歌をリクエストしようと準備して来たらしいのです。
「歌詞カード持ってきたので!」
と、浩子さんに河合奈保子さんの歌をリクエストします(曲名は忘れた)

2014年7月12日22:20追記
最初にリクエストしたのは「45日」という歌だそうです。

浩子さん、2秒くらい止まったのち、
「河合奈保子さんの歌で、譜面を持ってて歌えるのは、これと、これと、これだけ!その中から選んでいただくのは無理ですか」
と提案。

MaKOさんもくじけません。
「じゃあ、『渚のライムソーダ』を河合奈保子さんの歌詞で!歌詞カードありますから

けっこうアイドルソングな歌詞だったらしく、浩子さんは「だから(自分のアルバムに収録する時は)歌詞変えたんだ…」と渡された歌詞カードを見ながらつぶやいておられました。

歌詞が変わるとアレンジも変わったりするので、「その歌なら打ち込みがあるよー」というAQさんや、「その歌なら譜面があるよー」というネコさんに、「駄目、歌詞がちがうから!」とストップをかける浩子さん。
仕方なくMaKOさんから受け取った歌詞カードを譜面台に置いて、まるで練習するように演奏を始めました。えっ、これ練習なの?本番なの?ってちょっと困惑してしまった(普段は演奏前に浩子さんから曲名などのあいさつがあって、拍手の入るタイミングがある)
それに合わせて、ネコさんとAQさんも演奏にとりかかります。

ところが、歌っている途中で突然、浩子さんは「えーっ!」と叫んで中断してしまいました。
「初めて会った女の子のおでこにいきなりキスするなんて、そんな男いないよ!」

…その歌詞をつくったのは浩子さんじゃないのか?!www

他にも「髪の毛にライムソーダをかけたら怒られるよね」とか、昔の自分が書いた歌詞にツッコミを入れておられました。
下記に、河合奈保子バージョンと谷山浩子バージョンの比較が載っています。

その後、次の2曲を演奏しようとして我に返った浩子さん。
「あまりにも『渚のライムソーダ』の扱いがひどすぎるなって自分でも反省しました」

どっちが本物?

このライブは、どの歌がリクエストされるか全然わからない状態でスタートするため、演奏する側もほとんど準備ができません。

浩子さんは、五十音順に歌詞カードが入った分厚いフォルダを持参しており、スタッフさんの手で歌詞カードを探してもらいます(申し訳程度にコードがメモしてあるらしく、ほとんど譜面は載っていない)

シンセのAQさんは、過去に使ったデータの中から探します。過去のライブで演奏したことがあれば、打ち込みが残っていたりします。データが全然ない場合は、勇気を出してアコーディオンでぶっつけ本番の演奏をしたりします。

バイオリンのAQネコさんは、過去のライブで演奏した時の譜面が残っていないかどうかを分厚いフォルダの中から探します。紙とクリップボードと筆記具も持参していて、初見の歌はその場でコードを書き取って演奏します。本当に書き取って、途中から演奏に参加してはった!

で、ですね。
どの歌だったか忘れたけど(もしかして「裸足のきみを僕が知ってる」かもしれない)、AQさんが「打ち込みのファイル、2本あるんだけど…」と言い出した。

浩子さん「えっ…?どっちが本物なの?」
AQさん「完成版(だったと思う)って名前のファイルと、そうじゃないファイル」
浩子さん「じゃあ、完成版が本物?」
AQさん「でも、完成版じゃない方が、日付は新しいんだよ」
浩子さん「……これは賭けだね」

結局、完成版で演奏して、無事に終わりました。あれはなんだったのだろう…。

2014年7月12日21:10追記
やはり「裸足のきみを僕が知ってる」だった。

最初のクイズが長すぎて脱落者、続出

6~8曲目は、○✕クイズに正解し続けた人がリクエストできるコーナー。
1問目は、浩子さんがつくった問題でした。
「最近、ブラウザ三国志にハマっている谷山浩子さんからの問題です」

ところが、この問題がけっこう長かった。
三国志に疎い私が、記憶を頼りに乱暴に要約すると、
「曹操が周瑜の奥さんを狙っていたから、孫権は赤壁の戦いに参加した。○か✕か」
くらいの問題だったんですが、浩子さんが読み上げる問題文そのものはけっこう長かったんですね。
「魏の曹操が、呉の周瑜という人の…」という感じで、誰がどこの国の人か、知らない人にもなんとなくわかるように、いちいち説明していたから。

んで、こういうのって、文章で読んでても特に混乱しないんだけど、目で読まずに耳だけで聞いてると、「え?この文の最初の方ではなんて言ってた?」って感じで混乱しやすい。
おかげで1問目から、不正解になって脱落する人が続出。

一方、私の三国志に対する知識は、彼氏が持ってきた『蒼天航路』をゲーゲー言いながら読んで、荒川弘と杜康潤の『三国志魂(スピリッツ)』を読んでなんとなく全体の流れを察した程度。

「うん、なんか記憶にないから、✕にしとこう!」
と思って✕にしたら、正解でした。
正解は、「曹操が周瑜の奥さんを狙っていると思いこませたから、です!」だそうで。

ちなみに、三国志が大好きな彼氏にこの問題を聞かせたところ、「✕やな」と即答してました。要約して問題を出せば簡単にわかるのかもしれない。

AQさんからは、ワールドカップに関する問題(この歌はどこそこの国の公式応援歌である、○か✕か…正解は非公式なので✕)
ネコさんからは、俳句に関する問題(これこれは夏の季語である、○か✕か…正解は○。何の言葉だったか忘れちゃった)
私は、ネコさんの問題で不正解になってしまいました。

2014年7月12日21:10追記
ネコさんが問題に出した季語は「医者いらず」でした。

あと、ライブコーディネーターだっけ?の人からの問題が出て、このへんでおしまいになった気がする(どんな問題だったか思い出せない)
その次に出されるはずだったのが、マネジャーのゆかりんからの問題で、浩子さんが残念がって読み上げてました。

浩子さん「サンリオの以前の社名は、株式会社山梨ミルクセンターである、○か✕か。正解は✕で、正しくは株式会社山梨シルクセンター…」
AQさん「いい問題ですね」
浩子さん「ね。ゆかりんは山梨の出身なので、この問題をつくったんだと思います」

弦が切れても演奏はやめない

ネコさんはバイオリンなので、演奏中に弦が切れることがあります。
(最近は弦が強くなってるので、切れにくくなったんです…という話をパンフレットか何かで読んだ記憶がある)

今回も、どの歌だったか忘れたけど、後半の方で、弦が切れてました。
切れた弦がビヨンビヨーンと飛び出ている中、ネコさんは気にせず激しく演奏を続け、ひと通り弾き終わってから、浩子さんが歌っている間に切れた弦を噛み切っておられました。あ、なるほど、そうするのか。
そして、噛み切って処理を終えたあとは、再び激しく演奏。すげー。

大学の授業で見た、五嶋(ごとう)みどりの映像を思い出したよ…。
そっか、バイオリンを交換できないから、もう自分で噛み切っちゃうんだなー。

※オケの本番中、当時14歳だった五嶋みどりは、2回もバイオリンの弦が切れるアクシデントに見舞われたが、そのたびにコンマスや副コンマスとバイオリンを交換して最後まで弾き通した。演奏後、指揮者のレナード・バーンスタインが「お前、よくやった!」って感じで彼女のことを抱きしめてた気がする。
「14歳の彼女が本番中、とっさにそういう判断ができた、それも2回もできて、演奏をやり通したことは、本当にすごいことなんです」
と映像を見せながら教授がおっしゃってました。
今Wikipediaで見たら、「タングルウッドの奇跡」って呼ばれてるらしいね!

2014年7月12日21:10追記
弓が切れてたらしい。あぁ、だからビヨーンって飛び出してたのか…!

その他、いろんなことがあったけど、楽しかった

浩子さんが歌詞カードを見ただけではイントロがわからなくて、AQさんと小声で
「どうやって入るのか書いてない」
「✕✕(コード名)で何小節って書いてある」
「ありがと」
と、やりとりをしたり。

ある歌を弾き始めてから「この歌詞カード、別のバージョンだ!」と浩子さんが声を上げて再び歌詞カードを探すも、正しいバージョンのカードを紛失してしまっていて、やむなくそのまま演奏をやり直したり。

「てんぷら☆さんらいず」(だったと思う)をリクエストされて、ネコさんが「これは譜面あります。できます」みたいなことを言ったら、浩子さんが「当たり前だよ。できないって言ったら素で殴りにいくよ」と答えたり。

自分が苦手な歌をリクエストされるたびに、浩子さんが「どうしてもですか?!」とごねたり。
そんな中で「会いたくて」をリクエストされると、「喜んで!」「わー、地獄に仏…」「『会いたくて』、100回でも歌いますよ」とほくほく顔で笑ってたり。

面白くて、にやにやしちゃいました。

あと、座席抽選で、浩子さんが最初のブロック名を読み上げて、「Bだ。えーと、Bはどこかな…」と言うたびに、そのブロックに座ってる人の何人かが遠慮がちに両手で手をふって浩子さんに合図してたりするの、見ていて楽しかったです。
こうすればいいのか!と思ったので、私も何回か便乗して、自分のブロックが呼ばれるたびに手をふってました。

初めてのオールリクエスト、楽しかったなぁ。
普段は水曜や木曜にやってるんで、なかなか仕事を休みづらいんですよね…。

リクエストは当たらなかったけど、ハプニングありきの展開がとっても楽しい。リクエストされる曲もばらんばらんなので聞いてて面白い。
「あれ、この歌、知らない」と思ってても、いざ演奏が始まったら全部知ってる歌だったりして。
また行きたいな。