谷山浩子 ソロライブツアー2013 大阪、なぜか盛岡からの伝言を受け取りました

谷山浩子ソロライブツアー2013、ラストを飾る本日の大阪会場に急遽、行ってきました。
行く予定なかったんだけど、週末の予定があきまして。

チケットを予約しておらず、当日券が売り切れだと昼すぎに告知が出て、「しゃーない。ライブに来てる知り合いの人たちとお話ししてから帰ろう」と思ってたんですが。

なんと、「チケットが余ったので、どなたかにタダでゆずります」という方がおられて、先に会場へ着いていたTOMさんが私のかわりにゆずり受けて下さってました!しかも2階席の最前列のチケット!
ゆずって下さった方は、ご自分のチケットをお持ちで、1階席の前の方におられました。
ゆずって下さった方、確保して下さったTOMさん、本当にありがとうございました!

というわけで奇跡的にすべりこんだ大阪ライブ、メモがないから通常営業で(記憶を頼りに)いってみよー。

※2013年12月17日8:40追記
一部で誤解を招いたようですが、さすがにライブの曲順は覚えていない(覚える気もない)です。
セトリの写真とか、谷山浩子スタッフの実況ツイートを確認してます。

盛岡のかたきを大阪で討つ

今回の浩子さんは、白地に赤のチェックが斜めに入ったワンピース(すそには黒く透けた飾りがついてた)の上から、落ち着いたエメラルドグリーンの薄くて丈の長い上着のようなものをはおり(胸元に黒と赤のお花みたいなものをつけてた)、ワインレッドのタイツに黒のブーツといういでたち。

2階の最前列だったので、浩子さんの手元とか、飲み物とか、歌詞カードに何かが書いてあるのとか、よく見えました。さすがに歌詞カードの文字は読めなかったけど。

2013年12月16日8:40追記
思い出したけど、飲み物については「ノンカフェインの紅茶と、ミルクレスのフレッシュです」と言ってはったような。毎年飲むもの変えてはるんかな。マグの中はミルクティーの色でした。

すずかけ通り三丁目

1曲目は、静かなこの歌でスタート。
会場の大阪フェニックスホールは、クラシックの演奏に使われるようなホールなので、音の響きがすごくいい。ここで歌うのを毎回楽しみにしています、とは浩子さんの談。
ソロツアーの大阪、私は普段行かないので、今回が2回目でした。いつも京都だけだし、大阪は4~5年ぶり。

さて、歌い終わった浩子さん、今回の選曲について語ります。
「大阪では何度もやっているので、選曲のネタが尽きてきました…!もう、しりとりもやったし…」
「そこで、今回は他の会場で『リクエストに当たったらお願いしたかった』とアンケートに書かれた曲をやります」

場内、爆笑。

浩子さん「特に盛岡が、アンケートに『この曲をリクエストしたかった』って書いてくる人、多かったんですよね。コンサート3回できそうなくらい。そこから選びました。というわけで今日のライブは、『盛岡からの伝言』です」

…「江戸のかたきを長崎で討つ」ということわざを思い出したでござる。

カントリーガール・電波塔の少年

歌の紹介が、「女の子の歌と、男の子の歌です」。
いや確かにそうだけど!

そして本当に、私の行くライブは「電波塔の少年」がよく当たる。毎年2回くらい聞いてる気がする。
でもリクエストが出たってことは、盛岡ではなかったんですねぇ…。

超どうでもいいことなんですが、母に借りたハーレクイン小説の中に、「アメリカの大農場の娘が都会に出ていき、その後、彼女の都会行きを反対していた義兄に田舎へ連れ戻される」というストーリーの本がありまして。
義兄が「お前はこの土地を離れて生きることなんてできないさ、都会は合わないに決まってる」みたいなこと言うわけなんですよ。
そのくだりでヒロインのことを「カントリーガール」と呼んでて、思わず吹いたね。

時の少女・まもるくん

歌の紹介が、「今度も男の子の歌と、女の子の歌です」。
…まもるくんを男の子に分類していいのか、疑問ではある。
浩子さんの脚本では、男の子ではなく成人男性だったような…。

ちなみに、ドラマ好きな浩子さんは、現在の朝ドラ「ごちそうさん」も見ているらしく、いろいろと熱く語っておられました。嫁いびりをする小姑の役をキムラ緑子さんがやってて、その演技がいい、と。「みどりこ」ってすごい名前だな。

浩子さん「ごちそうさんを見てる人、どのくらいいます?……あー、そのくらいなんですね。大阪なので、90%くらいの人が見てるかなと思ってました」

その数字はいったいどこから来るのか。

浩子さん「録画して見てるんですけど、金曜と土曜の分は、まだ見てません(ライブだったので)。だからアンケートにあらすじとか書かないで下さい。もし書かれたら、Twitterで大阪へのうらみをぶつけますw」

じゃんけんでリクエストコーナー

恒例のリクエスト4曲が選ばれるコーナー。

浩子さん「じゃんけんで決めます。普通の『勝ったら勝ち』でいいですか?なんか大阪ってそういうイメージで…『あいこが勝ち』とか『負けたら勝ち』とかだと大阪っぽくないイメージが」

なんかわかるわー。
多分これが京都だったら、負けたふりして裏から手を回して勝つ感じですよね。

しかし、運命のいたずらか、今日の浩子さんは大変強かった。
最初のじゃんけんで、いい具合に勝ち残ったのは、たったひとり。
仕切り直して2回目のじゃんけんでも、ひとりだけ。
「うまい具合にちょうど2人だけ勝ち残る~とか、ならないですねー」と言いながら再び仕切り直して3回目でも、ひとりだけ…。

「ひとりずつしか残らない…効率が悪い!」と言いながら挑んだ4回目のじゃんけんでは、なんと何人も残っていた候補が一掃されてしまい、誰ひとり勝ち残らなかった。

「最後に勝ち残ったひとりには、今年もあとわずかですけど、多分ちょっとだけいいことがあります。予言します」と根拠なく予言した浩子さん。
5回目で勝ち残った最後のひとりに、「ちょっとだけいいことあります。何がいいですか、出会いですか?……あ、いいですか。じゃあ波風が立つと困るので、臨時収入?」と話しかけてはりました。
臨時収入、あるといいですね!私もほしいです!

人形の家・ゆりかごの歌・ただ風のために・意味なしアリス

「人形の家」をリクエストされた時

浩子さん「…『人形の家』をピアノソロでやるのは、難しいんですよー?」
リクエストした人「スピードのある感じでお願いします」
浩子さん「……Sですか?

弾きにくい歌をリクエストする人は、浩子さんにとって全員Sに見えているのではなかろうか、とも思ったり。

「意味なしアリス」をリクエストされた時

リクエストした人「あのー、メジャーな歌で申し訳ないんですけど」
浩子さん「全然!メジャーな歌、大歓迎です。よく弾いてるし」
リクエストした人「『意味なしアリス』を」
浩子さん「……それをメジャーだというのは、多分、狭い世界でのことだと思います」

確かにそうだと思います。

歌の説明

ここで、音響さんと照明さんを紹介。
いつもながら、ソロツアーでは曲目を当日に決めるので、音響さんも照明さんも曲をリハの1回だけ聞いて、音や光を決めないといけない。
リクエストコーナーに至っては、聞いたこともない曲を、浩子さんのざっくりとした説明だけで、ぶっつけ本番。

浩子さん「『ゆりかごの歌』は、子どもがゆりかごに寝ていて、風が吹いてゆりかごが倒れて、目が覚めて、そしたらまたゆりかごの中にいて、また風で倒れて、ゆりかごの中で目を覚まして…という歌です」

浩子さん「『ただ風のために』は夕暮れの湖。でも夕日の感じではなくて。湖の周りに森があって、ボートに誰かと乗っていて…」

その説明を聞いて、Suomiっぽいなって思いました。森と湖の国フィンランド。

そして演奏

なんか全体的にオレンジの照明が多かった気がする。「意味なしアリス」はイエローだった。
「人形の家」でドガガガーッと激しく始まって、「ゆりかごの歌」で静かになったけど不気味で、「ただ風のために」で本当に静かになって癒されたと思ったら、「意味なしアリス」で全部ひっくり返っちゃって不条理…な感じでした。

ちなみに「ゆりかごの歌」は歌い出してすぐにストップ。
かなり乾燥していたので、のどをやられたらしく、「エヘン虫が」と言って何度か咳をする浩子さん。
小声で(恐らく即興の)「エヘン虫の歌」を伴奏つきで歌って、のどの調子を整え、最初からやり直してはりました。「エヘン虫の歌」、どんなんやったかな…「エヘン虫が私ののどに絡みつく」とか「エヘン虫はかわいいな」とか歌ってたような…。

休憩中に「ごちそうさん」の劇中歌も

ここで休憩を挟んだのですが、いつもの如く、少ししてステージに戻ってきて、気楽に弾き語りをする浩子さん。
「ごちそうさん」の劇中歌を「YouTubeで音取りしました」と言って、メモを見ながら歌ってはりました。「焼氷(やきごおり)の歌」。

あとは、今年やたらとツアーの休憩中に歌ってはった「潮騒のメモリー」もちょっとだけ。

浩子さん「俺、このライブが終わったら、ザ・タイガースの再結成ライブの東京ドームに行くんだ…完全にフラグですね」

浩子さんの思春期のアイドル?だったそうです。もちろん私が生まれる前に活動してた人たちなので、全然知らないけど。

昔の歌も、最近の歌も、割と定番の歌も

さて、休憩も終わって、2部がスタート。

旅立ちの歌

今月に出たという、MEGさんのアルバム「CONTINUE」への提供曲だそうです。

RPGをモチーフにしたアルバムだってさ。
1曲目のインストは、石井AQさんらしいですよ。

ゲド戦記に提供した「旅人」そっくりの歌だなー…と思って聞いてたら、あにはからんや、「『旅人』のような歌をつくって下さい」と依頼を受けたのだそうです。

浩子さん「1曲ごとにジャンルのちがう歌っていうコンセプトだったんですけど、私のジャンルは『ジブリソング』って書かれてて…」

ポップでロックでフォークでファンタジーな谷山浩子が、ただの「ジブリソング」\(^o^)/

浩子さん「つくった歌を渡したら、『できれば、ミックスは変えていただけると…』って言われたので、思ってたより相当(『旅人』と)似てたみたいです」
※ミックスじゃなかったかも。自信ない。

2013年12月16日 8:22追記↓

街・穀物の雨が降る

そして再び、盛岡からの伝言のターン。
「街の歌を2曲」って…「穀物の雨が降る」は街の歌なのか?
でも、街に人がいっぱいいて邪魔だなーって気持ちでつくった…と歌詞カードに書いてあった気もする。『白と黒』あたりで。

「街」は全然ライブで聞かない歌なのに、今年は2回目だね!
1回目は猫森だったー。

もちろん今回は、サビのにぎやかな部分もピアノソロです。だからアルバムよりも比較的おとなしめです。

王国・夢のスープ・DOOR

大物の歌、比較的最近の歌、白い歌の3本立て。

「王国」の前奏をどうするのかと思ったけど、「ジャーン(低音)、ジャーン(高音)」くらいで割とあっさり始まった。ソロだもんね。
しかし「夢のスープ」は、なんでこうも不安をあおるのか。不穏なメロディー。
「DOOR」のところでステージのバックの壁が開いて夜景が見えたりするかなーって思ったけど、まだ動かなかった。

休憩中にちょろっと話しかけてた、ザ・タイガースにまつわる思い出話や、最近ネットで見かけた「本当かどうかわからない真相」を語った浩子さん。

浩子さん「再結成のライブに行くのは、別にザ・タイガースの演奏を聞きにいくというよりも、当時の自分に会いにいくという感じなんです。だからもう別に新しいオリジナルソングとかいらない。昔の知ってる歌をやってほしい」

浩子さん「言いすぎました……でも、だから昔のファンの方がライブに来て下さって、『新しい歌ばかりで、知ってる歌がひとつもなかった』ってアンケートに書かれる気持ち、すごくよくわかるんです。知ってる歌がいいですよね!」

私は逆に、新しい歌の方がうれしいです\(^o^)/

同じ月を見ている

お別れの曲は、どの会場でもこれに統一されているらしい。
風邪をひかないように、体を暖かくして、加湿して、栄養をとって、よく眠って、自分が好きなものや楽しくなるものを近くに置いて下さいね。来年がいい年になりますように…と、浩子さんからあいさつがありました。

浩子さん「今年で41年ですが、私がずっと歌ってこれたのは、本当に皆さんが聞いて下さるからだと、しみじみ思います。だってねぇ、聞いてくれる人がいなかったら、ひとりでカラオケ行っとけって感じだもんね」

大丈夫!今ならYouTubeやニコニコ動画で動画をUPするという道も…!

本当に大阪フェニックスホールは、音の響きがよくて、ずっと歌っていたくなります…という浩子さん。
お客さんの数が減ってしまうと、「じゃあこのホールをとらなくてもいいや」ってことになっちゃうので、またライブに来て下さいね、と。

浩子さん「来年もまた、ここで歌いたいと思います。よほどのことがない限り……(ここでしばし虚空を見上げて考える)……私がAKB48くらい売れたとしても、フェニックスホールに来て歌います!」

アンコールで夜景が登場

すぐに拍手がまとまって、アンコール。
音響がいいので、アンコールの手拍子もよく響きます。
浩子さんが登場してすぐに、ステージのバックの壁がすすーっと上がっていって、会場の外に広がる梅田の夜景が見えるようになりました。

浩子さん「眺めがいいから、最初から壁を上げて下さいってお願いしたら、やっぱり壁が下がってる方が音響がいいそうです。なので、アンコールがいただける前提で、アンコールの時だけ壁を上げてもらいました」

1階席だと梅田のビル郡が見えるんですけど、2階席からだと、ちょうど会場の前にある歩道橋が見下ろせる感じでした。
歩道橋を歩くカップル、めっちゃ多かった。チラチラとこっちを見上げてる人もいた。たまに子どもづれが通りかかって、小さな子が「あれなーにー?」みたいな感じでこっちを指差してたw

人生は一本の長い煙草のようなもの

ここでのアンコールの歌は、いい加減ネタが尽きてきたそうです。

浩子さん「この夜景に合う歌を選んでるんですけど、そろそろなくなってきました。まだやってない歌があれば、アンケートに書いて下さい。今回は夜景と関係なく、『夜空』のイメージだけで選びました」

「ガラスの巨人」が合いそうだと思ったけど、過去にやってるらしい。デスヨネー。

MOON SONG

すぐにダブルアンコールの拍手が起こる!

浩子さん、歌詞カードの分厚いファイルを持って登場。
ダブルアンコールは想定してなかったので、今ここで曲を決めます。
しかし、夜景に合う歌がなくて、なかなか決まらない。

浩子さん「何か、やってほしい曲ありますか?……今、誰か『エッグムーン』って言った?」

まったく都会の夜景に合わないw
(マザーグースっぽいのに!)

「MOON SONG」と「さよならDINO」が候補に上がり、後者には「うーん…でも、この景色だとゴジラになりませんか」と思わずコメントする浩子さん。
どちらがいいか、拍手の多い方で決めましょうということになり、僅差で「MOON SONG」になりました。ゴジラのコメントがなかったら、「さよならDINO」になってたかもね!

よいお年を

今日もたくさん笑って、透き通る歌声を聞いて、楽しいライブでした。
さすがにもう、年内のライブはこれで終わりだな。

会場でお会いした人たちとは、ひと足早く「よいお年を」とあいさつして別れました。
そうかー、もうそんな時期なのね。

というわけで、盛岡のファンの皆さんには申し訳ないですが、なぜか大阪で皆さんのリクエスト(の一部)を聞き届けましたよ!