Kindle書評『豚飼い王子と100回のキス』と『逃げるは恥だが役に立つ』

12月20日、ついに藤崎竜の『封神演義』Kindle版がリリースされると聞いて、Amazonギフト券を買い足したとりさんです。

申公豹と普賢真人が好きです。

ちなみに今週末の谷山浩子ライブin大阪、チケットが手に入りそうだったら参加するかもです。
彼氏が用事で会えなくなってしまい、「何しよっかなー、部屋の掃除しようかなー」とツイートしたら、数分後には「大阪でライブがあるよ」とリプライが飛んできました。タイミングよすぎて恐ろしい!
大阪でのライブは1度しか行ったことないや。

なんかちょっとね、「急遽チケット余ったんだけど行く?」って友達に聞かれて、ソッコーで行くと決めちゃうヅカヲタを笑えないなって思ったね。

Kindle本の感想、本日は少女漫画2本立て!
いってみよー。

海野つなみ『豚飼い王子と100回のキス』


海野つなみ、未読の漫画がKindle化されてたので、ぽちっとな!
アンデルセンの『豚飼い王子』をモチーフにした官能童話。でもSNSやクレジットカードやGPSが出てきて、どことなく現代風というかSFチックです。

海野つなみ、新境地?をひらく

最近の少女漫画家さんの中で、私が好きな漫画家さんのひとりなのです。海野つなみ。あっさりしてて見やすい絵柄なの。
高校生たちのオムニバス『回転銀河』も早くKindle化してほしいなぁ。

他にも、小公女をSFにした『小煌女』とか(微妙に百合風味)、古典文学『とはずがたり』を漫画化した『後宮』とか、Kindle化してほしいです!
『後宮』とかねー、天皇の後宮で生きる娘のドロドロな人生をさらっと描いてて、さらっとしてるから逆にリアルで「ほげっ…」て思ったわ。光源氏に育てられた紫の上のように、自分を異性として見ている男にそうとは知らず育てられて妻にされ、でも片思いの相手を忘れられず、さらに他の男にも襲われて…ふんだりけったりでござる。

話が長くなった。
そんな感じで、あっさりした絵柄で、さらっとしたお話を描く感じの人だったんですが、今回、初めてエロに挑戦されてます。
(『後宮』はもともとが古典文学なので、エロシーンも短いし、衣服で隠れてる)

あとがきで「ポルノを1度ちゃんと描きたかった」と書いてはりました。
ただエロいだけじゃなくて、ちゃんと物語があって、下品じゃなくて、普段レディコミやBLやTLといった(エロ描写も大きな売りになっている)ジャンルを読まない人にも読んでもらえるように、と。

もちろん、そういう最初からエロいジャンルの作品に比べると、そこまでエロくはなくて、さらっとしてるんですけどね。
でも、こういうエロも好みだぜ!何度も読み返したぜ!

ちなみに、アンデルセンの『豚飼い王子』をベースにしたのは、この話が 私が小学生の時にエロスに目覚めた話だったからです。
(あとがきより)

あーわかる。大人がうっかりスルーするような何気ない一場面に、子どもを「えっ、これは何?!」ってどきどきさせて目を釘づけにさせるものがあったりするんよね。
私にもそういう作品があったはずなのですが、さてどれだったか…。

あ、そういえば黒いマントを着た男の人が妙にエロく見えてどきどきしてましたね私。小学1年生とか2年生とか、あの時期。吸血鬼のモチーフが好きだったのもマントのせいです。テレビで見る手品師にもどきどきしてました。今はまったく感じないけど\(^o^)/

海野つなみ『逃げるは恥だが役に立つ』1巻


そして今度は、打って変わって現代日本の作品。
『豚飼い王子と100回のキス』が終わってすぐ始まった連載なのかな?

家事も帰省も「お金が出る労働」として割り切る、職業としての仮面夫婦

主人公は、失業中の20代女性。
仕事も金もないので、父の部下である男性の家政婦として働き始めたものの、ある事情から、「契約として、仮面夫婦やりませんか?」ということに。

彼女は主婦のふりをして家事全般をやりくりし、夫の実家への帰省などは時間外労働や休日出勤の一環として、嫁の役割をこなす。
もちろん、仮面夫婦なのでキスもセックスもしないし、寝室は別々…。

こういう漫画が出てくるのって、まさに日本ならでは。
だって、いまだに「結婚イコール就職」って感覚が残ってるから。

たとえ専業主婦志望じゃなくても、結婚は就職に似ている。
「こんな安い給料じゃ、しんどいですよー。稼いできてくれる旦那さんがいたら、生活していけるだろうけど…」
という声を、私も今の職場で何度か聞いた。

そんなこんなで、お互いの当面の生活を回していくために、夫婦生活を持たずに「職業としての結婚生活」を始めた主人公とその夫(暫定)。

今のところ、お互いに職場の上司と部下か同僚みたいなノリで、
「1年分のデータがとれたら、来年からはもっとうまく節約できると思います」
「いつも助かります」
「いえいえこちらこそ」
みたいな感じで会話をしていて、いっそこういうビジネスライクなスタンスの方が、世の中の夫婦は案外仲良くやっていけるのかもしれない…と思ったりしてしまう。

親しき仲にも礼儀あり。少し他人行儀な方が、相手への気遣いを忘れないのかもしれないね。

しかし、そんな「夫婦っぽくない夫婦」に薄々感づいて、「あのふたり、ホンマに夫婦なんか?」と疑う人も出始め…。

紙の方では2巻が出ているようです。楽しみですねー。

余談:その他、最近ぽちった本


先日までセール中だったので、宇宙の写真集またぽちっちゃった!
この人の本は3冊目ですねー。

フルカラーなので、Paperwhiteしか持ってへん人は楽しめないね!残念!(ドヤ顔)