Kindle書評『インコ様々』と『惑溺趣味』その他、紙の漫画『坂の上の魔法使い』など

最近、Nexus 7への興味をつのらせています。

というのも、Kindle Fire HDが重くて、おまけによくバグるから。

弟がよくNexus 7(2013年モデル)でネットしたり、ゲームしたりしてるんですけど、iPad miniよりもさらに小ぶりで、使い勝手がよさそうなのね。
それにiPad miniなんて職場に何台もあるし、自分でもiPhoneとMacBook Air持ってるから、次はAndroidがいいやー。まさか自分が何台も端末をほしがるようになるなんて、5年前には予想だにしなかったのですが!

持ち物が増えるのは嫌なので、かわりに他のものを処分して、つりあいがとれるようにしよう…。
同じタブレットのKindle Fire HDを手放すのが1番てっとりばやいけど、KDP本の実機チェックに使いたいからなぁ。それに、きれいなカバーをつけてるから、愛着わいちゃった。誰かにあげられるならいいけど。

といいつつ、今のところNexus 7は買っていないので、Kindle Fire HDで読んだ漫画の感想です。いってみよー。

東條さち子『インコ様々』


インコとの日々をつづった4コマ漫画。
ほのぼのペット漫画ではありません、みたいなことがレビューに書いてあって、逆に興味をそそられてぽちった。

個性豊かすぎる6羽のインコたち

もうね、めっちゃ笑いながら読んだ。
とにかく飼い主を攻撃してくるインコとか、同じあやまちをくり返すアホなインコとか。
1羽1羽、個性豊かといえば聞こえはいいけど、アクが強い面々も。

中でも面白かったのが、「頭のいいインコほど性格が悪い」というくだり。
頭がいいので、カゴの開け方を学習して脱走するし、人間のものまねをするんだけど、想像力が豊かすぎて被害妄想をつのらせ、人間を攻撃し続ける(しかも人間のまねをして、ぬいぐるみや孫の手といった武器を使う)

逆に、アホなインコは総じて性格がいい。
のんびりしていて愛嬌があるし、人間にもかわいがられる。そして、それを見た頭のいいインコはますます性格がひねくれていくという悪循環…。

人間もインコも、考えすぎるとロクなことがないようです。

明治カナ子『惑溺趣味』


土曜の朝、突然、とあるイメージが湧き起こって、小説を書き始めた。
そして「このイメージのもとになったのは、明治カナ子『坂の上の魔法使い』に出てくる旅路のシーンだな」と気づき、検索したら、明治カナ子の漫画が1冊だけKindle化されてました。
紙で読んだことあるけど、懐かしくてぽちっとな。

おっさんと青年の話が多い

これ、タイトルがいいよなーと思う。惑溺趣味。わくできしゅみ。
BL漫画なので、苦手な人は読まない方がいいです。描写もけっこう露骨だから。
しかも痛い話・暗い話が多いです。まぁ明治カナ子だし。

個人的に好きなのは「ベス」という前後編に分かれた話。
お金に困った青年が、「犬のふりをするだけで大金がもらえる」という仕事を引き受ける。「死んだ愛犬の魂が、人間の青年に宿った」と信じている男がいて、その男と一緒に暮らすのです。
犬の名前で呼ばれて、一緒に散歩へ出かけて、あとは養ってもらうだけの暮らし。でも、知らないうちに、青年はだんだん死んだ愛犬に似ていき、不思議な能力を発揮する…。
このあと、どうなったんだろうなぁ。

あとがきで、「古い作品が多くて、恥ずかしいやら、いたたまれないやら、まともに原稿を見返すことができず、ほとんどノーチェックで単行本化した」と書いてあって、親しみを覚えました。

紙の漫画が完結してたので買った

というわけで、Kindle化されてなかった『坂の上の魔法使い』も買いました。全3巻で完結してた。Amazonポイントが貯まってたから3冊とも無料で買えた。
2巻目は『無二の王』、3巻目は『黄金の川岸』。



私が紙の漫画を熱心に読んでた頃は、1巻目しか出てなかったのです。
今回、やっと続きを読むことができました。
一応BLなんだけど、BLが苦手な人でも大丈夫だと思う。ほとんどエロないし。
むしろ主従萌えの人とかにおすすめしたい。

とてもとてもよかった!
街のはずれにある丘の上で、強い魔力を持ちながら孤高を貫く無愛想な魔法使いのリーと一緒に暮らす、9歳の弟子ラベル。実は、ふたりは滅亡したセロハン王国の王家と深い縁があり、巻が進むにつれて、徐々にその過去が明らかになっていく。

3巻の「ラベル」という回で、リーを守ろうとして必死で立ち向かうラベルのシーンが1番のお気に入りなのです。
あっ、もちろん、リーと王のシーンとか、王と王妃のシーンとか、他にも好きなシーンいっぱいあるよ!読みながら、うっかり泣きかけてあわててページめくったりしたよ!

1巻の表紙は、リーとラベル。
2巻の表紙は、王とリー。
3巻の表紙は、成人したラベルとリー。個人的には3巻の表紙が1番好きです。

その他、続きが出ていたので買ったKindleコミック

なぜか今回は、私を泣かせにかかる話ばかりでしたよ…。


『町でうわさの天狗の子』、ついに11巻まできた。
確か12巻で完結ですよね?
うららちゃんのお父さんと康徳様のシーンとか、康徳様と春菜さんが秋姫を迎えにくるシーンとか、泣かせる話や、じーんとくる場面が多かったです。
うららちゃんとタケルくんのすれちがいっぷりとか、うららちゃんのお父さんとモミジちゃんの会話とかも好きです。


『四月は君の嘘』も、7巻がKindle化。
母親との決別という、これまた冒頭から泣かせにかかる描写で、ティッシュが手放せなかったでござる。
後半は、読者が薄々気づいていたであろう、かをりちゃんの隠している秘密がかいまみえる。
そして、椿が自分の気持ちにようやく気づく。

紙の漫画の利点:貸し借りしやすい

ひょんなことから、職場の人に「おすすめの漫画があったら貸してほしいです」と言われたのですが、手元にあるのが、おお振りだけでした。
紙の漫画は、ほとんど処分しちゃったからねぇ…。

よしながふみ『大奥』は紙で持ってるんだけど、弟が買った巻も混じってるし。
『もやしもん』も巻によっては、買ったのが私だったり弟だったり母だったりするので、シリーズを通しての所有権がはっきりしない。家族の共有って感じ。
(我が家では、金を出した人が所有者である)

萩尾望都や川原泉や大島弓子も紙で持ってるけど、自分より年下で「少女漫画は全然読まなくて、好きな漫画は『進撃の巨人』とか楠本まきとか」という人に、いきなり二十四年組の漫画を貸すのもどうかなーと…。
そう思うと、貸せるのがおお振りしかないという。
(ましてやBLレーベルから出てる『坂の上の魔法使い』とかハードル高すぎる)

Kindleは場所とらなくていいけど、紙の漫画みたいな貸し借りができひんのよね。相手がそばにいる時に、端末を渡して「今、読む?」みたいな使い方がせいいっぱい。
だから、誰かに布教したかったら、紙でも買っておいた方がえぇんやろな。