犬子蓮木さんのKDP(Kindle)本『ミライカナイ』の表紙をデザインしました

犬子蓮木さんのKDP本に、『ミライカナイ』というSF短編集があります。
これ、なかなか気に入っているのです。特に「千年想」というお話が好きです。

7月のある日、犬子さんが、「誰か過去の著作の表紙つくってくれないかな」的なことをツイートしていたので、思わず名乗りを上げたのですよ。
「この本が好きなんで表紙つくります!」と。

そういえば以前も、名乗りを上げるどころか勝手に表紙つくってましたね…。

というわけで、こんな風に犬子さんの本の表紙をつくったよ!というお話です。

※2013年8月25日18:45現在、Kindle版は表紙の反映が遅れていますが(商品ページの記載にはすでに私の名前が出てます)、パブーの方では反映されております。パブーの情報は、あまぞんの商品ページに出てるよ!

元の表紙

めっちゃオレンジです。オレンジと白のグラデーション。
そして、タイトルが上と下の両方に書いてあるという斬新なレイアウトです。
中央に、小さな文字で何か書いてあるみたいですね。Inuko Hasukiかな?
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デザインを考えます

犬子さんから、表紙に必要な要素などを教えてもらいます。

犬子さんからのメールには、タイトルや著者名は必ず入れてほしい旨に加えて、こう書いてありました。

あとは完全おまかせフリーダムでおもしろおかしくつっぱしってくれるようなことを期待します!

まかせろ\(^o^)/

たまたま彼氏んち滞在中だったので、まずは紙に簡単なラフを描いてみる。
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テキストは下部に両端揃えで配置。
また、『ミライカナイ』に収録されている短編から、それぞれひとつずつモチーフを入れることにしました。

  • 「幸せの青い鳥 -cyberbird-」からは、空を飛ぶ鳥
  • 「千年想」からは、観覧車
  • 「ばいばい」からは、たくさんのゴミ(というかコンテナ)

完成した表紙

初日は、文字の配置に15分だか20分くらい。
その後、残業フィーバーやら腸炎やらで1ヶ月近く作業できず…。
後日、約1時間半かけて絵を描いたり写真を入れたり補正したりして完成させました。
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紙に書いた、簡単すぎる(むしろ汚い)ラフとの落差!

フォントは、日本語が「はんなり明朝」、英語が「Lucida Bright」。

SFなので、宇宙とか夜のイメージがあったから、全体的に青と黒です。

右上の観覧車(をモチーフにしたただの円)のところで使っているのは、京都駅の大階段にあった巨大クリスマスツリーの写真です。キラキラと華やぐイメージ。観覧車だし。
下の方に使っているのは、おなじみ京都水族館のどこかにある水槽の写真。さすがに宇宙の写真は、iPhoneで撮るわけにもいかず…。

好きな本だから、読んでもらえたらうれしいです

一応Kindleストアでは100円で販売されていますが、一部で無料配布されてます。
犬子さんにお布施をあげたい人は買いましょう。
多少手間がかかっても無料の方がいいやーって人は、無料配布されてるところを探して下さい(あまぞんの商品ページに記載があります)

ご覧のように、私はまともなイラストが描けない人なので、ふわわーっと線描をあしらったり、写真を加工したりするのが関の山なのですが、こういう表紙を好きになってくれる人や、喜んでくれる人にぽつぽつ出会うと、やっぱりすごくうれしいし、ありがたいです。

この本の表紙を見て、気に入って、手にとってくれる人が増えたらうれしいな!

2013年8月26日22:00追記

Kindle版の方も夜中に無事、表紙が反映されましたねー。ひと安心です。

さて、犬子さんのブログでも、この件に関して記事が出ましたよ。
喜んでいただけて何よりです\(^o^)/

完全に別物ですね。なんですかねこのセンスと技術の差は。

それは多分、犬子さんがプログラム組んだり、小説の完成度を高めたりしている間に、とりさんがPhotoshopとたわむれていたからですよ。小説よりも表紙の方で評判のいいとりさん!いいのかそれで!

あと個人的には、「さりげなく感想を要求」「以上、自慢でした」あたりの表現がツボった。笑った。