谷山浩子『しっぽのきもち』で聞きまちがいの数々

さて、先日届いた谷山浩子の紙ジャケット復刻版シリーズ。
この中から『しっぽのきもち』を選んで、ちょっくら思い出話を書いてみようと思います。

父がダビングしてくれたアルバム

私が生まれて初めてふれた谷山浩子のアルバムは、この『しっぽのきもち』なのですが。
これは当時、父がレンタルショップで借りてきて、カセットテープにダビングしてくれたものでした。
テープのラベルに父が曲名を書いてくれた。
とりさんは当時7歳とか8歳くらいだったので、父は娘が読めるように、「恋」「愛」「歌」「時計」あたりをひらがなに変えてました。
おかげでその後、「あれ?漢字やっけ、ひらがなやっけ?」と迷うことが何度かあった。

そんなわけで、もちろん歌詞カードもありません。
とりさんは小中学校の9年間、耳で聞いたまま歌ってました。
だから歌詞を今でもかなり覚えていて、メロディーの細かい抑揚とかも割と覚えてると思います。
子ども時代に覚えた歌は特別です。

ただ、歌詞カードがなかったので、歌詞を聞きまちがえているケースが何ヶ所もありました。
今回は、その聞きまちがい+聞き取れなかった歌詞の思い出話をします。前フリ長いなー!

「しっぽのきもち」、「おはようクレヨン」、「まっくら森の歌」

このへんは、NHKみんなのうたでリアルタイムに見聞きしていたので、聞きまちがいはなかったです。
テレビに歌詞が出るしね。
(あとで出てくる「恋するニワトリ」は、両親は覚えてたけど、私は全然覚えてなかったので、アルバムで初めて聞いた)

「秋ぎつね」

♪ここん ここん すなおにさ

…「すなおにさ」が聞き取れず、「何言ってんのかなー」とずっと思ってた。
仕方なく、「すまもにさ」と歌ってた気がする。何やねんそれ。

♪かれには あの子がいて

…「かげには あの子がいて」だと思ってた。
あの子は彼の陰に隠れて、言い寄ってきた主人公を怖がりながら見てるんだろうなーと。

♪なみだ したのは はじめて

…「なみだ」が聞き取れず、適当に「なにが」とか「なにだ」とか歌ってた気がする。
基本的に、聞き取れなかった部分は同じ母音の音を適当に引っ張ってきてたのね。

♪ここん ここん よこれんぼ だった

…「横恋慕」という言葉をまだ知らなかった。
「え、汚れんぼ?」とか思ってた。とにかく何言ってんのかわからなかった。

「キャロットスープの歌」

♪おかあさんの うでしだいさ

…「おかあさんの うれしがりさ」だと思ってた。
子どもは嫌いだけど、お母さんは体にいいとか言ってうれしがって料理に使う、それがニンジン!って意味なのかと。

♪にくめない やさいだよ

…「にくめないよ さぎだよ」だと思ってた。
ニンジンをおいしくないとか言って憎むなんて詐欺だよ、本当はおいしいよ!それ、おいしくない詐欺だよ!って意味なのかと。

「エッグムーン」

♪だから ここにいなよ きみは ここにいなよ

…「だから ここにいない きみは ここにいない」だと思ってた。
意味が全然ちがうやん、それ!

♪きみは そらにはやっぱり にあわないよ

…「やっぱり にあわないよ」の部分が聞き取れなかった。
なんか空でやばいことがあったのかなーって思ってた。

♪きみのゆめは たくさんあるもんね

…「きみのうたは たくさんあるもんね」だと思ってた。
最初から先入観ありきで聞いてたんじゃないかというくらい、全然ちがう単語になってる。

♪まるいおさらの上の 小宇宙

…「小宇宙」が聞き取れず、「しょうだちや」と歌ってた。
だちや??
でも今もっぺん聞いてみたら、確かに「しょうだちや」っぽく聞こえた…。

「恋するニワトリ」

♪だけどあの人 こっちを見ても

…「こっちを見ても」を、「こっちを向いても」だと思ってた。
なぜか文字数を増やしている。

♪かいがらたべても てつにはなれず

…まるで何言ってんのかわかんなかった。
まさかニワトリが貝殻を食べて、しかも鉄になれないとか歌うなんて思わへんやん!

♪かいがらはじける むねの中

…「かいがらはじける」を、「かきがらはじける」とかなんとか歌ってた。
さっきの貝殻が聞き取れなかったので、ここも当然駄目だったのです。

「ニャコとニャンピ」

♪目がさめるたび しらないまちに

…「目がさめるたび」を、「目がさめたら」だと思ってた。
まぁ、ありがち、ありがち。
(この記事を書き始めたら想像以上にまちがいが多かったので、だんだんコメントしづらくなってきた)

「はじめてのピュンタ」

♪ピュンタ、ほら、はじめてのけしきばかり

…「はじめてのけしきばかり」を、「はじめてのけしきがたび」だと思ってた。
初めて見る景色が旅そのもの、という意味かと。
景色イコール旅って、いささか短絡的。まぁ小学生だったし。

♪おきゃくさん ナカナカ いかしてますぜ

…「おきゃくさんのななか いかしてますぜ」だと思ってた。
つまり、聞き取れなかった部分を適当に「ななか」とかなんとか歌ってた。

♪そうかね、ワハハ まんぞくわらい

…「それはワハハーハ まんぞくわらい」だと思ってた。
ここも連続でまちがえたんかい!

「愛をもういちど」

♪しなやかな 手足があれば

…「手足があれば」を、「手足があったら」だと思ってた。
ここでも無駄に文字数を増やしている。

「恋のタマゴ」

♪恋のてくだ 何も知らない

…「恋のテックは 何も知らない」だと思ってた。
ちなみにテックはテクニックの略だと思ってた。まちがえてるくせに、微妙に意味が通じてる。

♪背中で泣いてね 思いきりキメてね

…「思いきりキメてね」が聞き取れず、重い何かがあるのかと思ってた。

♪タマゴの気持ちよ あなたのてのひらの中でわれるわ

…「あなたのてのひらの中でわれるわ」を、「あなたのてのひらの上 あたためるわ」だと思ってた。
割れるはずだったのに、温めている…。
だって、主人公(タマゴ)の気持ちだって言うから!
これの少し前で「あたためて食べてね」って言ってるやん!あなたを一緒に温めたいんじゃなかったの?!
(聞きまちがいが多すぎて逆ギレ)

♪ふるえる心に とろけるキミ シロミ

…「とろけるキミ シロミ」を、「とろけるキミしよう」だと思ってた。
えーと、あなた仕様にとろけますって意味ですか?頭わいてんのかって言われそうですね。

「ほうき星の歌」

♪さまざまなものを 見せてくれた

…「さまざま魔物を 見せてくれた」だと思ってた。
本来の歌よりも怖くなってるというか、ファンタジックになってるというか、アイロニー…?
アイロニーなんて言葉、数年ぶりに遣った。

♪今夜もまた たずねてきたよ

…「たずねてきたよ」を、「たずねてきたる」だと思ってた。
なんでそこだけ文語調っていうか古典の文末っぽいんですか。

「花時計」

♪すべての時代の すべての娘の 思いを みつめている

…「すべての娘の 思いを」が聞き取れなかった。
なんて歌ってたかな。「すべてもむすめもものいを」とかかな。

聞きまちがえる原因あれこれ

一連の聞き取れなかった部分を見てると、

・単語を知らない →これかな?と推測できない
・助詞をまちがえて聞いてる →助詞だとわからず、後続の単語も意味不明に

という感じだったようです。

…以上、7~8歳の小学生が耳コピで覚えた『しっぽのきもち』、まちがいコーナーでした。
だんだん、まちがえた理由を書くよりも、なんでそうまちがえてん!と過去の自分にツッコミ入れるようなコメントになってっちゃったけど…。

なんか本気で思った以上にたくさんあって、今ちょっと自分にがっかりしてる。
でも、「こんな風にまちがえたんかよ!」とか、「ホンマにそう聞こえるんかな?」とか、面白がってくれる人がいるかもなー…と思って書いてみました。
気が向いたら、試しに該当部分を聞いてみて下さい。
おわる。