Kindle書評『刺青の男』と『探査機画像でたどる 火星』

犬子蓮木さんのブログで、「表紙が好みのKDP本」として紹介いただきましたよー\(^o^)/
わーい。ありがとうございますん。

ちなみに紹介をいただいたのは、こちらの本です(宣伝)

さて、黙々とKindleの積ん読を片づけております。
なんせ紙の本も2冊積ん読してるから!(1冊は父が貸してくれた)
さらに職場からも「仕事の参考にこれを読め」と雑誌を渡されてたりするから!

てなわけで、さっくり感想いってみよーう。

レイ・ブラッドベリ『刺青の男』


だいぶ前にぽちったのですが、短編集なのでちびちび読んでました。
主人公が、全身に不思議な刺青をもった男と遭遇し、その刺青のひとつひとつが動き出して語り始めるさまざまなストーリーを目にする…という設定の短編集です。

あまりにもちびちび読んでるから、また1冊、ブラッドベリの本が出てたよ!

ゆっくりKindle化されるおかげで、コンプリートしやすいのは幸か不幸か。

積ん読を片づけたら買おう…今は我慢だ…!

くり返し描かれる、バラ色とは言いがたい未来(でも人生ってそんなもの)

「火の玉」という短編が、『火星年代記』の収録作品と重複してました。
確か、『火星年代記』では新装版になってから収録された話ですよねー。私の好きな話。

ロケットで他の星に行く話が多いのですが、ロケットに乗らないSFも出てきます。
全体を通して、ハッピーエンドな話はほとんどなく、うっすらと暗く悲しい雰囲気がずーっと続いてました。
あと、『火星年代記』や『華氏451度』と似通った設定がよく出てくるね。焚書とかさ。

暗い気持ちにならないで、ほっとできるのは「ロケット」かな。
この話がラストだったので、読後感もかなりやわらぎました。

「今夜限り世界が」のように静かな話も好きです。
劇的なことが起こらない静かな話。本当は劇的なことが起こってるはずなんだけど、淡々と、日常の美しさ、いとおしさを描き出す。

「万華鏡」については、カスタマーレビューでいろんな人が「有名な作品」「よかった」とコメントしてますが、私は手塚治虫の漫画を思い出しました。『火の鳥』のどれかに、似たような場面があったような…。

岡本典明『探査機画像でたどる 火星』


ハッブル宇宙望遠鏡の写真集を出したあの人が、今度は探査機と火星ですよ!

さすがにハッブル宇宙望遠鏡に比べると、地味なのは否めませんが(きらめく銀河ではなく、火星の地表が延々と載ってる)、やっぱ買うでしょ。

パノラマ画像もお手のもの!

マーズ・パスファインダーやらキュリオシティやら、火星に降り立って調査を行った探査機の画像をたくさん紹介しながら、前作と同じく、読みやすい文章がついています。本当にNewtonみたいです。

他にもKDPで出てる写真集を何冊か読んでみたけど、いまいちなんですよね。
たいていの写真集は、小説と同じようなリフロー型でつくられてるから、微妙に写真が小さくなっちゃったり、変に圧縮されちゃったりして、魅力が半減してたりするの。画面いっぱいに画像が表示されなかったりして。

でも、この岡本さんの出してる本は、本当の雑誌みたいに、つくりこまれてます。漫画と同じ固定レイアウトだから、変に崩れたりしない。画像もおっきい。
画面いっぱいに広がる銀河やら、火星のパノラマ画像やらを見るのが楽しいよ!
カラーならではの醍醐味ですね。Paperwhiteだと見れないね。

あと、画面をスクロールしていくと、パノラマ画像を見渡せるのもいいですね。これが雑誌だったら、そこだけ折りたたんだ長いページになっちゃったりするんだけど。

私は萩尾望都も好きで、萩尾望都といえば火星の登場するSF漫画が多いので、「ここがクリュセ…!」とか、別の意味で興奮しながら眺めてました。

余談:Kindleさんが不機嫌

本を買いすぎたせいなのか、あれだけ端末から本を削除したというのに、何度もフリーズするKindleさん。
熱心にKindleで漫画を買っている人からは、「頻繁に落ちるので、やむなく端末から漫画を何冊も削除した」という声も出てました。やっぱり16GBとか32GBとかじゃ足りないよね…?特に漫画を買ってるとね…。