Kindle書評『留漫。』と『日本人の知らない日本語』

職場の人とふたりで歩いていた時、
「とりさんは最近ハマってるものとか、ありますか?」
と聞かれて、
「Kindleです」
と即答したとりさんです。お前、他に言うことないんか!

ぽちるのを抑えて積ん読消化に努めているので、現在のKindle蔵書数は132冊です。
ほら!思ったより!少ない!(そういう次元の問題じゃない)

今日は、さらっと読める漫画をいってみよー。
共通点は、「外から来た人が見た日本」。

ゼン・ミガワ『留漫。』

KDPで出た漫画です。
「キンドる速報」さんでレビューが出てて、興味を持ったのでぽちった。

わずかな情報を頼りに夢を抱いて留学し、夢破れて病み…

日本の漫画やアニメが大好きで、自分も日本で漫画家になりたい!という夢を抱いて、日本の専門学校へ留学してきたアメリカ人のゼン・ミガワ。

しかし、漫画家志望者や外国人の前に立ちはだかるさまざまな壁に苦しんだり、「専門学校生は子ども扱いされている(責任を守れる大人だと思われていないし、期待されていない)」と感じてショックを受けたり、鬱寸前になってカウンセラーの元を訪ねたり…さまざまな出来事が起こります。
このまま日本に失望して帰国してしまうのではないかと思うほどです。

特に驚いたのが、漫画家という職業では就労ビザがとれないという話。
確かに一部の売れっ子以外は恐ろしく不安定な職業ですけどね、漫画家…。

私の友達にも、「見込みあり」って感じで出版社の担当さんがついてた人とか、東京まで原稿持ちこみをしに行った人とかいるけど、漫画家にはなってない。
(かわりに、漫画周辺のグラフィックの仕事やら、美術系の修復の仕事やら、「絵を描く技術が活かせる仕事」についてる)

せっかく日本のコンテンツを愛して、遠くからやって来てくれたのになぁ…。
って思うと悲しい。

蛇蔵&海野凪子『日本人の知らない日本語 なるほど~×爆笑!の日本語“再発見”コミックエッセイ』

あの売れ筋エッセイコミックが、セール対象になってたのでぽちりました。
2~3巻もKindle化されてる。

日本語教師にとっての「あるあるネタ」や、「確かに、言われてみればその通りだな!」とネイティブをうならせる素朴な疑問を発する個性豊かな留学生たちとの交流を、楽しくつづった漫画です。
気楽に読めるよー。

語学を学ぶことは、文化を学ぶこと

とりさんの場合、大学時代に中国語を3年間やってました。
トルコ語もやろうとしたのですが、時間がなくて変なフレーズをいくつか教わっただけで終わった。
「私はお金がない」とか…。
(「日本人はお金持ちだと思われてるから、トルコに行ったら役に立つ台詞だ」と言われた)

英語クラスの知人は韓国語をやってたし、中国語クラスの知人はチベット語をやってたし、サークルの先輩はマダガスカル語の集中講義を受けるために東京へ行ってた。
ゼミの中でも、イタリア語をやってた人はそのまま交換留学に旅立ち、タイ語をやってた友達は「タイ語のおかげで英語コンプレックスを脱した!」と笑顔で語り、院に進学した人はモンゴル語をかじってたり。
学生時代は、英語以外の語学をやってる人が周りに多かったです。

こういう語学エッセイでも共通して語られてることですが、語学を学ぶことは、文化を学ぶことでもある。
「なんでやねーん!」「こうした方がラクなのに、なんでわざわざややこしいことすんねーん!」とか言って、価値観のちがいに驚きながら、それを面白がったもん勝ちです。
ホンマにおもろいんよー。
いったんおもろい思たら、些細な発見が全部おもろうなるんよー。
(いったん面白いと思ったら、些細な発見が全部面白くなるんよー)

その感覚を思い出して、にやっとしながら読んだ。
あと、入院した先生を、留学生の生徒たちが入れ替わり立ち代わりお花を持ってお見舞いに来る話は、ベタやけど心があったかくなったです。先生、慕われてるよなぁ。いいなぁ。

余談:似たような路線で気になってる本

中国嫁日記の人による語学エッセイ漫画。
でもKindle化されてへんねん…。