Kindle書評『有頂天家族』と『誰が音楽を殺したか?』

今週もKindle沼からこんにちは。
自分が読まない本を端末から消し始めました。端末に入る量は限られてるし、目に入ってきてもどうせ読まないんじゃあねぇ…。
(試しに買ってみたけどハズレだった本、懐かしさで買ってみたけど別になくてもいいやーっていう本など)

出版社から出てるプロの本もよく読んでるけど、最近はKDPで出てるアマチュアの本もどんどん買ってるよ!
KDPで出てる本は1冊1冊短いことが多くて、寝る前のちょっとした時間に読み終われるんよねー。ちょうどいいの。

今回はプロの本の感想です。

森見登美彦『有頂天家族』

Kindleストアを使い始めた頃は、
「えー、電子書籍なのに皆けっこう高いー!600円もすんの?」
って思ってました。ブックオフで買った方が安いやん!って。

しかし、KDPの本が100円で出ていることも多く、それに慣れてくると、
「プロの作品だし、長さも文庫本でしっかり1冊分あるから、アマチュアの短編6冊分だと思えば別にいっかー」
と思うようになりました。飼い慣らされてる…。

モリミーの本は何冊もKindle化されてますが、ちょうどセール期間があったのと、人間ではなくタヌキが主人公の話なので気楽に読みやすかったよなーと思い出したので、ぽちったのでした。
(紙の本で1度読んだことはある)

笑えるってけっこう大事

私が森見登美彦を好きな理由のひとつは、けっこう笑えるから。
仰々しくも馬鹿馬鹿しくふざけた文章だけでまず笑えるし、内容も笑えるストーリー展開のことが多い。もちろん『宵山万華鏡』みたいにシリアスな話もあるんやけどさ。

笑えるっていうのは、けっこう大事だと思うのよ!
だって私、笑いたいもん。

ハラハラドキドキするのも手に汗握るのも悪くはなかろう。でもだんだん年をとってくると、強すぎる刺激を受けるのがつらくなってくる。子どもの頃みたいに単純な気持ちで味わえないんです。この人の人生は今後どうなるのか、なんていろんなことを考えてしまうから。

正直な話、この『有頂天家族』も父親のタヌキが罠にかかって鍋にされてしまった悲しい過去があり、笑えるだけの話ではないのですが、もふもふの毛玉(タヌキ)たちが京都の街を駆け回っているのを読んでいると、ちょっと癒されます。

清水量介『誰が音楽を殺したか?』

こっちは雑誌『週刊ダイヤモンド』の特集記事をKindle化したもの。
自分が興味のある記事だけを1冊にまとめて100円で手軽に読めるっていうのは、なかなかいいねー。
つい最近の記事なので、2013年の予想も書かれてる。

CDを買わなくなった

♪誰がコマドリを殺したか?それは私、と…。

私もCDを買わなくなって久しいです。
数年前までは、谷山浩子のアルバムだけをCDで買ってました。ファンだし、歌詞カードがほしかったのもあって。
しかし今はアルバムすらもiTunesで買ってます。
持ち物を減らしたいから、CDも買わなくなりました。

谷山浩子以外のアーティストに関しては、YouTubeで聞いてみて気に入ったらiTunesで1曲ずつ買う。でも、iTunesで売ってなかったら買わない。レンタルもしない。だって面倒くさいから。
私は音楽よりも本の方が好きなので、そんな金と時間があったらKindleで本買っちゃう。

先日も職場の人と、

「誰それは?」
「タワレコに寄ってから来るそうです。CD買ってくるって」
「へー、あまぞんで買えばいいのに」
「ですよね。いろんなもの見たいんやったらお店に行くけど、買いたいCDが決まってる時はあまぞんで買っちゃいますよね」
「むしろiTunesでいいやってなるよね」
「そうなんですよー」

なんて会話をかわしました。

でもさ、私が高校生の頃(10年以上前)も、CDが売れなくなってきてるよねーって話を聞いた気がするんよね…。

その頃はMDが流行ってました。人間に聞き取れない音域の音をカットすることで、容量を小さくできる媒体。借りてきたCDを、カセットテープの代わりにMDへダビングしてたのね。iPodの普及で駆逐されちゃったけど。
んで、音楽が好きでPCを持ってる一部の人が、レンタルしてきた流行の音楽をCD-ROMに焼いて、そのCD-ROMを友達同士で貸し合って自分のMDにダビングしたりしてた。当然、彼らはCDを買わない…。

あの頃、一部のインディーズバンドは、自分たちの音楽をCDではなくカセットテープで販売したりしてた。4曲くらいのシングル程度の量で、カセットテープ1本100円かそこら。私も買ったことがある。
「CDにこだわらず、カセットテープで販売して飛ぶように売れているバンドもある」みたいな記事を、新聞で見かけた気がするんよ。

どうなんでしょうね。確かにお金がなくなったら、音楽制作にかける金も時間も余裕も失われていく悪循環になるのでしょう。
谷山浩子のように個性的なアーティストは、デビューすらできないかもしれない。もしくは、ネット中心で細々と活動して、でもお金にならないので副業を別にやらないといけなくて、ライブも回数を増やせなくて、みたいになるのかもしれない。

でも、音楽も小説も漫画も、一部の売れてる人以外は皆カツカツで、会社員やバイトを他にやりながら…っていう人の方が多いやろな。