Kindle書評 『もりぞお世界一周紀行 キューバ驚愕編』と『限界集落(ギリギリ)温泉』

残業が増えると、心身の余裕もなくなるし、本も読めなくなるし、いいことないよね…。残業代が出ても、病んじゃったら意味ないよ!
だから週末は本を読みましょう。

土曜の夜に、KDPで出てる本を、さくっと2冊読んだよー。

森山たつを『ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行 05.キューバ驚愕編』

バックパッカーと言いつつビジネスクラス。
いろんな国を旅したシリーズのキューバ編です。
インタビュー記事も出てるよ。

なぜかいきなりキューバ編を選んでしまいましたが、農業面でもキューバが脚光を浴びている場面もあり、興味あったんですよ。
エネルギーをあまり使わない暮らし、という観点からも、キューバに注目している人たちがいるよね。

ブログ感覚が活きてる

日本もキューバも極端だよなぁと思いつつ読んだ。
写真がたくさん入ってるので面白いです。さすが旅行記やでぇ。
ただ、誤字は多かったかな…。
もともとが旅行ブログなので、ブログ感覚でさくっと読めます。

最後の数ページは、著者の宣伝コーナー。こんな商売してるよ!とか。
次はインドネシア編か、ブラジル編を読もうかなぁ。

そういえば大学1回生のクラスでお世話になった先生、確かあのへん一帯が研究対象じゃなかったかな?
森の奥の方に行ってフィールドワークしたり(ハバネロより1000倍辛い唐辛子を食べてのたうち回ったらしい)、独裁政権の首都や地方の貧富の差がどうとか、この街では観光客向けにゲバラのTシャツ売ってるけど別の街でそれを着てたら軍に捕まるとか、なんかそんな話をしてはったような。
あの頃、チリのピノチェト政権の話も出てたから、記憶がごっちゃになってる。もっとちゃんと聞いとけばよかった。

鈴木みそ『限界集落(ギリギリ)温泉第一巻』

こちらは漫画です。
プロの漫画家が、KDPで自分の作品を出しちゃったよ!
これもインタビュー記事が出てた。

過疎化の進む田舎で、都会から逃げてきたゲームクリエイターやオタクの人々が、廃墟寸前の温泉宿を立て直そうとする話。

観光都市といえば我らが京都ですが

過疎化といえば父の出身地が思い浮かぶのですが、もう何年も行っていないので、正直なところ実感は湧かないのです。
私の地元なんてバリバリの観光都市・京都ですから…。

観光で地元に人を呼ぼうとするなら、住民の意識から変えて行かないといけない。
っていうのは、いろーんなところで嫌というほど聞く話ですよね。

京都はただでさえ道が狭くて一方通行の道も多いのに、不慣れな観光客が車で遊びに来るから、ますます道は混雑する。バスは遅れまくる。
修学旅行生は騒がしいし、狭い歩道いっぱいに広がって歩くし、バスの中でもはしゃいで通勤客の邪魔をする。

よそ者は地元のルールなど理解しないし、そのへんを散らかしていくことも多い。
テレビの京都特集に至っては、毎年同じ場所ばかり映していて、しかもそろいもそろって観光目的の地域なので日常の生活風景とは遠くへだたっている。そろそろ視聴者の皆さんも見飽きてるんちゃうか…。

でも、本音と建前を使い分けることで有名な京都人(笑)は、微笑んでお世辞のひとつも言うし、観光客が道に迷ってたら親切に教えるし、そんなもんだと思って最初からあきらめている。

だって観光客に逃げられたら、京都からどれだけたくさんの稼ぎが奪われることか。
そういう感覚ってね、過疎化の進む田舎に根づかせるのは、相当の時間と努力が必要だと思うの。

…って、本の感想のはずなのに、京都の話ばっかりしてるー?!

『限界集落(ギリギリ)温泉』は、観光で村おこしをしようとしてるわけじゃない。
でも、温泉宿を救うために、成り行きで村おこし的なイベントを立ち上げてしまう。それも地元の名産品アピールとかじゃなくて、カルトな人気を持つ厨二病のコスプレイヤーをアイドルに仕立てたりという、田舎の年寄り連中にはさっぱり理解できない方向で。

まだ1巻しか読んでへんけど、全4巻で完結。
この先どうなるんやろ。面白そうだのう。