Kindle書評 『グイン・サーガ1 豹頭の仮面』と『セルフパブリッシング狂時代 [第二版]』

週末は読書とネットとブログです。活字まみれ!
彼氏は毎日のようにKindleストアで無料アプリをチェックして、ラジオやらゲームやらのアプリを落としていますが、私は毎週金曜日にKindleストアでセール対象の本をチェックして、減らしたはずの積ん読を再び増やしています。

安いから買うってわけじゃないんだけど。
(そういう人は損得勘定で買ってるだけで、本当に読書が好きなわけでもないと思う)

でも、セール対象のページを見てると、自分が普段の検索では見つけられないような本がいっぱい並んでるから、
「お、こんな本もあったのか」
っていう出会いがあるんですよ。
「そういえばこの漫画、興味があったんだよなー」
って思い出して、試しに1巻だけ買ってみるか…とかね。

Kindleありがとう。あなたのおかげで毎日が楽しいです。
いつでも持ち運べる自分専用モバイル図書館!こういうのがほしかったんや…!

そんなこんなで、今日も本読んだよー。

栗本薫『グイン・サーガ1 豹頭の仮面』

あの世界一長いことで有名な小説。著者の死で未完に終わったシリーズ。
年末年始のセール期間中に、1〜5巻をぽちりました。ようやく1巻読んだよー。

うーん…どうやら私、ヒロイック・ファンタジーはそれほど好きじゃなかったっぽい。
続きが気になる!読みたい!とまでは思わなかった。
次から次へと手に汗握る展開が続くので、好きな人にはたまらんやろなぁ。

あとなんだろう、うまく言えないけど「西洋の宗主国」的な視線を感じた。
背が低くて毛深いセム族のことを蛮族だの猿だのと連呼したり。国を滅ぼされた王子と王女の外見を白人のような、エルフのような外見で美しく幻想的に描写してたり。

主人公たちが、セム族のことをそう思っているからという理由で、蛮族だの猿だの描写してたんやろけど、私はすごく引っかかったな…。
こういう価値観の世界にアジア人が出てきたら、やっぱり蛮族扱いされそうだもの。「顔が平らで醜い」「肌が黄色くて貧弱な体格」とか言われてさ。
…気にしすぎか。

そして、なぜか自分は昔から『グイン・サーガ』のことを、
宇宙を舞台にして、さまざまな惑星間で戦争や駆け引きが起こる壮大な叙事詩」
だと思ってました。全然ちがうよ…舞台は中原だったよ…!

佐々木大輔『セルフパブリッシング狂時代 [第二版] – 紙の代替ではなくウェブの延長としての電子書籍』

積ん読がかなり減ってきたので、よーし、今度はKDPの本を買っちゃうぞー!と思ってぽちった中の1冊。
うわさに聞いていた通り、あとがきの後ろにある増補の方が長いです。

同姓同名の有名人は他にもいますが、この佐々木大輔さんはNHN Japanで働く佐々木大輔さん。
「ライブドアブログを担当してる人」として覚えるとわかりやすいです。著者紹介を見たら私より3つ年上だった。年が近い…!(衝撃)
当然のことながら、この本の中でも、「よかったらライブドアブログでKDPしてみない?」って感じでPRされてます。

私も、
「どっちかっつーとKindle本は、紙の本とネットの文章の真ん中くらいの感覚だなぁ」
「むしろネットに近い。だから時間があいた時に読みやすいんだよなぁ」
って思ってたので、この本のタイトルに反応してしまったのでした。

似たような発言をついったーでも見かけたけど、アマチュアが自分で気軽に本をつくって販売できるということは、段階を踏んで経験や修行を積むことなく、いきなりプロの作品と同列に並べられて容赦なく叩きつぶされていくということでもある。

あれですね…新卒採用という制度がないために、経験者やトップレベルの技術者ばかりに採用が集中して、就業経験を持たない普通の学生は内定をゲットできないというヨーロッパの話を思い出させますね…『ノマドと社畜』に出てたアレ。

今後、同人誌やブログのまとめを電子書籍で出すケースが増えるかもしんない。
その時、そういうのを特集するカテゴリがあったりしたら、助かるだろうなーと思いました。
一般書籍と同人誌が一緒くたに並んで売ってたら、たいていの人にとっては買いづらいやろな。たとえ自分の部屋では同じ本棚に並んでいたとしても。

あまぞんの対応を待たずに、そういうニッチな需要に特化して特集するブログとか、まとめサイトとかが出るかもしれませんね。
「KDPの本だけをまとめたサイト」とか、
「こういうジャンルの同人誌っぽいKDPの本を紹介するサイト」とか。
つーか出ると思う。

ぶっちゃけ、Kindle本って、Amazonアソシエイトで稼ぎやすいから。
紙の本とちがって配送の予定とか気にしなくていいし、ほしいと思ったその場で買っちゃうし、慣れてる人ほど抵抗なく反射的にぽちっちゃうものだから。まとめサイトをやってる人にとっては、おいしいんじゃないの?

この本は今後も何かあるたびに内容が書き足されていって、それを読者がアップデートして読むことができるよ!っていうスタイルだそうです。電子書籍の利点を活かしてるよねー。
あとは、アップデートがもっと簡単にできるようになればいいんだけど…あまぞん側の対応に期待してるよ!