Kindle書評 『百億の昼と千億の夜』と『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』

きんどるどうでしょう」には、Kindle本についての告知をお願いできるコーナーがあります。
告知をお願いすると、きんどるどうでしょうのサイトで簡単な告知記事を書いてもらうことができます。ありがたいのう。

せっかくなので、先日初めて出したKindle本の告知をお願いしてみました。
そしたら、こんな告知記事をいただいた。

キンドル沼におぼれる書評家キンドラーのとりさんから新刊の告知依頼をいただきましたのでご紹介。

「キンドル沼におぼれる書評家キンドラー」…!
先日は「積ん読キンドラー」という称号もちょうだいしましたが、何ひとつ反論できない現状です\(^o^)/

では本日も、積ん読で深みにはまるKindle沼からお届けします。
(積ん読で 深みにはまる Kindle沼…五七五?)

いってみよー。

光瀬龍『百億の昼と千億の夜』

日本のSF小説の中でも特に有名な作品。表紙は萩尾望都!
萩尾望都が漫画化した作品の方は持ってるんですが、原作を知らなかったので、Kindle化に乗じてぽちった。
ちなみに漫画の方はこちら↓

漢字は偉大だった(漢字がほしかった)

これを読んでひとつだけ、どうにもつらかったのが、後半に出てくる、おりおなえの台詞。
全部カタカナなんですよ…。
他にも時々、全部カタカナでしゃべる登場人物がいた。

外国語っぽさ、機械っぽさを出すために、台詞をカタカナで書く表現って、主に漫画でよく見かけるよね。昔の漫画とか特に多そうな気がするけど、どうなんやろ。

竹宮惠子の『地球へ…』でも、機械の台詞はカタカナ+漢字で、カタカナ表記のところは逆にひらがなになってた。
だから、ひらがなとカタカナが反転したものとして読めば、そんなに読みづらくはなかった。

でも、この小説に出てくるカタカナの台詞って、漢字とか、ひらがなとか一切ないんですよ!全部カタカナなんですよ!熟語とかも全部!
しかも英語とちがって単語と単語の間にはすきまがない。みっちりカタカナがつまってる。
めっちゃ読みにくい。意味もわかりにくい。
読むのが苦痛で、正直なところ、最後の方はほとんど読み飛ばしてました。あれは本当につらいよ…。

それ以外は面白いんだけどなー。

日本語っておもろいね。『シ』という音ひとつで、いろんな意味を連想させるから、そのへんをあれこれ想像しながら読める。

荻原規子『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』

前から興味があったシリーズ。1巻目を読んでみた。
荻原規子といえばあれです、勾玉三部作。古代日本を舞台にしたファンタジー。
今は徳間書店から出てるみたいだけど、私が小学生の頃はベネッセ(福武書店)から出てたんですよー。「BEST CHOICE」っていう児童文学の単行本レーベルがあって、国内外を問わずたくさんの本が出てたの。その後なくなっちゃって、買っとけばよかったーって後悔してる本がたくさんあるんですよ!トッレ王とか!
(話がそれた)

その勾玉三部作で有名な荻原規子の最新作が、RDG(レッドデータガール)シリーズ。
これも日本が舞台です。

主人公の性格で評価が分かれる

主人公の女の子が、内気すぎて気弱すぎて、おまけに「わからないことがあっても誰かが教えてくれるまでは知らなくていいやと思ってて、疑問も抱かないし知ろうともしない」みたいなところがあるので、読みながらイラッとする人も多いだろうなと思った。
私は普通に読めたけど、ちがう気分の時に読んでたら若干いらついたかもしれない。

今のところ紙の本は6巻、Kindle本は3巻まで出ているのですが、彼女がこういう性格なので、それに合わせてストーリー展開もゆっくりしているようです。
続きを買うかどうかは、まだ決めてない。
でもKindleを買ってから積ん読が増える一方なので、そのうち忘れそうだ…うーん。

逆に言うと、こういう性格の主人公なので、目が離せない展開になる…かもしれない。続きは知らないから適当だけど!
だってほら、気が強い女の子とか、しっかりしてる女の子とかだったら、ある程度の展開は読めるけど、気弱で内気でぼけーっとしてる女の子って、何をしでかすか、わからんところがあるよね?
あるいは、彼女の成長を楽しむという読み方もできるかもしれない。

…他にも読みたい本がたくさんあるので、続きをぽちるのは後回しになりそうです。
5巻あたりまでKindle化されるのを待ってから読んでもよさそうだなー。