フランク・B.ギル 『鳥類学』 第1章を読んだ

というわけで、長い道のりの始まりです。
昨日は、まえがきや鳥類学の歴史といった部分を読んで。
今日は第1章を読んだ。
ちなみに全部で21章ある。

第1章、1ページ目から誤植を見つけてしまいました…。
David Quammenという人の文章を引用してるカギカッコ、終わりの”」”が抜けてた。
おかげで、どこまでが引用部分かわからず。
この、「」がそろってへん誤植、特にネットの記事でめちゃくちゃ多いですよね。

それはさておき、第1章「鳥類の多様性」の感想。

Q. どうして鳥には歯がないの?

A. 体重を軽くするためだよ!

…あ、そうか。
歯を支えるための骨って、重いのね。

そのため、丸呑みした食べ物を消化すべく、鳥には砂嚢(さのう)が備わっている。
それは知ってた。
けど、砂嚢という名前の通り、胃に小石が入ってて、その小石で食べ物を砕く程度のものなんだと思ってた。
ちがいました。
強力な筋肉でできているのだそうです。

Q. 強力な筋肉って、どんなんよ?

A. シチメンチョウの砂嚢は、鉄製の針や、外科用のランセット(小刀)も変形させます。

ぎゃああああ!

鉄製品を変形させるほどの胃袋なので、クルミなんてバリバリ砕きます。
もちろん、鳥の大きさや食べ物の種類によって、砂嚢の構造もちがうけど。

懐かしのガラパゴスフィンチ

あと、ガラパゴスフィンチのくちばしの大きさや形が、その年の環境によって個体が生き残れる確率を左右し、環境の変化にともなって大型のくちばしの個体が激増したり激減したりする…という話は、すごく懐かしかったです。
『フィンチの嘴』という本を、3~4年前に読んだから。

これこそまさに、進化と生存競争と淘汰の物語。
けど、アメリカには進化論を拒絶してアダムとイブの物語を固く信じている人が多いので、そういう人とのやりとりも本に収録されてる。
このフィンチの研究者が、進化という言葉を一切使わず、自分たちの研究について説明すると、そういう人たちはものすごく面白がって、感心して話を聞く。
なのに、これが自分たちの敵視する「進化論」そのものの話なのだと知ったとたん、手のひらを返す…。
この現代社会に生きて、さまざまな恩恵を受けながら、都合よくその部分だけ耳をふさいで聖書を鵜呑みにするって…なんか、田舎くさいわ。
それでも世界中からエリートや研究者が集まってくるアメリカ。
一般の人との落差が激しすぎる。

おっと、話が脱線した。

Q. 鳥はほとんどが肉食か雑食です。なぜですか?

A. 草食だと、複雑で大きな消化器官が必要になって、飛びにくくなるからだよ!

すべてが飛ぶために特化している鳥類の皆さん。
草を食べようとすると、消化に時間がかかります。
食べたものをずーっとお腹の中に入れてたら、体が重くて飛べません。
草食だと、腸とかも、びろんびろん長くなっていくので、やっぱり体が重いです。
(穀物中心の食生活を送ってきた日本人は、欧米人に比べて腸が長いそうですね…)

子どもの頃、「翼をください」っていい歌だなぁとか思ってましたが。
大空に翼を広げて飛んでいこうと思ったら、たくさんのものを捨てなければならないようです。
すぐ消化して、すぐ糞になって出ていくんよね、鳥の食べたものって…。

第2章は、歴史です。
アルケオプテリクスとか、懐かしい名前が出てくるよ!