僕は鳥じゃないし、きっと帰るし、おひさまが好きだ

谷山浩子について語ろうのお時間です。

谷山浩子ご本人については、私もライブ行ったりファンクラブの会報読んだりしてるし、ファン歴の長い人からあれこれ話を聞いたりもしてるし、定期的にネット巡回してチェックしてるし、そこそこ情報を持ってはいるけど、私より詳しい人はいくらでもネット上にいるのよね。
(ファンの中には、理系の人・ネット黎明期からサイトを持ってる人などが多い)
それに私、ライブでのリクエストを当てたことがないし、ファンクラブ限定イベントも行ったことないから、まだ浩子さんと直接口をきいたこともないし…。

だから、ご本人についてではなく、歌について、自分の思い出とかイメージとか友達と言い合ったこととか独断とか偏見とかを語ってみよーう。

アルバム『僕は鳥じゃない』の思い出

さて、どの歌について語ろうかな…よし、これだ!
1999年のアルバム『僕は鳥じゃない』より、「僕は鳥じゃない」、「僕は帰る きっと帰る」、「おひさま」。

とりさんが持っているのは高校時代に買った旧版ですが、すでに廃盤らしく、紙ジャケの復刻版が9月に出る予定です↓

アルバムは確か高1の時に買いました。
授業が終わったあと、高校の廊下で友達とだらだらホームルームまでの時間をつぶしながら、「僕は鳥じゃない」を口ずさんでいた記憶があります。
河原町のブックファースト(映画館とつながっていた気がする)の脇に小さなCDショップが併設されていて、そこは長年、谷山浩子を何枚も置いてくれている数少ないお店でした(谷山浩子データベースにも記載されていた店だった)
そのお店で買いました。
その後、ブックファーストは閉鎖して四条河原町のコトクロスという新しいビルに移転し、跡地にはファッションショップの集まった商業ビル・ミーナ京都ができた…と思います。もうすっかり記憶もあやふやですが。
もちろん、そのCDショップはもうありません。そしてお店がなくなるよりも前に、そのお店からは谷山浩子が消えてしまいました。

谷山浩子27枚目のアルバムです。
「谷山浩子から27枚目のメッセージ」とかなんとかいうキャッチコピーとともに、海辺を歩いている浩子さんのポスターがついていました。
ポスターの裏面にはアルバムづくりの中で感じたこと(遊園地についての考察)とか、こんな歌だよ!とか、業界の人からの絶賛メッセージとかが書いてありました。
現在、そのポスターは手元にありません。多分、とりさんの捨て魔がピークだった頃に捨ててしまったのだろうと思います。

さて!アルバムの思い出はこんなところで、歌について語ろう。

「僕は鳥じゃない」に共鳴した厨二病時代

これ、初めて聞いた時から、歌詞が大好きでした。
なんでかというと、厨二病全盛期のとりさんの信念が、

「愛が深ければ憎しみも深くなる。だったら愛さなきゃいーじゃん。そうすれば憎しみも減るじゃん」

というものだったからです。何がどうしてそうなった。

何かの本で、

「誰かを深く愛するということは、それだけ強い感情が自分の中にあるということで、そういう人(生き物)は他の誰かを深く憎む。愛するけど憎まない、みたいな都合のいいことはできない」

みたいな記述を読んだんですよね。ペンギンと比較して、人間はペンギンにはなれない、みたいな話を。
それを読んだ中学時代のとりさんは、

「そうなの?じゃあ強く誰かを愛したりすることをやめればいいんじゃないの。そうすれば強く憎んじゃうこともなくなって、自分の感情の強さに苦しむこともなくなるでしょ」

と簡単に結論を出してしまったのです。エェー。

そんな私は、この歌のサビの、

「鳥は鳥 どうでもいいそんなこと 笑わずに 愛さずに 生まれて死ぬ」

という歌詞がすごくお気に入りでした。
自分もそうやって生きられたらラクなのにと思ってました。
あれから12年たった今、いまだに箸が転げてもおかしい年頃みたいに、しょっちゅう変なところで笑ってる人になりました。
笑った方が生きやすい。だって私は鳥類じゃないから。

「僕は帰る きっと帰る」の帰り道

この歌については、
「酔っぱらって逆方向の電車に乗ってっちゃった人が、家に帰ろうとする話だよね」とか、
「はぐれた飼い主のもとへ帰ろうとする犬の話でしょ」とか、
ライカ犬クドリャフカとかソフトバンクのCMのお父さんとか、いろーんなイメージ(解釈)がありますね。

私の中では、どこまでもずっと続いていく、真昼の道のイメージです。
青空がすかーんと広がっていて、道の両側は家も何もなくて、だだっ広い麦畑か何かがひたすら続いてるの。その真ん中を、舗装されてへん砂色の道がまっすぐに、地平線まで続いてるの。
今年の5月頃、彼氏んちから帰宅する途中、ふいにこの歌のイメージがぶわっと襲ってきて、「この歌の小説、書けそう!」と思ってケータイにメモったんですが、いまだに書いてません。

この歌は、カラオケでよく歌います。
谷山浩子を知らない人の前でも歌いやすいです。それにキーを上げると、すごく歌いやすい。
(高いキーの歌しか歌えないので)

ほのぼのと「おひさま」

歌詞は谷山浩子バージョンと、岩男潤子バージョンがあります(提供曲だから)
谷山浩子バージョンは、ちょっとお互いに関係がこなれてきた様子の、ほのぼの感がいいのです。
鴨川の河原を散歩してるイメージです。「ふたり寝ころび 雲を見る」のは、土手の草んとこで。

現金なことに、4月頃から口ずさむ回数が急上昇しました。
言わずと知れたことです。一緒に河原をお散歩したり、河原で日なたぼっこしたりする彼氏ができたからです。本当に現金。
実際に、観光客だらけの春の鴨川で、桜の花びらが風でぶわんぶわん散りまくる中、彼氏と土手に座ってぼーっとしながら、この歌を口ずさんでました。

最近は、

「気むずかしいと評判の ぼくがいそいそきみのあと」

という歌詞に、「…まるで見てきたようだ」と思いました。
気難しくはないけど、ちょっとばかり無愛想。誰とは言わないけど。にやにや。
こういうカップル、けっこう多そう。

またこの調子で、谷山浩子の歌と自分の思い出について好き勝手に書き散らそうと思います。